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「近くて便利」で限界論を跳ね返す セブンイレブン-鹿児島進出 2

2012-01-17 11:36:15 | 九州経済(地域経済)

  セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長兼CEOは,「コンビニの出店に飽和点はない。時代のニーズに合った商品を開発すれば、消費は掘り起こせる」と言い切る。

 いま、国内のコンビニ店舗数は約4万5000店。業界筋のおおかたの見方は,1店当たりの商圏人口を2500~4000人程度として,日本の全人口の1億2535万8854人を基に計算すれば「約5万店が出店の限界」とするが,鈴木会長は意に介さない。

国勢調査-人口は1億2535万8854人
 2010 年10 月1 日現在の日本の確定した人口は1 億2805 万7352 人,2005 年~10 年は横ばい(年平均0.05%増,平成2005 年から0.2%増と調査開始以来最低の人口増加率)。

 2010年10月1日現在で国内に住む日本人の人口は1億2535万8854人で、5年間で37万1294人(0.3%)減った。日本人と外国人を分けて統計を取り始めた1970年以降、初めて減少。本格的な人口減社会になったことが国勢調査でも裏付けられた。

 

  傘下のセブン-イレブン・ジャパンは12年度に前年比150店増となる1350店の新規出店を計画。病院や大学、駅構内などにも積極的に展開し、現在の約1万4000店を数年後に倍増させたい意向である。この構想が実現すれば5万店の壁は一気に超えてしまう。なお, 同社のニュースリリースによると,2011~2013年度(2014年2月末)までの3年間に,鹿児島県内へも約200店舗の展開を計画している。

▼強気の理由

 

 強気の理由・根拠の一つは,震災後に伸びた来店客数と総菜の好調な売れ行きにある。 長期的には,高齢者向け弁当宅配サービスの強化やインターネット販売との融合による、より「近くて便利」な店としての存在感,競争優位の確立にある。   -(次回に続く)

 

 

激流 2011年 11月号 [雑誌]
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▼11月号もくじ
特集
セブンイレブン・ジャパン
「近くて便利」で成長力復活

■コンビニ飽和論を跳ね返す変化対応企業の真骨頂
■インタビュー 井阪隆一社長
商品戦略 生活者の便利を40坪に凝縮
パスタ 大量生産と家庭の味を両立
海外戦略 10兆円構想が動き出す
カード戦略 ナナコ基軸に顧客を囲い込み
加盟店教育 笑顔とお辞儀で売り上げを変える
環境配慮型店舗 お客の省エネ意識も高める
移動販売 被災地のソーシャルビジネス
地域密着 スーパー代わりを実践

◎激流レポート
世界経済危機に増税の追い打ちで消費は一気に減速か

激流 2011年 12月号 [雑誌]
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▼12月号もくじ

特集
食品スーパー淘汰と変革の必然
人口激減時代の近未来図


【未来予想】
超高齢社会の生き残り策/食品スーパーが迎える危機
食料需給で日本は孤立/法改正のコストアップ要因/
買物欲を探せ

【地域編】
青森県(業界再編)、高知県(情報化)、新潟県 (ネット
スーパー)、北海道(移動販売)、福岡県(DSの台頭)、
首都圏(小型店ラッシュ)

◎激流レポート
・中小スーパー子会社化で見せたアークス経営統合の新境地
・横並びを抜け出し業績回復を窺う大手百貨店それぞれの道

 


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