「身の丈」経営,「身の程」人生

身の丈,身の程を知って生きる・・・・・

ベストプラクティス2- きみまろさんに学ぶ 「先用後利」の精神

2009-01-05 12:37:51 | 九州経済(地域経済)
 ベストプラクティスとは,「最適なる実践」のことです。平たく言えば,優れた事例や成功事例を手本としての物真似です。ここで強調しておきたい点は,単なる物真似というのではなく,優れたあるいは成功した事例や手法を研究し,そこに独自性を加えて,自社の経営風土に合致委したかたちで採用をしていくことにあります。それはまた,「あるべき姿」,あるいは「ありたい姿」の追求でもあります。
 ファーストリテリングが取り入れている手法です。同社は,最新の経営手法を研究し,そこに独自性を加えての適用・導入を図り,常なる進化を志向しています。
 また,一時業績が低迷した無印商品ブランドの良品計画は,衣料品チェーンの<しまむら>の経営手法,特に店舗開発,店舗運営の手法をお手本とし,自社流のマネジメントシステムを再構築し,V字回復を果たしました。

 急速に加速し,かつ,深化する景気後退のもとでは,小手先の対症療法で問題解決をはかるのではなく,長期的視野に立っての課題形成が必要であります。とは言っても,おいそれと斬新な発想が浮かぶものでもありません。そこで,鹿児島に縁のある企業やゆかりある人の成功事例や優れた考え方,その成功の秘訣をじっくり研究(ベンチマーク)して,鹿児島の次代に向けての「あるべき姿」を練るうえでの参考にしていこうとするものです。

前置き,能書きが長くなりました。次稿では,鹿児島の生んだ中高年の星,「綾小路きみまろ」さんを,ベンチマークします。今回は,その結論を示しておきます。きみまろさんから学ぶ点は,富山の置き薬商法にみられる「先用後利(せんようこうり)」の精神です。
                 【次回掲載予定日-1月12日
  
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