セブンスダーク rmt 米電力会社が原発建設を断念 WH経営破綻で

2017-08-01 14:25:18 | 日記
セブンスダーク rmt 東芝の子会社だった米原子力大手ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)の経営破綻に関連し、サウスカロライナ州の電力会社スキャナは7月31日、WHに発注していた原発2基の建設を断念すると発表した。今年3月のWHの経営破綻を受け、「完成までに必要な費用が支払い可能な額を超える」と判断した。

 スキャナは同州で建設を進めてきたV・Cサマー原発2、3号機の工事を即時に中止する。米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、直近の試算では総工費は250億ドル(約2兆8千億円)を超えるとみられ、これまでの140億ドルを大きく上回っている。

 またWHの破綻の結果、2020年が目標とされてきた工事の完成時期は24年以降になる見通し。スキャナはこの場合、原発建設に関連した減税措置を受けるための稼働期限に間に合わなくなるとしている。

 東芝は28日、原発2基の債務保証として、スキャナに21億6800万ドル(約2400億円)を支払うことで合意したと発表していた。スキャナはこの支払いを受け取ったとしても、建設コストは高くなりすぎるとみている。

 一方、電力会社サザンがジョージア州でWHに発注した別の原発2基の建設工事は現在も継続中。ただしサザンは完成までにかかるコストなどの試算も進めており、その結果をみたうえで建設を続けるかどうかを決定するとしている。