そして時の最果てへ・・・

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「数学ガール」読了

2010-03-26 23:33:28 | 雑感
初音ミクをブログの先頭に上げておくと人格が疑われるので、読書感想文。「数学ガール」シリーズです。

え、一緒?

さて、アキバ系数学の啓蒙書にして「理系最強の萌え」を標榜するこの「数学ガール」、非常によくできています。特に2冊目の「フェルマーの最終定理」および3冊目の「ゲーデルの不完全性定理」は、関係のなさそうでかつライトな数学パズルから、数学の最前線の問題までつなげていく構成力は見事ですね。

1冊目はウェブ上で散発的に発表していた記事をまとめたものなので、全体の統一感や、2冊目以降との整合性が欠ける部分がありますが、そこは大目に見るとしましょう。

個人的な話ですが、畳み込みとか抽象代数とか、大雑把にしか理解していなかった部分をわかりやすく解説してもらえ、ためになりました。

ただし、他愛もないラブストーリーは完全に無用、不要、余計、邪魔、無駄。同じ意味の言葉が5つ。素数だ。

無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄 WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄
「無駄」が109。ヤッダー バァアァァァァアアアアア

燃えるゴミは月・水・金

話を本題に戻しますが、
( ´゜д゜)ノシ(´゜д゜`)ヾ(゜д゜`)
作者の結城浩さんはプログラマということで、わりと「そっち側」に偏ってますね。整数論とか群論とか数理論理学とかももちろん面白いんですが、20世紀の数学で最も盛んだったトポロジーの話がないのは、プログラマーのための数学と分野が離れていて詳しくないから?

本人の日記によると、現在新しい本の執筆中で、文面からすると数学ガールの続編。タイトルが「ポアンカレ予想」だったりすると面白いなあ、と。

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