【雑念】暗闇でラックリ【妄言】

わたしがblogをとおして追求するのはたんなる日記や批評よりも、もっとアレな男のロマンである

濃い顔ジャケは伊達じゃない

2005-02-15 22:21:36 | コラムという名のアレ
オススメ音楽!

えー、昨日はバレンタインだったと言うことで、本日は「濃厚なチョコを食い過ぎちゃって、胸焼けだよ、ママン!」的な方もいらっしゃるのではないでしょうか。羨ましいですね。
さて、濃厚なチョコはともかく私は減量に成功してからというもの、油物を食べると非常に胃もたれしやすくなりました。なので、外食でもサラダやら野菜ジュースを取る事が多く、周りから「健康的ですね」と言われるのですが、実際は肉や油物も大好きなんです。

まぁ「油物を食い過ぎるなよ!食い過ぎるなよ!」と某教団の如くマインドコントロールして調整しているのですが、胃が受け付けなくなったのも認めざるを得ません。
その分といっちゃ何ですが、よく聴く音楽はちょ~っと濃厚な風味のモノが多いような気がします。

私が考える濃厚な音楽とは(1)厚みの有る音、(2)溶けたチョコの如く甘いメロディ、(3)唯一無二のヴォーカルが三位一体となって耳に流れ込む、という定義のものです。井上陽水氏や大滝詠一氏、山下達郎氏らがこれにバッチリはまるのですが、世代的にちょっと年が離れておりますので少々遠い存在でした。
「うむむ…、どこかに良いアーティストはいないものか」
そう考え込んでいた折に、何気なく手に取ったのが「巻舌で歌う関根勤似の男」こと「オリジナル・ラヴ」の東芝時代のベストアルバムでした。

しかし、それには「接吻~kiss」は入っていたものの、最大のヒット曲である「プライマル」が収録されていません。これはプライマルがポニーに移ってからの曲なので仕方ないのですが、そんな事を知る由もない当時の私は、鬼の形相でブックオフに駆け込むや否や過去のアルバムを買いあさりました。

今回紹介する「Desire」は「プライマル」が収録されているアルバムでして、当初はそれを目的に買ったのですが、そんな事を忘れさせてしまう程濃厚な他の曲にKOされてしまいました。
コンセプトは「世界音楽~田島貴男のなるほどザ・ワールド~」とでも言いましょうか。とにかくインド風やら沖縄風、はたまたスペイン調にアメリカンなフォークロックと、デパ地下の世界物産展のように様々なものが詰まっているのですが、通して聴くと不思議にまとまりを感じさせます。これはそれぞれの国の特徴を「田島の濃厚な声」というチョコレートがコーティングしているからかもしれません。

このアルバムから後、オリジナルラヴは様々な方向性を見せて行きます。そう考えますと、旧来の作法のターニングポイントと言える一枚でしょう。中古価格も大変安い(レンタルより安いかも…)ので、是非一度お聴き下さい。

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