はい!滝沢ロコです!

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アモ子物語・・・冬は、やっぱり寒いから・・・

2008年01月31日 | 今日のわんにゃん
みにゃさぁ~ん

今日は、アモ子物語をお届けします。では、始まり始まり・・・・


アモは、ある2月の霙舞い散るキンキンに冷えた日に

半分凍った水溜りでグッタリしていた、それはミゼラブルな子猫でした。

見たところ、まだ、生まれて1ヶ月も経っていない赤ちゃん猫です。

手足は動かず、首もぐんにゃり垂れ下がって

まさか生きているとは思えない状態でいたのです。

そこへ、一人のおじさんが通りかかりました

アモは、全身の力を振り絞って鳴き声をあげました。

それは、ほとんど声にならない、ガサガサのものでしたが

おじさんには、その声が届きました

おじさんは、アモを見て考えました

『家には、病気の犬や猫達がいる・・・おまけにもう、皆年寄りだ・・・

この子は助かるかどうかわからない。

もし、連れて帰っても、一体どれほどのことをしてやれるんだろうか

アモは、一生懸命鳴きました。

なぜだかわからないけど、鳴きたかったのです。

その声は、段々大きくなって行きました


そして、次の瞬間、アモは、氷のような水溜りからすくわれて

あったかい、おじさんのタオルハンカチの中にいたのです

おじさんは、家に帰るとすぐ、アモを綺麗に拭いて

お医者さんに、連れて行ってくれました


それから少しして、おばさんが帰ってきました。

おばさんは、アモを見て泣いていました。

だって、アモの姿は、それほどにミゼラブルだったんですから・・・

おじさんとおばさんは、入れ替わり立ち代り、

お薬をお飲ませたり、温めた猫ミルクをスポイトで口に入れてあげたり

湯たんぽをいつも温かくしておいたり、体にハーブを塗ってあげたり

重病のわんこやにゃんこがいるというのに

アモの世話を、それはそれは良く見てあげました

アモは、お医者様にも、「この子は、無理かも知れませんねぇ・・・」と言われていました。

でも、おじさんおばさんには、確信がありました。

「この子は、自分で食べようとしてるでしょ、生きたいと、思ってるんだよ。

そういう子は、絶対に助かる

今までにも、動物ボランティアのお手伝いで、随分たくさんの子達を助けてきた二人

全く根拠がないわけではありません

少しずつ、少しずつ、アモは、元気になって行ったのです。

手足も段々動くようになり、一ヶ月も経つ頃には、

首も、自分で持ち上げられるようになっていきました。

ご飯も自分でしっかり食べられるようになり、

すっかり元気になっていました



でも、赤ちゃんのときに体に染み付いた猫風邪のウイルスは

そう簡単には、消えてくれません

アモは、もうすぐ2歳になるのに、冬の寒い間は、風邪の症状が出てきます

でも、今は元気で甘ったれで、幸せ一杯

しかし、まだ2ヶ月足らずだったあの頃は、アモはけな気にも、

毎日必死でご飯を食べ、病気と闘っていたのです・・・

・・・・・つづく・・・・


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