ソムタム学級通信 ★さちえのタイ生活★

2010年6月より青年海外協力隊、養護隊員としてタイへ。バンコクより北へ450キロ東北部のコンケンで日々試行錯誤の記録。

派遣前訓練 修了の日   〈派遣前訓練65日目〉  今日は長いぞ!

2010年06月10日 23時33分25秒 | 日記
屋上からの景色 ちょっと天気が悪いけど。 

グラウンドは訓練所の裏にあって、訓練所よりもさらに高い位置にあります。グラウンドに行って感じたこと。   空が近い!
   

最後の日が来ました。
昨夜は、みんな わんわん泣いて、本当にここに来て良かったとみんなが思っているのが分かりました。
夜中もたくさんの人が起きていて、それぞれに残ったやるべきことをやっていました。
私もかなりの睡眠不足だけど、興奮しているせいか、昨日の映画も講義も寝ることない。

朝の集いでは、初めて、
「昨日の報告をします。厚生棟、居室棟、忘れ物ゼロ 異常ゼロです。」
やった! 最後にやった! と歓声が湧きました。
ラジオ体操も、協力隊の歌の練習も、涙が出てきます。ポタポタ地面にしずくを落とす人が多いこと。
  


朝食は班のみんなで一緒に。 最後の朝食は洋食でした。 ここで大好きだったウィンナーを最後にたくさん食べよう。
   
 ここでの規則正しい生活で、すっかり、朝からもりもり食べるようになってしまいました。

部屋を片付けたら、最後の班ミーティング。 班長から最終確認です。 
さびしい、このメンバーと担当スタッフと一緒にここに座ることがもうない。


 居室棟は、唯一サンダルで自由に動いていい場所です。
 だから、いつもはここにそろっているのはサンダルなのに、今日は革靴がずらり。いつもと違うなあ。
 
     居室を出たら、もうここには戻れません。

大きな荷物を指定の場所に置きます。

 修了式の会場前には、電報がたくさん。
  
 中にはこんな電報が!! みんながよく行っていた岳温泉のお店です!
         
  おばちゃーーん!!! 泣いちゃうよー!
  この岳温泉の町の人たちは、以前もここに書いたけど、本当にJICAを支えてくれています。訓練所と一つになったような、特殊な町です。ここは。

 
 最後に見ておきたくて写真に撮りたくて、教室に。

廊下にいつも貼ってあったこれ。

 真中がタイ語「スースー!」 タイ人はやるぞ、と言うときにこの言葉を使います。今日はこの言葉がいつもより重いです。

 あれ、教室に電気が・・・?
 あっ!!!  ウィキ先生!!
   

 うわーん、 先生とお別れと思うと胸がつぶれそうー! 
 ウィキ先生は、これで二本松訓練所を去ります。
 だから、私たちが最後。 すばらしい教科書を作り上げて、ここを去ります。
 私たちがタイからこの訓練所に連絡しても、もう先生はここにはいない。 
 さびしいです。 悲しいです。
 私も、これまで学校を異動してきたけど、卒業生が「先生、ここにいないの?」
 と悲しんでくれた時、その時の生徒の気持ちが今よくわかります。
 どこにいても、同じ。 会おうと思えばあえる。だけど 
 もうここに先生がいない、違う場所に行っちゃう、この時間がここにとまっていない
 ということが悲しいんです。


  修了式は、入所式の時と同じように、各国の国旗が並びます。
  初めて見たときと違い、今は特別な思い入れがあるそれぞれの国旗。
  私が行くタイだけではなく、友達がいく、あの国、この国、すべてに思い入れがあります。
   

  入所式が始まるまでに、タイ組2人で。
  気乗りのしないこの人を引っ張り出してパシャリ。
    

  修了式は、一人一人の名前が呼ばれ、一人一人が壇上に上がり、修了書をもらいました。
  一人一人に握手をかわし、「いい活動をしてきてくださいね。」と言ってくださった訓練所長。
  203名います。握手だけでもすごい労力なのに、一人一人にまごころをこめて送り出してくくれようとする、
  なんてありがたいことだろう。
  今回の隊次は、一人が途中で断念したけど、なんと203名が語学もパスし、全員任国に行けることになりました。
  みんなで修了式に出ることができたのは、すごいことだと思います。

  タイの順番が来て、
  「タイ派遣 青年海外協力隊 中村さちえ」
  会場には大音響で音楽が流れていたので、負けないようにしようと、腹の底から大きな返事をしました。
  証書をもらったら、それぞれの国で全員そろってステージの上で習得言語で一言いうように、と式直前に連絡がありました。
  タイ2人で言ったのは、
 「クルーウィキ! チョーップターンカノム! プーアクラオ スースー!」
  (ウィキ先生はお菓子を食べるのが大好き! 私たち、がんばります!)
  せりふには、最後にガッツポーズ付きです。
  会場にいる先生に届け!

  あとで、友達から
  「タイ、すごくよかったよ。2にんってかわいそうだなって思ってたけど、
   今日、見て2人っていいなって思ったよ。 暖かい感じで、先生大好きなんだって分かったよ。」
  と言ってもらって、うれしかった!

  式が始まるまで、静粛な緊張した感じだったのですが、
  こういうことをやらせてもらって、驚きました。
  私たちの自主性をすごく大事にしてくれている、急に一言と言われたけど、どの
  国も楽しそうに表現している。
  隊員も、先生も、見に来ている隊員の家族も、そしてスタッフも笑顔になっている。
  心から感動して泣いている、たくさんの人。 感動すれば、感謝もこみ上げる。
  そして、学校で仕事をする立場でいろんなことを考えました。
  厳かに始まったけど、学校での卒業式とはずいぶん違う。
  証書を受け取るときの大きな音楽。  
  音楽って、人の心を揺さぶります。
  その音楽に負けない大きな返事、その声を響かせようとする人。
  泣きながら、笑顔で先生に感謝の言葉を仲間にエールを送るそれぞれのグループ。
  学校でいうなら卒業式、 卒業式にこんな感動が生徒達に与えられているんだろうか。
  壇上で目立とうとする生徒に、
  「次の生徒のことを考えたら一人目立とうとしたらいけない」、と
  言ってきたけど、みんながこうやってやれば、みんなが主役で、
  こんなに誰もが満足感で一杯の式になっている。
  こんな風にさせてもらえたら 本当に させてもらえたことに感謝できると思う。
  だけど、それは難しいことかな・・・、
  いろんないろんな思いが湧きました。


インドネシアの先生が講師を代表して私たちにメッセージを送られました。
そして、インドネシア語の隊員がそれを通訳します。
これも、感動。

謝辞を隊員が代表して述べます。
これも、感動。

最後に協力隊の歌を歌います。
 涙が出ても歌います。



修了式が終わり、壮行会  ジュースでかんぱーい!
  

  もう、こうやって集まることのない8班の18人で。
 
  なかなか18人がそろいません。1名たりない!
 「かおりさんは?かおりさんがいない!」
 「かおりさん、今、めっちゃ泣いてるからこられない!」
  こんな感じです。


 先生探して探して歩き回ります。 切なくて涙が出ます。 せんせいー どこーー?
 友達に
  「ウィキ先生知らない?」と聞くと、
  「え?そこ・・」と指さされ 目の前にいました。
 「さっち、めっちゃ泣いてて目の前見えてないやん!」と友達の関西弁のするどい突っ込み。


 先生、これで ここでは最後です。
 


 壮行会の最後に、スタッフからのスライドショープレゼントがあり、会場は誰も彼も泣きまくりです。
 みんなの心は、寂しさと、満足感と、感謝だと思う。



壮行会が13:00終了。
なんとなんと、13:15のバスで全員撤退です。
そこ、時間は厳しいJICA

急いで着替えて、大きな荷物を持ってバス乗り場へ。

 この階段、65日前には、大きな荷物をもって揚がってきたところです。
 今、時間を巻き戻すように その階段をみんなが降りていきます。
 でも、来たときより、成長して、おおきな財産を持ってるみんな。
      


壮行会で「バスは何時?」と聞いていた先生。
バス乗り場までお見送りに来てくれていました!!!
 
  うわーーん!!

 厳しかったことも、優しかったことも、一緒にお菓子を食べたことも、
 おいしいカレーを作ってくれたことも、よく私たちのことを見てくれたことも、全部感謝してます。
 60日以上の日々を、毎日、一日5時間一緒に勉強しました。
 本当に濃密な時間、一緒に過ごしたと思います。
 先生の人柄も分かるし、先生が考えていることも、分かるようになりました。
 先生も、私たちの性格や考え方、しっかり分かってくれています。
 先生と出会ってなかったらなんて考えられません。

 泣きながら、
  「先生、タイで絶対にやっちゃいけないことってなんですか?」と聞くと

 先生はしばらく考えて
  「うーん、  サチ ヤー パイドゥームラオ コンディアオ  アンタラーイ」
   (サチは一人でお酒を飲みに行っちゃいけないよ。 危ないから。)
  「タイは女の人がお酒を飲まないからね。ナオ(もう一人の隊員に)、
   一緒に行って見ててあげて。」

  もう、オイオイ泣きながら、
  「じゃあ、先生、やった方がいいことはなんですか?」
  先生は 
  「ガップ プーアンプーアン クワン パイターンカーオ」
   (たくさんの友達とごはんを食べに行きなさい。)

 先生!!!!!!
  目から水が止まりません!

 心境はめちゃくちゃなので、先生とタイ語で話したいのに、出てきません。
 めちゃくちゃ日本語混じりで、
  「先生、ニサイマイラワン(不注意な性格)でごめんなさい。
   オークシーアン(発音)もちゃんとできなくてごめんなさい。
   ニサイマイラワン(不注意な性格)を直すようにします。」

 そうしたら先生が
  「そのままでいい。 サチ、そのままでいい。 マイペンライ。マイペンライ。」

 先生!!!!!!!!!
   目から滝がとまりません!!!!  けっこう授業中は怒ってたじゃないですか!!


ある日のことを思い出します。
「自分のことを漢字一字で表現してください」という講座の宿題があり
何気なく もう一人のタイ語学習者がクルーウィキに聞きました。
「先生、さちえさんを漢字一字にするとなんですか?」
でも、先生はタイ人です。 
それって、日本人でも難しくて考えちゃうのに、この質問はちょっと無理でしょ、と私もナオさんも思ってたら
パソコンをカタカタやって、先生が
「これ。」と私たちに見せた漢字。

 「爽」でした。

 先生!!!!!!  先生すごい!!!   目から何か出ちゃいます!

もう一人には
  「寒」を。
 寒がりなことと、タイ語で名前に意味がぴったりあうのです
 なんてすごい!
 「でも、やっぱり『寒』じゃかわいそうかな。『自』にしよう。彼は自然が好きだし
  自分をもっているから。」

そんな先生を尊敬してます。
タイ語もだけど、
人間としても たくさん 先生から学んだ65日でした。


せんせいー さようならーー  ウィキ先生だいすきー!  見送られ、まず最初のバスが出発します。
  

ぐすん、ぐすんの すすり泣きをのせてバスは 65日前に来た道を戻ります。
  


岳温泉も通り過ぎていきます。
  

 すると、バスの中から 「ワアアー!」っと歓声が。
 いつもみんなが行ってた岳温泉の 安兵衛。 おばちゃんが道で見送って手を振ってくれてる!
 おばちゃ-----ん!! 電報だってうれしかったのにーー!
 道で、私たちのバスが通るのをずっと待ってくれていたんです。

 田園を進み、バスは降りていきます。


 今度は、田んぼの中の道に、軽トラックが一台。そのそばでおじちゃんとおばちゃんが手を振っています。
 「あっ! ○○さん!!」
 隊員の一人が名前を叫びます。所外活動でお世話になった農家の方です。
 今日が退所と知っていて、手を振るために 待っていてくれたのです。

 みんな オイオイ号泣です。  当たり前です。こんなことされて、泣かないわけがありません。



 泣きべそみんな目が腫れています。
 だけど、ここからみんなお別れだ。 元気に写真を撮るぞ。
 最高の仲間ができたー。 
   
 

 初めて来たときに驚いた電車の手動スイッチ。    
  


  べそかいて、みんなで修了証書をもって。    目指す道がみえる。そこに向かってまっすぐに進んでいこうとする電車。 私たちみたいです。  
    


  大きな荷物を抱え、一緒に 郡山、そして福島へ。 新幹線に乗ります。
    


 班のみんなで書いた寄せ書きを見せ合ったり、最後の短い新幹線の旅です。
    


 別れるって、本当につらい。
  まず、最初に新幹線を降りた、大事な友達。 泣きながら、笑って互いに手を振ります。
    
   ケニヤへ、青少年活動に行く友達。  体に気をつけてね。絶対よ。


  また、友達がおります。 泣きながら、笑って。
  
  フィリピンへ。 保健師として行く友達。  無理しないでね。絶対よ。


  モンゴルに行く友達。 ベトナムに行く友達。 シリアに行く友達。
  マラウイに行く友達。 中国に行く友達。 カンボジアに行く友達。 ヨルダンに行く友達。
   みんなみんな 元気で。 必ず再会して、報告をしよう。
 

 羽田空港で、最後の友達と別れます。 さびしい。


  駅のホームで泣くなんて、抱きしめあって別れたくないと思うなんて、
 私には一生ないと思っていました。
 今も、こうしていても、友達や先生、スタッフのことを思うと涙が出ます。
 それぞれの任国に行くみんな、 私たちのできることを自分らしくやってこようね。
 あの時間は絶対に戻らないけれど、会えないわけではない。
 この訓練のおかげで、みんながいく国が近く感じます。
 シリアだって、飛行機で17時間かかるモザンピークだって、友達がいると思うとなんて近いんだろう。




  めそめそしてたのと、寝不足と 極度の疲れで、思考力が低下。
  
  20:00の福岡行き最終飛行機 乗り逃がしました。

  ガーン・・・・・
  どうしたら・・・・・・

  結局は、北九州まで飛行機で飛んで そこから福岡に向かいました。
  羽田に泊まるという手もあったけど、一人取り残されて羽田で宿泊なんて
   寂しすぎて、死んでしまうがな!
  
  もう、この時間は点呼の時間だなーと思いつつ、なんの因果か、北九州行きの飛行機に乗る私。
  先生の予言するとおり、
    ニサイマイラワン(不注意な性格)

訓練所での暮らしで スタッフさんに思うこと

2010年06月10日 15時57分31秒 | 日記
今日でお世話になった訓練所を出ます。
最初に訓練所に入ったとき、びっくりしたこと。窮屈だと思ったこと。

常にIDを携行すること、部屋の施錠をすること、
部屋の施錠をしているかどうか、たまにチェックが入る(とスタッフが言ってました)こと、
食事を必ずとること、決められた短い時間内に食事をとらないと放送で呼ばれること
朝の集いにクロックスやサンダルで出たらしっかりチェックされ注意がくること、
落とし物や置き忘れがあると、スタッフルームでチェックされ要注意人物になること
落とし物は時間が経過すると捨てられてしまうこと、ああもったいない
週末の食事も申し込み制で期限に遅れたら容赦ないこと、
ちょっとゆっくり食べてて食事の終わりの時間になってしまったら、まだ食べているのに食堂の電気を消されてしまうこと、  わびしい・・・
サンダルや短いズボンで研修棟やスタッフルームへの出入り禁止なこと
夕方5時以降じゃないと外出できないこと、そして22時が門限なこと、
外に出るときには守衛室前のネームプレートをひっくり返さないといけないこと
戻ってきたらネームプレートを戻すこと、戻し忘れると大変なことになること
23:00消灯は絶対なこと、
忘れ物やカギの閉め忘れ、談話室の散らかし、朝の集いで報告があってさらされること
前もって宿泊届けや欠食届けを出さないと、泊まりや食事を抜くことができないこと
全体日直がきびしく隊員を指導すること
毎週火曜日は予防注射の日で、誰かが倒れる中、ビシバシ注射を打たれること、
1日5時間の授業に予習も復習も追いつかないこと、
派遣前レポートを書かされて、それが出せばいいというものじゃなく、内容不足だとやり直しになること、
そして、私も「健康管理」のレポートがやり直しと連絡が来たこと、
派遣前テストで、6割の点数を切ると再テストになること、
そして私は「JICA基本理念」でちょうど60点、ギリギリセーフだったこと、
テレビを見る時間もないこと テレビそのものが食堂に一つしかないこと
物資がなく、図書室で過去の隊員の活動レポートをプリントアウトしようとしたら「紙は各自で用意すること」と書いてあり、
んなもん、あるかー!と思ったこと、
そして、火曜日と金曜日に来る文房具出張販売で紙を買ってプリントアウトしたこと
火曜、金曜の出張販売が楽しみになるくらい物資がないこと




だけど、今は、そのすべてが愛しいなと思うくらい訓練所の生活が気持ちよく楽しくなっています。
青年海外協力隊の試験を受けようと思ったとき、
合格して訓練所に入るまで、
JICA事務所にも連絡をとったことが数回ありましたが、
当然ながら、好きとか嫌いとかなんの感情も湧きませんでした。
お互いに事務的な対応です。
だから、訓練所でも、隊員と仲良くなることはあっても、スタッフに対して何かの愛着をもてるとは
思っていませんでした。

だけど、ここ、訓練所のスタッフの皆さんは、全力で隊員をサポートしてくれました。
ほとんどが、協力隊のOBです。
体調を悪くして所外活動を休んだとき、みんなが出払って誰もいない居室棟で、一人寝ていた私に
わざわざ、部屋までお弁当を運んでくださったスタッフさん。
タイ語の音声をかけっぱなしにしていたので、所外活動を休んでいながら大音響の音声をながしていけなかったなと思ったのに
「中村さんはとっても勉強熱心ですね。」と言ってくれました。
必ず肯定してくれます。
その一言で、がんばりたくなります。
次の日には、診療室の方が「昨日はどうだったの?今日はどんな調子?」と聞いてくれて
私が「もう大丈夫です。語学は這ってでもいかないと。」と言うと
「這ってでも行かなくていい、全然行かなくていいの!」と言ってくださいました。
どのスタッフさんも、こんなにたくさんいる隊員を覚えて、名前で呼んでくれました。
とっても嬉しかった。

担当の班のメンバーと気さくに飲みに行ってくださるそれぞれのスタッフさん。
私たちのために、自分の経験を話してくれ、役に立つことを教えようとしてくださるスタッフさん。
「がんばらなくていい。」と言ってくれるたくさんのスタッフさん。
夜の遅い時間、きっと勤務時間外だと思うのに、講座を開いて体験談を話してくださいました。
朝の集いには、これも勤務時間ではないのに、いつもいてくださったスタッフさん。
私の班のスタッフさんは、班の18人のことをとてもよく見ていて
一人一人の微妙な変化に気づいてくれます。
「疲れてるでしょ?」
「飲み会はどんどん断りなさい。」
と、本当に疲れているときに言われました。 班のみんながそうです。
「どうしたの?中村さん、つかれてるでしょ?
 中村さんは実は思っている以上に人に気を遣っているんだから、疲れるんだよ。
 だから、今週は山登りとか行っちゃダメ。休んで。」
そんなことを言ってくれました。
 ごめんなさい、それなのに 山登りに行ってしまって。

もっと事務的で、私たちとは距離があるものだと思っていたスタッフの皆さん。
昨日の壮行会では、私たちに入所してからの写真をスライドショーにしてプレゼントしてくれました。
みんな 涙 涙です。
私たち隊員は、自分の手でいろんなことをやっているように思えているけど、
実は、スタッフの皆さんがお膳立てをしてくれて、全力サポートしてくれて、
そして、私たちがまるで自分たちの力でやったかのように思わせてくれて、
自信をくれているんだと思います。
二本松訓練所のスタッフのみなさん、陰のサポート、縁の下の力持ち、私たちのために厳しくて
そして、本当にあたたかい、OBの先輩方でした。
そういう仕事をしている方々に会って間近でその仕事を見ることができて、嬉しく思います。

ありがとうございました。