Chiro's Memo

My Sweet RoseとRosariumの更新記録です。

ギャラリー風の花

2006-09-30 23:24:41 | 美術
『ギャラリー風の花』へようこそいらっしゃいました。
私は当ギャラリーオーナーの千露です。

遊行七恵様、lapis様、saya様のところで『レンタル映画バトン』というのを見かけました。
私は映画を見るのは好きなのですが、あまり詳しくないので、
私の得意分野といえば絵画作品だと思い、
同じようなルールで画廊を作ってみることにしました。

・「あ」から「わ」まで一点ずつ
・一人の画家の作品は一点のみ
・自力で思い出す
以上の条件で『ギャラリー風の花』を開店いたします。

「あ」『青いドレスのマルガリータ王女』(ベラスケス)
『青いターバンの少女』(フェルメール)とどちらにしようか迷いました。
「い」『逸楽の懲罰』(セガンティーニ)
セガンティーニは『生命の天使』が一番好きなのですが、
「い」に該当する作品がなかったので、2番目に好きなこの作品にしました。
「う」『ヴィーナスの誕生』(ボッティチェリ)
やはり実物を見て涙した作品ははずせません。
「え」『エヴァ』(レヴィ=デュルメル)
優美なエヴァ像です。
「お」『オルフェの死』(デルヴィル)
『オフィーリア』(ミレイ)とどちらにしようか迷いましたが、
ブルーの画面の美しさでこちらにしました。
「か」『悲しみの聖母』(シモン・マルミオン)
静かで穏やかな作品だからこそ、母の悲しみが伝わってくるような作品です。
「き」『凝』(加山又造)
やはり猫を描いた作品を入れるべきだと思いました。
「く」『クライマックス』(ビアズリー)
「く」で始まるタイトルの作品は他に思いつきませんでした。
ビアズリーのサロメシリーズのまさにクライマックスの作品だと思います。
「け」『ケンタウロスの戦い』(ベックリン)
「け」は他に出てきませんでした。
「こ」『皇妃エリザベートの肖像』(ヴィンターハルター)
シシィの肖像画を入れたかったのです。
「さ」『叫び』(ムンク)
「さ」といって真っ先に思いついた作品です。
「し」『四月の恋』(アーサー・ヒューズ)
「し」も結構いい作品があるのですが、最初にひらめいたのはこの作品です。
「す」『スラーヴィア』(ミュシャ)
『ステファヌ・マラルメの詩』(クノップフ)とどちらにしようか迷いました。
「せ」『聖セバスティアヌス』(ソドマ)
セバスティアヌスはグイド・レーニもいい作品を描いているのですが、
ソドマの天上性と官能性の融合した作品を選びました。
「そ」
思いつきませんでした。作品募集します。
「た」『種まく人』(ミレー)
「た」ですぐに思いついた作品です。
以前JTのCMに『種まく人』をモティーフにしたものがあって、好きなCMの一つでした。
「ち」
思いつきませんでした。
「つ」『罪』(シュトゥック)
『つれなき美女』を題材にした作品を選びたかったのですが、
究極のFamme Fataleに敬意を表してこちらにしました。
「て」『天秤を持つ女』(フェルメール)
『デルフトの眺望』とどちらにしようか迷いましたが、
実物を見たことのある『天秤を持つ女』に軍配が上がりました。
「と」『時の円舞曲(ロンド)』(メルリ)
メルリは『舞踊』とどちらにしようかと思ったのですが、
「と」で始まる作品が他に思いつかなかったので、こちらにしました。
「な」『ナナ』(マネ)
「な」はこれしか思いつきませんでした。
水色のコルセットとペチコートが粋でおしゃれな雰囲気です。
「に」『人魚』(イヴリン・ド・モーガン)
「に」といえばやはり人魚を描いた作品を取り上げたかったのです。
「ぬ」
思いつきませんでした。「ヌード」ならたくさんあると思うのですが、
作品タイトルとなると全く出てきません。
「ね」『眠り姫』(バーン=ジョーンズ)
『眠れるヴィーナス』(ジョルジョーネ)とどちらにしようかと思いましたが、
私の好みだとこちらかな?と思いました。
「の」
思いつきませんでした。
「は」『斑猫』(竹内栖鳳)
『薔薇園の聖母』(ロホナー)にしようかとも思ったのですが、
さっちゃんに似た猫の姿をはずすわけにはいきませんでした。
「ひ」『ヒュラスとニンフたち』(ウォーターハウス)
ウォーターハウスはどの作品にしようか大変迷ったのですが、
やはり代表作であるこの作品にしました。
私が2回実物を見ているというのもポイントが高かったです。
「ふ」『フローラ』(ティツィアーノ)
フローラは色々な画家が描いていますが、
かつてウフィツィ美術館で見たことのあるこの作品にしました。
「へ」『ベアタ・ベアトリクス』(ロセッティ)
これは絶対にはずせません。真っ先に思いついた作品の一つです。
「ほ」『ポンパドゥール侯爵夫人の肖像』(ブーシェ)
ポンパドゥール夫人の肖像も私にとってはずせない作品の一つです。
「ま」『マルガリータ・テレサ』(マーソ)
どうしても入れたい作品だったので、反則技を使いました…
正式なタイトルは『皇妃マルガリータ・テレサ』です。
「み」『民衆を導く自由の女神』(ドラクロワ)
「み」といえばまず思いついた作品です。
ルーヴルで見た大画面の迫力は忘れられません。
「む」『無原罪の御宿り』(ムリーリョ)
『無垢なる者』(シュトゥック)も好きなのですが、
ここはムリーリョ描く愛らしい乙女を選びました。
「め」『目を閉じて』(ルドン)
ルドンが色彩の世界を描くきっかけとなった作品です。
静かに目覚めのときを待っているようです。
「も」『モーゼの発見』(アルマ=タデマ)
色彩の美しさと描かれている題材が私好み(古代エジプト)なので選びました。
「や」『夜警』(レンブラント)
「や」で一番先に思いついた作品です。
レンブラントも入れたかったので、代表作を入れました。
「ゆ」『夕べと苦しみ』(モロー)
数多い私の好きなモロー作品の中でも最も好きなのが『夕べと苦しみ』です。
「よ」『夜と星の列車』(エドワード・ヒューズ)
大好きな作品です。絶対にはずせませんでした。
「ら」『ラ・ヴェラータ(ヴェールの女)』(ラファエロ)
またまた反則技です。
ラファエロの伝説的な恋人フォルナリーナを描いたものとされています。
『ラ・フォルナリーナ』もあるのですが、そちらはあまり私の好みではないので…
「り」『漁師とセイレーン』(レイトン)
レイトンは『燃え上がる六月』『パヴォニア』が入れられなかったのでこちらを入れました。
「る」『ルイ14世の肖像』(リゴー)
「る」は他に思いつきませんでした。これも反則技かも…
「れ」『レウキッポスの娘たちの掠奪』(ルーベンス)
ルーベンスも一つは入れたかったので、この作品にしました。
「ろ」
思いつきませんでした。「ローマ」というのがつく作品はあると思うのですが、
全く思い出せません。
「わ」『我が心は過去に涙す』(クノップフ)
これもやや反則技です。正式なタイトルは『グレゴワール・ル・ロワに寄す―我が心は過去に涙す』です。
好きな作品なので入れたかったのです。

本当はそれぞれの作品を展示したいのですが、
本日は間に合わなかったため、目録のみとさせていただきます。
いずれ私の薔薇園(Rosarium)内に画廊を建設したいと思っております。

五十音順に作品をそろえるというのは結構難しいものでした。
そして一人一作品としたので、どれを入れるかあれこれと迷ってしまいました。


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (遊行七恵)
2006-10-01 17:23:37
こんにちは

素敵なギャラリーですね。

わたしもちょっと遊行画廊を開いてみましょう。少しお時間くださいませ☆

(千露さんやlapisさんにすぐ影響されるのですよ)

ところで昨日初めてオートクチュールビーズ刺繍を言うものを見まして、クラクラしました。ビーズはやはりすばらしいなと思いました。
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Unknown (千露)
2006-10-01 23:35:08
>遊行七恵様

「遊行画廊」楽しみにしています。

古今東西の芸術に造詣の深い遊行様がオーナーを務める画廊なので、さぞ素晴らしいものになると思います。



オートクチュールビーズ刺繍の記事も読ませていただきました。

私は実際の作品を見たことは無いのですが、

一つ一つ手仕事で作られた作品は本当に美しいものだと思います。
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Unknown (saya)
2006-10-02 23:36:22
こんばんは!

画家と作品名がこれだけすらすらと出てくるなんて、さすが!と驚きです。

私は画家名は何とか覚えていますが、作品名はうろ覚えなことが多いです…(笑) 英語や仏語のタイトルは覚えていても、邦題を忘れていたり。

『ヒュラスとニンフたち』『目を閉じて』『夕べと苦しみ』『我が心は過去に涙す』など、私も大好きな作品がたくさん! 絵を思い出してうっとりです。
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Unknown (lapis)
2006-10-03 01:43:00
千露さん、こんばんは

面白そうな企画なので、やってみました。

これは、映画より難しいですね!

絵の場合は、「受胎告知」のようにまったく同じ題名の作品が多いので、なかなか思うように入れられませんでした。やっている途中で“「あ」から「わ」まで一画家”にルールを変えたくなりました。(笑)

TBさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

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Unknown (千露)
2006-10-03 11:45:11
>saya様

「し」や「う」「ま」「せ」は激戦区だったのですが、「ぬ」や「の」のようにどうしても思い出せなかったものもあります。

モローやウォーターハウスなどの作品は一点に絞るのが大変でした。



>lapis様

TBありがとうございます。

特に宗教画や神話画の場合同題名の作品が多いので、一つに絞るのは大変かもしれません。

>“「あ」から「わ」まで一画家”

これも面白いかもしれませんね。
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Unknown (遊行七恵)
2006-10-04 00:50:03
こんばんは

やっとUPしました。

わたしは日本画が多くなりました。

なんだか統一感のない無秩序さがわたしにはぴったりなようです(笑)

古典絵画が殆ど選べず、その面では「しまったー!」でした。
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