ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

1年がたつ

2011年06月16日 23時16分02秒 | 日記
任国に来たのは 2010年6月21日。
もうすぐ1年がたつ。

この1年間の活動を振り返って発表する中間報告会と
健康診断があるため、バンコクへ上京。



「明日から私、いないよ。月曜日に戻ってくるよ。」
と、カウンターパートに言いたかったけれど、
カウンターパートは午後子どもたちの家庭訪問に出て留守。
会えずじまいのため、折り紙を折ってメッセージを書いたメモと一緒に置いてきた。
    

すると、これがうれしかったようで、翌日、嬉々としてカウンターパートから電話が。
 「さちえ、今バンコクにいるの?いつコンケンに帰るの?」
 「着物、きれいねえ。」
と、なんてことない会話なのだが、折り紙と置き手紙を喜んでくれての電話だというのが
伝わってくるので、私もそのなんんてことない会話がうれしい。


歯科受診があったり、療養したりでバンコクに行くことがここ多かったのだが、
「またなの?」と思われてしまうんじゃないかという不安を少しぬぐってくれた、
このカウンターパートからの電話。
一本電話するだけでこんなに相手を喜ばせることってある。
おたがいにうれしい気持ちが伝わった電話だった。



家から出て、ソンテウに乗る大通りまで、大きな荷物を持って歩く。
発表用のちゃんとした服、今回はパソコンもあるし、重い重い。
夕陽がまぶしく照りつける下、目を細めて汗をかきかき歩いていると
私の手をぎゅっと握る人が。
うちの近くでいつもお惣菜を売っているおばちゃんが、私を呼びとめて声をかけたのだけど
私が必死に歩いて気付かないので、追いかけてきて手を握りひきとめたのだ。

「ジャパイナイ?」 (どこいくの?)
まぶしくて下ばかり見て歩いていた私の顔をのぞきこみ、手を握って聞く。
会議と健康診断で、バンコクに行くのだ、バスターミナルに行くのだと言うと
そんな重い荷物でかわいそうに、その大通りまで送ってあげるからと
すぐにバイクのエンジンを吹かす。
    

見ている周りの人たちも、食事をしているお客さんたちも、
「なになに? バンコクにいくのか」
「送ってもらえ、バスターミナルまで。」
「荷物が重いじゃないか。」
と口々に言ってくれる。
    
タイ人の親切さって、本当に身にしみちゃう。
安全面から禁じられているので、バイクには乗られないけど
ありがたくその心はうけとって、何度もお礼をいう。
近所の皆さん、大好きです。


バスが出発するまでに、久しぶりに、もしかしたら1年ぶり? くらいにコーラを飲む。
タイのコーラは 「コーク?」と尋ねるような尻あがりな発音。
コーラのプルタブ周辺のタイ語がかわいい。
タイ人はコーラ大好き。 みんなしょっちゅう飲んでいる。
だけど、私はタイのコーラを飲むのは、ん? もしかして初めてかも?
   


1年がたとうとしているここでの生活。
ちょっとしたことがうれしい日があり、
本当の人間関係は少しずつ作っているものなだなと実感する日があり、
知らないこともまだ 味わったことのないのも まだまだたくさんあると思う日があり。
タイ人の親切をたくさんうけとりながらの1年。


明日は中間報告会。
これまでの自分の足跡をふりかえって、そのままを発表しよう。





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