○出水市税収3億8400万円減の見込み パイオニア、NEC撤退で
2011年度、08年度比
(2009 06/17 10:29)
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出水市は、パイオニア鹿児島工場撤退やNEC液晶テクノロジー鹿児島工場の閉鎖決定に伴い、両社関連の税収が2011年度、08年度比で約3億8400万円落ち込むとの推計を明らかにした。工場閉鎖に伴う個人市民税や固定資産税の減が主な要因。6月の市議会での渋谷俊彦市長が答弁したもの。
同市によると、09年度の税収見込みは約49億4900万円。うち両社関連の税収は、対前年度比で計約6800万円減を見込む。
なお両工場が完全撤退し、税収への影響が本格化する10年度は、個人市民税が約1億3300万円、固定資産税が約1億4500万円など、両社関連で対前年度比約2億8100万円減の見込み。さらに11年度は、個人市民税約3500万円が減る見通しという。また税収全体では、11年度は09年度分見込みに比べ、約4億1000万円減ると推計している。
同市は6月議会で、企業誘致のため固定資産税10年免除などを柱とする条例改正案を提出しているが、市は「成果が出るには時間を要する」とし,歳入に見合った財政運営へさらなる経費節減を図りたい」としている。
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パイオニアやNECの工場撤退,さらには中島精管鹿児島工場(本社 千葉市)の倒産の根本原因は,「技術革新の流れに破れたこと--プラズマデスプレイの市場撤退」にある。
いま自動車産業は,日産の電気自動車発表にみられるように「ガソリンエンジンから電気自動車」へ軸足が移った。これは,部品メーカーの今後の生き残りに大きな影響をおよぼす。県内に工場を立地する電子部品メーカーの生産分野,特に自動車関連には目を凝らす必要がある。 (続く)
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