四国遍路(108箇所)の旅

お遍路(88+別格20)の準備計画と実際の歩き通し打ちの記録を、5月11日から(実行は6月3日スタート)記録しています。

「第二部 108寺歩き遍路の総括(23)」

2007年08月10日 | Weblog
「第二部 108寺歩き遍路の総括(23)」

■ 各寺間の実際の時間と道のりについて

『44番~46番までの推定方法』

前回と同じく、へんろみち保存協会編(39p)の四国遍路道基本コース歩行
距離表の平均所要を参考にすると、以降のコースは下記のようになる。

44番~46番 20.6K 5時間40分
46番~47番  0.9K 15分
(47番~別9番  1.0K 不明)
47番~48番  4.4K 1時間17分
48番~49番  3.1K 50分
49番~50番  1.7K 30分
50番~51番  2.8K 45分
51番~52番 10.7K 3時間10分
52番~53番  2.6K 45分
53番~54番 34.4K 10時間

前日は未明から歩き、44番大宝寺と45番岩屋寺を片付けて、宿のガーデン
タイムの夕食時に飲み過ぎて、ベッドに倒れこむように寝てしまった。支度を
済ませて宿を6時過ぎに出発したら、外はまさに!「高原」の朝だった。四国
にも軽井沢や菅平のような高原の雰囲気を持つ町があるのだと、何故か感心し
ながらの、爽やかな朝の歩きになった。

いよいよ、道後温泉に向かっての歩きとなる。今日は、頑張って51番石手寺
まで進み、その後、道後温泉に入ろう!と決めて、それを楽しみに歩いた。

今日のポイントは、難所と言われる三坂峠が少し心配ではあったが、46番浄
瑠璃寺を越えれば、短い寺間が続くので、47番八坂寺の後、別格9番文珠院
も道沿いにあるので、さほど心配ないと踏んでスタートした。

結果は、以下のようになった。

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困難度(【1~5】【5】が最難関)を個人的主観にて採点した
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44番~46番 約20.6K  4時間15分
44番大宝寺近くのガーデンタイム(宿)からの道のりである。国道33号線
をダラダラと約5キロ程上りながら進む。その後、三坂峠から遍路道に入り、
網掛石を過ぎて46番浄瑠璃寺に向う道である。国道歩きの留意点は特に無い
が、久万高原(標高約500m)から標高700m程度の三坂峠に向かって、
徐々に登るアスファルト道である。少し道が狭いところがあるが、ほとんどは
歩道があるので淡々と進むのみであろう。三坂峠に休憩小屋とトイレがあり、
ここで休憩可能。久万高原にコンビニがあるが、その後はコンビニは無いので、
食料や水などは久万高原で調達が必要だろう。三坂峠越えの遍路道は、緩やか
に3キロ程続く下りの古道であるが、順打ちであれば、さほど厳しい道のりで
はないと思う。その後、狭い生活道(舗装道)を経て、46番浄瑠璃寺に向う。
最後の遍路道の終盤に、休憩小屋がある。【2.5】

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■23日目宿「ザヘンロ・サーベイ」
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ガーデンタイム   T19 F18 D18 S20 C¥5,500
上浮穴郡久万高原町久万1471      0892-21-0005
歩き遍路の宿としては「ガーデンタイム」という不思議な名前に引かれて予約
したのだが、恐らく、主にシーズン中は、この久万高原の名物「高原ラクビー
合宿」用の宿なのだろうか。ビジネスホテルのようなのだが、食事は、1Fの
レストランでアットホームな感じで、食事ももちろん美味しいし、設備はまず
まず。朝食は早朝出発を予定して、この価格は夕食のみの価格である。
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全ては、私の個人的判断です。
 総合(Total)は、「T」
 料理(Food)は、「F」
 内装(Decor)は、「D」
 サービス(Service)は、「S」  
 料金(Cost)は、平均的コストの「C」
評価は、
 0~9 お粗末~可
 10~15 可~良
 16~19 良~優
 20~25 優~秀
 26~30 秀~完璧
 NAは、評価できず(食事など無しの場合)Not Applicable
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今日はこの辺で。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2007-08-10 20:24:14
 夕食つきの価格で¥5,500。美味しくてアットホームなガーデンタイムて魅力ありますね。それでトータル19点はきついんじゃないですか?
 あすから5連休。嬉しい。何しょっかな? 遍路? 篆刻? 考えるだけで楽しい。
私が何とか遍路を (KOYAMA)
2007-08-10 23:39:33
続けたいと考えて、辿りついた土地が松山でした。
高松から順打ちで始めた遍路は(予定通り)徳島に
入った所で挫折しました。一度立て直して、阿波
を終えたものの、土佐に行く勇気がありません。

ズルイようですが、88箇所、何時かは歩かなく
てはならない土佐路です。ですが、今は歩くこと
が出来ない。私に残された手段が”乱れ打ち”
でした。やり易い所から”片付けて”も(失礼!)
いいではないかと開き直った次第です。宇和島か
松山かの選択は最後まで着きませんでした。でも、
松山になったのは”必然”だったと思います。
松山市内に滞在して、46番から52番までの
お寺を身軽にお参りすることなら、その時の私に
でも出来ました。そして、改めて高松まで戻って
来ることが出来た時、そのまま土佐に行くことは
出来ませんでしたが、やっと自分の中に、結願が
意識出来ました。小休止の後、日和佐駅に降りて、
気持ちは出来ていました。歩き始めたら、土佐は
思っていたよりも優しかった、すんなり通しては
くれませんでしたが、別にどうということもなく、
(途中で色々とはありましたが)延光寺まで打って
しまいました。しかし、まだまだ山はありました。
土佐を終えた直後に、(きちんと順打ちで来た訳
でもないのに)妙な中弛み感が私を襲いました。
だから、受け売りでそんなことを貴兄に”進言”
したこともありますが、実は自分の体験だった訳
です。40番から45番までの5寺の間には実に
色々なものが存在しています。長い山道を歩かせた
と思ったら、急にきついトンネルがあり、そこそこ
の街も通るかと思いきや、峠越えや個性的なお寺と、
この区間こそが最大の修行区間なのかも知れないと
思えます。だから、私の最初の遍路の結願が大宝寺
だったのは私のとっては間違いなく”必然”だった
と思います。何時でも”へそ曲がり”はしなくても
いい苦労をするようです。

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