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鉄道警察実習生 自殺者救助で脚を切断――中国

2012年07月18日 16時30分13秒 | 気になるニュース

ネットユーザーが撮影した事故当時の様子


2012年7月9日、午後5時40分、徳州発―ハルピン行きの1547次列車(一部では1546次と報道)が河北省昌黎駅でメンテナンスのため停車、乗客が車上で待っている時、中年の男がホームから飛び降り、線路内に侵入、線路の中心に向かって走った。
この時、列車がゆっくりと駅に入り始め、男まで10数メートルとなった時、1人の警察官がすぐに追いかけ、線路の中心から連れ戻そうとした。
この時、運転手は緊急ブレーキをかけるなどの措置を試みたが、救助にあたっていた警察官も巻き込まれてしまった。自殺を図った男は頭部、腹部などをケガし、その場で意識を失った。警察官は両足を列車に轢かれ、列車の圧力によって足は切断されていた。左足はふくらはぎの中間部分で粉砕され、右足も粉砕された状態で、発見することはできなかった。




自殺者の救助にあたった警察官は、李博亜(リー・ボーヤー)さん、20歳、河北省出身。
2011年、北京市にある公安部直属の鉄道警察官高等専科学校に入学し、事故に遭った7月9日までの17日間、事故が発生した昌黎駅で実習中だったという。


事故後、李さんと自殺を図った男は、秦皇市第二医院に救急搬送された。自殺を図った男は現在も意識不明。
李さんは、切断した左足を右足に移植する手術を受け右足を残す望みがあるという。3度にわたる手術を受け、現在、李さんの状態は安定し、左足を移植した右足の血管の血流も良く、足の裏がかゆいと感じるなど、感覚も出てきたという。


事故後、公安部と鉄道部門の役員は、全力で李さんを救うようにと書面で指示を出し、彼が所属する学校でも全学生に向けて「李博亜に学ぼう」と呼びかけた。





13日、北京鉄道警察側は、李さんが学習、職務の責任を尽くし、自分を捨てて人命救助にあたった英雄として表彰し、北京鉄道公安局党委員会じは、李さんに20万元の慰問金を贈った。そして、北京鉄道公安局は「李博亜に学ぼう。職責を尽くし、人民に従事して、忠誠ある衛兵になろう」という活動を展開するという。李さんが、卒業後に鉄道で仕事をしたい場合、鉄道部門は彼を採用可能とのことだ。


鉄道警官高等専科学校の江宜懐(ジャン・イーファイ)副校長によると、公安部は李さんに「全国公安系統二級英模」(全国公安システム二級模範英雄)の称号を与えたという。

(記事 若林亜希)

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