ももんがの戯れ言

自分では普通のつもりのオッサンが感じた事をボチボチ書いていきます。

[具体策の提示]

2006年09月21日 16時28分19秒 | 新聞ネタ[政治]
 安倍政権発足が確定した事を受けて、野党各党が色々言ってるみたいですけど、相変わらず具体性に欠けてるんですよね。
 野党各党は、批判も重要だけど具体的な対策を明確に説明すべきという従来からの国民の声を、もう少し真剣に受け止めるべきだと思うぞ。

 2006年9月21日0時40分 YOMIURI ONLINEより引用
 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060920i1w3.htm
<引用開始>
「最も戦争に近い総裁」の評も、安倍氏に野党対決姿勢


 自民党新総裁に安倍官房長官が選出されたことを受け、野党各党は20日、早くも対決姿勢をむき出しにした。

 来年の参院選を「政権交代の試金石」とする民主党は、26日からの臨時国会で野党共闘を進め、「安倍包囲網」を作り上げていく考えだ。

 民主党の小沢代表は訪問先の硫黄島で記者団に「自民党政治は時代に対応できなくなっている。(民主党との)根本的違いを、国民に分かりやすく国会などで伝えることだ」と述べ、国会論戦で「安倍政権」の欠点を指摘していく考えを強調した。

 一方、共産党の市田書記局長は、「戦争が間違っていたという戦後の出発点を、根本から否定する人が政治の中心に座るのは危険だ」と強調。

 社民党の福島党首も、「安倍氏はもっとも戦争に近い総裁だ。安倍政権との全面対決に全力を挙げる」と訴えた。国民新党の綿貫代表は「安倍氏の手腕、力量はよく知らないから、まずはお手並み拝見だ」と語った。

 民主、共産、社民、国民新の野党4党は21日に国会対策委員長会談を行い、臨時国会での共闘について協議する。
<引用終了>

 「二大政党化」とか言うなら、政策論議で政権を奪取できるような「明確な主張」を示す事はもはや「政党としての義務」と考えるべきじゃないかなぁ?
 自民党政治は時代に対応出来なくなっているという主張はその通りだと思うけれど、そう言っている民主党自身は、自民よりさらに時代に対応出来ていなから国民の支持を得られないんだと言われたら、一言も返せないんじゃないかと思うよ。
 だけど、来年の参院選は「政権交代の試金石」ってトコロには賛成出来るね。

 民主党としちゃ、もう少し分かりやすい政策を掲げて、自民党との政策論争が展開出来ない限り、今度の参院選でも政権交代の兆しは遠退くばかりだと思うけどね。

 社民党の福島さんの主張は、私としちゃあ至極納得出来る話なんだけど、それだけじゃあ、過去の学生運動と同じで、「理屈には一理あるけど・・だから何?」って言われたらやっぱり返す言葉が無いんじゃないの?

 どうでも良いけど、野党各党は、自民追い込みのために何をすべきかという具体的対策を示す事が先だと思うんだよね。
 威勢良く理想を言い募ったところで、方法を持たないんじゃ国民はついて行けないっていう単純な話しなんだよね。

 それより前の事として、野党は一致協力して「国民投票法案を廃案に追い込む」と言うべきじゃないのか?
 こんな法案が成立したら、自民党のやりたい放題な時代が来て、野党つぶしが現実になるカモ知れないんだからさぁ・・・。

 国民投票法案がどんなモノが分からない人のために、以下、「お役所の星」ブログから転載します。

― URL:http://blogs.yahoo.co.jp/oyakusho_star/41309099.html ――――――――――――

「憲法改正発議のための手続きの法律だから
・・・あってもいいんじゃない?」

甘い。

http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/0df5657f3e24acb256fd4128b8fbe0ee

メチャメチャ危険になってます。

1.メディア規制
 CMが自由になる可能性があり、つまり広報はカネ次第。(メチャクチャ)
 国が無料で広報を行うが、時間は「議席按分」。
 →つまり賛成・反対の意見は公平な時間がとれない。

2.公務員規制
 公務員は「地位利用」の活動は禁止。(自民案:最高禁固2年)(教員は1年)
 
 地位利用の定義が非常にあいまい。
 →場合によっては片方の意見のみが弾圧を受ける。
 時間外の活動の自由は保障すべきでは・・・。
 (現職の議員も公務員ですが・・・)

この「口封じ」に公務員は(教員も)もっと怒るべし。

3.最低投票率の規定がない
 憲法には「国民の過半数の同意」とあるが、
 自民案には「最低投票率」の規定はなく、
 「有効投票数」の過半数で改憲となる。

ex. 投票率50% 有効投票率85%の場合

    0.5×0.85÷2=21.25%
    つまり100人中22人が賛成票を投じれば憲法は変えられる。


    ※ 最低投票率の定めが無い国はたったの2カ国。

こんな制度でいいんですか?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 さてさて・・・この危ない国民投票法案について、きちんと知って反対できる野党がどれだけ居るのやら・・甚だ心細い限りではあります。


最新の画像もっと見る