フランス人 ピエール・ギルソン氏が、手がけた 合成宝石 ”ギルソン・オパール”を入手しました。
30年近く 宝飾業界におりますが・・・実は、 合成宝石を手にとって見るのは、はじめて。
只今 じっくりと 観察中です。
『遊色』
上手に写し撮ることが出来ませんが・・・ 水のなかにフワフワ浮かぶ虹のようです。 綺麗過ぎるのが なんとも恐ろしい。
ピエール・ギルソン (1914~ )
- 合成宝石界の ”カリスマ ”だそうで・・・
- お金持ちの道楽的に生み出され、 ピエール氏 その人一代限りで終わり。
- 息子にも 技術継承がなされなかった為 現存するもののみ。
- 知る人ぞ知る 合成宝石のブランド品だそうです。
エトルリア人が 『粒金技法』を 後世に伝え残さなかった(又は、残せなかった)のに似ていませんか。
匠の技術は、継承されにくいものなのでしょう。
- TEZUCA粒金技法の未来も ちょっと気になります。
- 私は TEZUCAの元に 継承者が育つことを せつに望んでおります。
また、機会があれば わが国の ”京セラ オパール” も 手にとって見てみたいものです。 製造が途絶えてしまった ギルソン合成宝石とは違い
- 今、まさに 技術改良が繰り返され
- より綺麗で、より本物に近いもの・・・ そして安価に
続々と 登場してくると 予想されます。
『 天然の宝石が欲しい・・・』 人間の手が加えられていない ”天然” の価値が どんどん上がり、庶民の手の届かないものになってしまうことでしょう。
明日につづく
粒金ホワイティー 店長 片口 由美http://www.newotaniarcade.shop-site.jp/si-ryukinwhity.html