★we were on a break★

水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

「007 スカイフォール」

2012-12-05 00:15:34 | 映画
ダニエル・クレイグがボンドになって3作目。
今回は記念すべき50周年なんだよね。

ところが、
今度の主役は完全に“M”。

そして、さらにハビエル・バルデム演じるシルヴァ。

ただでさえ、なんとなく華の無いクレイグ・ボンドは
さらにさらに霞んでしまった気も。

しかし、そこがクレイグ・ボンドのいいところなのかも。
今までのボンド=完璧二枚目 という路線から脱却して
もっと硬派のアクションを目指しているんだな。

それと
今回のもう一つの主役はこれ↓

ボンドじゃなくて、右のアストン・マーティンさん。


007 スカイフォール - goo 映画

以下ネタバレしてます。













アクションは高得点。
最初から息もつけない激しさで一気にボンドの世界に引き込まれる。

途中、ちょっとタルむ感があるが
最後は盛り返す。

とはいえ、古臭い屋敷でのラストシーンは若干地味だ。

首相などの前でMが堂々と演説するシーンは圧巻。
今作は“引退”するデンチ・Mへの敬意に満ちた作品。

Mが育てた二人の息子。
一人がどうしようもなく非行に走って、それをお母さんのせいにし敵意を燃やす。
今作はそんなテーマ。
圧倒的な迫力のバルデム・シルヴァ。
もう気持ち悪いし、怪物みたいだし、どうしようもなく強そう。
二人の息子のもう一人はもちろんボンド。
彼は苦悩を抱えながらも、英国人であることになによりプライドを持っているので
たまに悪をやったとしても、それは坊ちゃんの悪ふざけ程度なんだよね。

スパイに不適合と言われたり
(でもあれはシルヴァがハッキングしているのを見越した“フェイク”だよね?)
世代交代をほのめかされたり、
あんなに現代的で若い“Q”が出てきたり
Mが去ったり。
でも結局は机上の論理だけでは世界は救えないということか?

今回残念だったのは
ボンドガールたちの扱い。
イヴはともかく、セブリンの方は酷すぎじゃないか?
とりあえず2人出すことが慣例だから2人出したけど
やっつけっぽかったよね?
「僕が助ける」みたいなことを言ったのに
あっけなくやられ過ぎ。
自分はシルヴァに会うために捕らえられたとしても、
彼女だけは助けられなかったのかな~。
あまりにも乱暴でびっくりだった。

結局、男にとって車ほど大事なものは無いのね。
アストン・マーティンがやられた時の、ボンドの怒りようが激しすぎだ!
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4 Comments

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Unknown (しんちゃん)
2012-12-09 17:27:06
 マザコン二人の「母親取り」対決だったね(笑)
しかしまぁ。。。珍しくめちゃわかりやすいお話で、しかもマニアにはたまらないギャグも(アストンマーティンのシーンね)織り込まれ、また50周年を迎えて「けじめ」となるお話でした。

 「ヴォルデモート」が出てきたときに、横で見てた娘に「奴が次のMだよ」なんて、イケズをいってやりました。

 ただまぁ・・・引退は引退でいいと思うんだけど、その理由がちょっと残念だったなぁ・・・

 
しんちゃん (シウ)
2012-12-10 21:59:06
なんだかいつの間にか・・・って感じでしたものね。
最後まで気丈なマムでした。

アルバート・フィニーも可愛い爺ちゃんでしたね~
で・・・もって(笑) (しんちゃん)
2012-12-10 22:46:32
 Q役の男子は愛され過ぎて最後に食われちゃう「パフューム」の主役だって(笑)
本当にすごいキャストです。
しんちゃん (シウ)
2012-12-11 23:50:35
そうでしたよねー。
マムが名前を言ってはいけないあの人に変わったし、
Qもパワーアップしないとデンチの穴を埋められないかも。
フィニーさんの役は、始めショーンコネリーにやってもらおうとしてたとか。
そんな暴挙に出なくて良かったです。
主演が一番薄い…

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