薬剤師国家試験って意外に難しい

2024年03月19日 15時12分33秒 | + プラス
毎年、国試の結果を書いているワケではないけど
ここ最近は学生実習の子たちに国試を解かせているので多少なりとも関心があります。

ついこの前の週ダイでも以下のように書いていました。
来年入ってくる新人の雲行きがどうも怪しいようです。
6人中、国試合格ラインが2人、微妙が2人、絶望が2人とかで最悪2人しか入ってこないとか?
薬剤師国家試験も年々と難しくなってきてて


来年度は2人か~って思っていたのですが、蓋をあけてみると何と5人受かっているようです。
来年の入職者は5人!教育担当の子があわててスケジュールを組み直していました(笑)

薬剤師国家試験予備校の薬ゼミが色々と資料を整理してくれているのですが
薬剤師国家試験の水位はこんな感じです。


注目すべきは青い折れ線グラフの新卒者の割合なんですが
合格率はずっと変わらないので、今回はボーダーが下がったようです。
なので絶望って返答した子が合格したって感じなんでしょうね。

合格ラインが下がる=レベルが下がるって考えがちですが、
近年の薬剤国家試験は難しくなっているのは事実です。
自分達の代の試験も、仲が良かった先生からは“自分達の代よりも難しい”って言われてたので
科学の発展に合わせて試験も複雑化しているような印象です。

例えばこの問題、左側は実践的だなぁって関心しますが、
右側はなんじゃこりゃ??って感じです。


この問題もそう。左側が良いけど右側の問題って本当、なんの意味があるの?


薬剤師免許を持った人間が全員、薬剤師になるワケではないけど
それにしても、今の学生って大変だなぁって思います。
もちろん働きだしてからが、本当の本番な感じではありますがね(ハンター試験みたいに)

最後に各大学の結果はこんな感じ。





薬剤師国家試験2024、合格率1位「名城大学」95.63%(リセマム) - Yahoo!ニュース
厚生労働省が2024年3月19日に発表した第109回薬剤師国家試験の合格状況によると、合格率は「名城大学」が95.63%ともっとも高く、合格者数は「京都薬科大学」が380人ともっとも多かった。
 第109回薬剤師国家試験は、2月17日と18日に行われた。3月19日午後2時より厚生労働省のWebサイトで受験地別に合格者の受験番号が掲示されている。
 合格率を大学別にみると、「名城大学」が95.63%ともっとも高く、「山陽小野田市立山口東京理科大学」94.06%、「金沢大学」93.33%、「広島大学」90.38%、「北海道大学」90.32%が続いた。新卒合格率100%の大学は「東京大学」のみ、10人が出願・受験し、10人全員が合格した。
 合格者数を大学別にみると、「京都薬科大学」が380人ともっとも多く、「東京薬科大学」379人、「東北医科薬科大学」283人、「明治薬科大学」268人、「北里大学」263人が続いた。

◆第109回薬剤師国家試験 大学別合格率 上位10大学
名城大学 95.63%
山陽小野田市立山口東京理科大学 94.06%
金沢大学 93.33%
広島大学 90.38%
北海道大学 90.32%
東京大学 89.47%
千葉大学 89.36%
名古屋市立大学 87.69%
国際医療福祉大学 86.13%
武蔵野大学 85.71%

◆第109回薬剤師国家試験 大学別合格者数 上位10大学
京都薬科大学 380人
東京薬科大学 379人
東北医科薬科大学 283人
明治薬科大学 268人
北里大学 263人
大阪医科薬科大学 262人
星薬科大学 258人
横浜薬科大学 253人
名城大学 241人
神戸薬科大学 240人


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