ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

ワンバレンタイン  荷物第一次出発

2012年02月14日 22時45分15秒 | 日記
 

今日はワンバレンタイン(=バレンタインデー)
タイではまだ日本ほどはバレンタインデーが浸透していなくて、
デパートやスーパーで日本ほどのチョコレート市場が突如として現れることもない。
だけど、イベント好きなタイ人たちは
「ハッピーバレンタインデー」と言って、まるで誕生日や新年と同じように
互いの幸せを願って声をかけ合う。
そこが素敵だなと思って、タイでのバレンタインデーを好きになった。


日本では大嫌いだったバレンタインデー。
職場でも、誰かが
「女性陣でお金を出し合って男性たちにチョコレートを買いましょう」
なんて言い出したら、げげげっ、と思っていた。
よ、余計なことを!!!と内心で思い、参加せずにすまないものかとうんざり思っていた。
最初はお菓子会社の策略かなんだかしらないが、
今はすでに儀式化してしまった日本のバレンタインデーには
かたちだけ渡したくもない人に渡して、相手もお返しのことを考えて頭を悩ませ、
そういう渡し方にいったい何の意味があるんだろうといやな一日だった。


だけど、タイのバレンタインデー。
「幸せになりますように。」と祈り、渡したい人に渡す。
渡したい人がいる、それも素敵。
バレンタインデーのおかげで、幸せを祈る日が一日でも増える、それも素敵。
チョコレートじゃなくてもなんでもいい、言葉で
「ハッピーバレンタイン」と言うだけで
「まあ!ありがとう!私のために。」と喜んでくれる。


朝のサイバーツはチョコレートを用意する。
僧侶にも、ハッピーバレンタインデー。
     


お父さんと私のサイバーツの供え物には、
お母さんが早起きして作ったおかずと、ごはん、そしてチョコレート。
     


お父さんからも、僧侶にチョコレートをサイバーツ。
     
「ワンニーハッピーバレンタイン」
と言ってサイバーツすると、僧侶が「おお」と言いながらにっこりと笑った。
以前、モンゴル隊員と一緒にモンゴル衣装でサイバーツしたときにも
こらえきれずに笑っていた僧侶たち。     (→ 過去ブログ 「モンゴル隊員踊る」
笑ってはいけないはずの僧侶が笑うのは、  
喜んじゃいけないことかもしれないけれど、ちょっと嬉しい。


お父さん、お母さんにも
「ハッピーバレンタイン。 健康でいてね。」
     


タイの料理はおいしいが、パームオイルの影響か、どうも食べ続けると
コレステロールが急上昇する傾向があるみたいで
タイ隊員の多くが、健康診断でコレステロールの上昇でひっかかる。
もともと、家系として高コレステロール値の私なので、家族が心配して
日本から青汁をたくさん送ってくれていた。

その青汁、日本に一時帰国した分もあり、ずいぶん余ってしまった。
日本に持ち帰るよりも、お父さんお母さんに飲んでもらった方がいいと思って
渡すと、とても喜んでくれた。
     
「お父さんは痩せているけれど、コレステロールが高いのよ、お母さんもね。」
と。
それからは、毎朝毎夕飲んでくれている、青汁。


今日は、チョコレートとホット青汁の朝。
     





朝のソイローポーショーにも、チョコレートを届けに行く。
「ハッピーバレンタイン コーハイミークワームスックナカ
(バレンタインデー!  幸せになりますように。)」
「まああ!!サーーイ!」ととても喜んでくれて、おばちゃんたちが
近くの商店に走っていったと思ったら、私に薔薇のつぼみを買ってきてくれた。
「サーイ ハッピーバレンタイン スカパップディーナカ
 さちえ、バレンタインデー。 健康でいられますように。」
うれしい! ありがとう。
     



さあ、今日は昨日の分も働くぞ!
やりたい活動もあるのだ!
そうだ、緑茶も作っちゃおう!
と勢い込んで配属先に行く。
パソコンにバッグに、模造紙に、緑茶を作るためのペットボトルに
活動に使うさまざまなグッズ。
ぶらぶらぶら下げて、いったい何者かと会う人会う人にびっくりじろじろ
見られながら、火曜日のピンクカラーで自転車をこぎこぎ行く。   (→ 過去ブログ 「月火水木金土日 曜日カラー」
      



配属先で、日本に荷物を送りたいと頼んで、
私の部屋から郵便局に車で荷物を運んでもらう。
船便では到着に1ヶ月かかるため、できるだけ早く送っておきたい。
私の部屋から続々出てくる デカ段ボール。
      



郵便局では優しい笑顔の職員が対応。
火曜日なので、職員はみなピンク。
     


  「これに書いてください。」  
    船便ですけどこれでいいんですか?
  「ええ、これです。」(自信たっぷり)

 5箱分、書いたところで
  「間違えました、船便でしたね。こっちに書いてください。」
   えええーーーー!!! 最初から船便っていったのにーーー!!!!


重量超過の場合は荷物を抜かないといけないことを予想して
わざとふたを完全に密閉しないままに持って行ったら

  「きちんと閉めてしまいましょう。」
   え?でもこの重さ、大丈夫ですか? 確実に送れる重さですか?
   それが分かってから閉めようと思ってガムテープは持って来ましたけど・・・
  「ええ、大丈夫です!」(自信たっぷり)

ほんとに大丈夫かなと思いながら、ガムテープでがっちりその場で閉めたけれど


難しい顔をして コンピュータ画面とにらめっこの職員。
「うーん、21キロ。 船便で送れるのは20キロまでで
 1キロオーバー。 送れませんね。 荷物を1キロ分抜いてもらわないと。」
     


だから、言ったじゃないのーっ!
と言いたくなったけれど、こういうことはよくあることなのだ。


にしても、以前は船便30キロまでオッケーだったのに、なぜ?
食い下がってみたけれど、最近郵便法が改定されたのだという。
ほんとかいなー??!! 
食い下がったら何とかなる、ころりと言うことが変わる、さっきのは何だったの?
ということもよくあるので、食い下がってみるけれど、
「21キロだと、コンピュータが受け付けない。」
としっかりというので、ここは大人しく1キロ減らすことにする。
     

郵便局のど真ん中に積まれた私の段ボールたち。
     


しっかり密閉した段ボールをまた、ビリビリ開いて詰め直す。
お客さんたちも 
段ボールを高く積み、中央でビリビリがさがさやっている日本人をじっと見ている。 
     


どうだ?!
     


19.62キロ。
よし!!!!!
     


郵便局職員の手によって、 「JAPAN」のハンコが押され
無事、コンケン郵便局から出荷。
     

お値段 13300バーツ。(39000円程度)。
こんな出費はじめて。絞り出してギリギリで間に合わせる。
    
船に揺られて一ヶ月。
全部、無事に届きますように。




お昼には、食堂で海苔の佃煮を出してみると大好評。
海苔はタイ人には好評で、みんなが好きな食べものなのだ。
ナムプリックみたいね、とごはんと一緒にみんなが
「アロイアロイ(おいしいおいしい)」と食べてくれる。
100円ショップの海苔の佃煮、いける!
     


が、このあたりで、私の体力も尽き、一気にダウン。
まだよくなっていないのよ!
ごはん食べなさい!
水飲みなさい!
薬飲みなさい!
病院に行きなさい!
とギャーギャー言われながら 昼過ぎに家に帰る。

そこから朝までぐったり ぐうぐう。

今日もほとんど仕事にならなかったじゃないか!
時間がないのにー! とあせるばかり。







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