サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

ユーロQF ドイツvsギリシャ

2012-06-22 11:29:03 | Weblog

ドイツは前線の3人を入れ替えて主力を温存してきた。結果的には4-2で快勝、入れ替えたクローゼとロイスが得点したのだから文句はつけられないが、日本にとっても今後の参考になる試合だった。

前半の5分までにドイツは決定的チャンスを2回作った。DFラインの間をパスが面白いように通り、フィニッシュまでいった。この調子では前半だけで3点差はつくなと思ったが、それからギリシャは前線にサマラシュを残してべたっと引いてしまった。

それからドイツはチャンスを作るもののゴールできなかった。あれだけ引いて守られるとドイツといえども攻めにくい。そしてシュバインシュタイガーが不容易なパスミスを連発してドイツは自滅気味。ドイツが得点するのは時間の問題としても、万が一にもギリシャが頑張ることだってある。

前半39日に左SBのラームが真ん中に切り込み、見事なミドルを決めて先制。後半にもボランチのケデイラがミドルを決めているので、引いて守る相手にはミドルからシュートを打つ。ボランチとサイドバックが通常とは違う動きをして意表をつくと攻撃が有効であることを示した。重要なことはそれらのミドルを枠に飛ばすことだ。

日本は引いて守る相手にかなり四苦八苦することが多い。ボランチの遠藤と長谷部はほとんどシュートしないし、サイドバックからのシュートはほとんど枠に飛ばない。ちょっとの差だが、これがドイツと日本の差なんだろうね。

しかし守っているだけのギリシャに2失点は不要だった。4点取れたからいいものの、2点だけだったら、延長戦かPK合戦までいっていたかも知れない。

先発したロイスは来季からドルトムントにいく若手のホープでまさしく香川の後釜だろう。ロイスにゲッツエが復活すれば香川がぬけたもののドルトムントの攻撃陣は磐石。

しかしシュバインシュタイガーはひどかった。後半最初から交代でもよかった。


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