歌の基本

発声~表現まで
歌うためのレシピを掲載

最近、声が変わりました

2014年01月28日 | Weblog
一昨年、大人喘息というものを患って以来、肺年齢が70歳代と診断されて、声の出し方、発声に特に気を使うようになりました。

それ以来、発声そのものを見直し、いままでの発声練習とは全く違うものを取り入れるようになりました。

そして1年。喘息発症直後は、恐ろしくて出せなかった高音が再びなんの問題もなく出るようになってきました。

その上、発声練習に時間も要らず、5分ほどの声のトレーニングの後、すぐに大きなアリアも歌い始められるようになり、以前にもまして、どの曲も歌いやすくなったというおまけまでついてきました。

キーワードは、横隔膜の動きと、息の流れ、口の開き、声の方向性のバランスです。

なかなか文字で書くのは難しいのですが、もし、機会があれば私の声を聞いていただきたいと思います。

おそらく、今までにも、その声の出し方もできている時があったと思われますが、どうやったら「そこ」にたどるつくのか、自分ではよく理解ができていませんでした。

なので、ある日は調子がよく、ある日はあまり調子がよくない。最初は全く声が出ず、1時間後に調子が出てくる。というような日によって声の状態に善し悪しがありました。

今は、そういったことがなく、上のバランスさえ間違わなければ、声はまったく問題なく出るようになりました。なので、声の状態に注意することなく、練習の最初から音楽について考えることができ、時間の節約、しいては、音楽的な創造の時間を長く持てる喜びを味わっています。

何歳になっても、まだ変化できるのだと実感した1年でした。