以前 『粒金技法でリフォーム』を ご注文頂いたYさまから、
”母が残したてくれた 真珠のネックレスが大粒過ぎて・・・ 使えていないのです。”
- 『ここまでの大粒でしたか~ ・・・ 』
- ビックリというか、 堂々たる姿に感激してしまいました。
お母様が この南洋真珠のネックレスをご購入されたのは、 今から30年以上前だそうです。
このハイクラスの珠をグラジレーション (トップから裾にかけて 徐々に小さく) に色合わせして、 長めのチョーカーに組まれています。
お金に糸目を付けず ・・・ 皇室への献上品のような風格をもっています。
30年前
白蝶貝での大粒の真珠の 完全養殖はまだ確立していません。 自然環境での半養殖状態だったと思います。
そのため ”バロック” と呼ばれる 真円ではない変形ものが 大半を占めていました。 真円で傷けがない綺麗なルースの希少性は高く、とても高価、 間違いなく指輪につかわれました。
ネックレス用に選ばれる真珠には ”サークル” と呼ばれる筋状の突起があるのが普通でした。 そんな時代背景から このネクレスの素晴らしさは相当なものだったと思います。
- 大粒すぎて使えない
悲しみごとには 目立ちすぎるし ・・・ 確かに おめでたい席用の大きさですね。
さあ この豪華ネックレスと TEZUCA粒金技法を どのように組み合わせましょうか。 真珠のお手入れをしながら、 あれやこれや考え中です。
粒金ホワイティー 店長 片口 由美 http://www.newotaniarcade.shop-site.jp/si-ryukinwhity.html