日だまりのエクセルと蝉しぐれ

エクセルは感動の連続、
蝉しぐれへの想い…懐かしき 日本の心 蝉しぐれ

菱形六十面体に春が訪れました~ 図柄によって帯の作り方が変わります

2012年04月07日 | ペーパークラフト
今年は春の訪れが遅いようです。今朝も庭がうっすらと雪化粧です。
春の訪れが待ち遠しくて、お花見のパンフレットで菱形六十面体を作って(編んで)みました。
紙の帯で編まれた菱形六十面体、「花形模様」の醸し出す暖かさがとても心地よく、安らぎと春の訪れを感じさせてくれます。



この菱形60面体を編む帯は、不思議なことに菱形30面体を編む帯と形状は全く同じです。ただ、使う本数と折り方が異なっています。

菱形六十面体は、対角線の長さが黄金比の菱形が12個(表面に出る菱形は12個のうち5個)つながった帯を12本使います。帯は、両端が山折りになるようにして、山折り、谷折りを交互に繰り返します。

菱形三十面体は、対角線の長さが黄金比の菱形が12個(表面に出る菱形は12個のうち5個)つながった帯を6本使います。帯は、すべて山折りにします。

帯は編む図柄によって次の4つの方法のいずかで作ります。
 1. A4の色画用紙に帯を印刷して切り取ります。
  この場合、12本の帯を隙間なく配置する方法と、1本ごとに切り代をとって配置する方法があります。
  隙間なく配置した型紙の例です。


 2.表面に出る菱形に色を付けた帯をA4に収まるように配置して印刷し、切り取ります。菱形六十面体 ~ 黄金比の菱形が誘う「花形模様」の暖かさと懐かしさ(2012年04月02日)

 3.新聞やパンフレット等の好きな図柄の箇所を型紙で12本切り取ります。
  型紙です。


4.好きな図柄が載っている新聞やパンフレット等を一定の幅で11回、山折り、谷折りを交互に繰り返し束ねた帯を作ります。(5つの谷、6つの山ができます。両端は山折りです。)
 

  束ねた帯の表面に下表のA、Bの寸法をプロット(Aは一か所、Bは23か所)して線を引きます。
  この場合、W(幅)を1.8cmにするとAが0.9cm、Bが2cmとプロットしやすい寸法になります。


  自由な大きさ(幅)を選択したい場合は、予めその幅の型紙を厚紙で用意しておき、Aの寸法のみプロットして、一か所線引きし、その線に平行に型紙を当てて線を引きます。(12か所引きます)

  
  束ねたまま一気に12組を切り取ります。
  この切り取り方法は、新聞紙や薄いパンフレットの場合有効です。
  (私は、鋏ではなくペーパーカッターを使うようにしています。) 

  厚いパンフレット等の場合は、半分ずつに分けた方が綺麗に切り取ることができると思います。

  今回は、2.5cm幅の型紙を使って、一束を一気に切り取る方法で帯を作りました。


編み方
 1.最初に、帯3本の真ん中辺を使って、山折りの鋭角を3つ集めて尖った平行六面体を1つ作ります。

 2.その平行六面体の隣に帯を足しながら新しい尖った平行六面体を作ります。
  この作業を繰り返して尖った平行六面体の鋭角5個が集まるようにして凹の花のような形を作ります。

 3.上記2の作業を繰り返します。

 4.全ての帯が一周したら完成です。

菓子等の空き箱から作った菱形六十面体、A4一枚に配置した帯12本から編んだ番号入りの菱形六十面体と一緒に、並べたり積み上げたりしてみました。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夢と希望と重量感あふれる菱... | トップ | 図柄の異なる3種類の菱形三... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ペーパークラフト」カテゴリの最新記事