「子猫をお願い」を観ました。

「子猫をお願い」を観ました。韓国ものと言えば涙のラブストーリーものか、とても現実を描いた映画か・・・と思っていましたが、この映画は高校を卒業した女の子５人の等身大の現実を丁寧に描いていて、あ～韓国映画ってこんな映画もあるんだなと新たな発見でした。５人のどの彼女たちをみても、自分の過ぎ去ったこの時代を感じ、「あ・・・こんなこと感じたな～」ととても懐かしく思い起こしました。自分がこれでいいのか？？と自問しながらまわりの友人たちのことも気になりいろんなことを考えて生きていたように思います。

主演のペ・ドゥナは目鼻のはっきりしたいわゆる韓国美人！！というかんじではないですが、とても感性豊かに演じられる女優さんですね。
以前に見た「ほえる犬は噛まない」にも出演していましたが、等身大の若い女性を描いたらピカイチだと感じます。夢見る映画というより、心のなかを揺さぶられる映画だと思います。

上昇志向の強い、証券会社に勤務していた女の子の役の女優が、日本のともさかりえにそっくり
でした。この彼女の気持ちもすごくわかるな・・・と感じました。根はやさしいんだけど強気で生きてしまう！強気の気性ゆえに人を傷つけることもあるのかも。年老いた祖父母と暮らす女の子の気持ちも痛いほどよくわかり・・・。高校時代までは社会からある程度隔離された社会であるけれど、卒業後は社会でみんな、もまれながらも必死で生きていく様子がとてもリアルに描かれていました。ラストは希望的な見方でいいのかな・・これからも彼女たちは人生を懸命に生きていくんだなと感じました。子猫ちゃんが効果的に使われていましたね・・・。ではまた。

イ・ビョンホン、WOWOWで「HappyTogether」観ました。

イ・ビョンホン、WOWOWで「HappyTogether」を観ました。長い間、全然更新しておりませんでした。「美しき日々」のミンチョルや「純愛中毒」のホジン、のイメージなどからはかけ離れた役柄でした。イ・ビョンホンは作品ごとに本当にみせてくれるイメージがとても違うので演技の引き出しをたくさん持っている俳優さんだなと感じます。
野球チームの２軍を解雇されてしまう、少し頼りないけどとても家族愛の強い長男の役をアツク演じているのがとても素敵でした。昔、日本のドラマでやっていた「ひとつ屋根の下」ですか？そんなイメージの兄弟愛や家族の葛藤を描いていました。最近の日本のドラマはとてもすっきりして薄味でキレイなイメージですが、韓国のドラマは人間の持つ本質をとても深くまで描いているなと感じます。どんな善人であっても心の中に持っているいろんな葛藤など・・・を描いていると思います。
なんだか韓国ドラマを観た後に日本のドラマを観ると、味の濃い料理に慣れた後、薄味の料理を食べたような気分でなんだか物足りないかんじがしますね。