「身の丈」経営,「身の程」人生

身の丈,身の程を知って生きる・・・・・

原発ゼロ約束は「無責任」と安倍首相・対して小泉元総理「人間の考え変わる」

2013-11-09 14:57:22 | 持続可能な社会づくり

>>> 原発ゼロ約束は「無責任」と首相…小泉発言に対して

 安倍首相は10月24日のテレビ朝日番組で、小泉純一郎元首相が国内すべての原子力発電所を廃止する「原発ゼロ」を政府の方針とするよう主張していることについて、「今の段階でゼロと約束するのは、無責任だと思う」と述べた。

 原発ゼロの達成が難しい理由として、首相は、原発停止に伴う火力発電などの燃料費増加が年4兆円近いことを挙げ、「海外に国の富が4兆円、出て行ってしまう。ずっと続いていくと大変なことになる」と強調した。

 自らの「政治の師」である小泉氏が政府の方針と異なる考えを打ち出していることに関しては、「小泉さんの政治的な一つの勘もあるのだろう」と語った。

◆小泉純一郎元首相 -人間の考えは変わる」 -「脱原発」の主張への批判に応える

 小泉元総理大臣は、「東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、原発は安全ではないし、コストはほかのエネルギーよりもっとかかることが分かった。そういう私の主張に対して無責任だという批判があるが、過ちて改むるに、はばかることなかれだ」と述べ,理解を求めた。

 小泉純一郎元首相は11月3日、横浜市内で講演し、自らの「脱原発」の主張に関し、「首相の時に推進論者だったのに、 辞めたらなぜゼロと発言するのか(との批判がある)。明治維新では、鎖国を唱えた人が権力を取ると開国になる。人間の考えは変わる」と述べ,理解を求めた。

 小泉氏は原発ゼロに考えを転換した理由として、使用済み核燃料の最終処分場建設の見通しが立たないことを挙げ、「そんなことに莫 大(ばくだい)な資金を使うなら、自然を資源にしたさまざまなエネルギー源を開発するために使った方がいい」と強調。さらに「事故前から処分場のめどを付 けていないのに、事故後も、めどが付けば原発はやっていけると言う方が楽観的で無責任だ」と述べ、原発推進論者を批判した。

 そのうえで小泉氏は、今後のエネルギー政策について「原発政策の方針の大転換が必要だ。大方針は政治にしか決められず、何年かかってでも原発をゼロにすべき だ。日本の技術力は優れており、太陽光発電や風力発電、それに蓄電の技術も進んでいる」と述べ、安倍政権は原発ゼロの方針を打ち出して自然エネルギーに比 重を移していくべきだという考えを改めて示しました。

 

>>>小泉政務官初答弁「父は父、私は私」

 小泉進次郎復興政務官は10月30日の衆院経済産業委員会で就任後初の国会答弁に臨んだ。

  質問者は、民主党の辻元清美衆院議員。、辻元氏は、元首相が最近脱原発を訴えていることに関連し、使用済み核燃料に関する見解をただした。進次 郎氏は、「父は父、私は私。父の考えについて子供がなんだって答えないといけないのか」と切り返し、「脱原発しようと、そうでなかろうと、使用済み核燃料 をどう解決するかは、後世につけを残さないために取り組まなければいけない」と答えた。

>>> 自民党 小泉「脱原発」発言検証に戦々恐々 

 自民党の石破茂幹事長と高市早苗政調会長が、小泉純一郎元首相の「脱原発」発言に対する党見解のとりまとめ作業を押し付け合っている。高い人気を誇った小泉氏への対応を誤れば党の支持率低下も危惧されるだけに、慎重にならざるを得ないのであろう。

 両者が小泉氏への対応に慎重になっているのは、党の支持率低下を懸念しているからだけではない。石破氏は2002年の小泉政権で防衛庁長官として初入閣を果たした。一方の高市氏も小泉政権下、郵政民営化が争点となった2005年の衆院選で造反組に対する「刺客」となって復活当選を果たしている。このため、2人とも小泉氏に恩義や遠慮がある,というわけである。
                                             出典:「サンケイ新聞」電子版 2013.11.9 09:15

             ************************************

 

>>>原発めぐり「現役官僚」の告発本,『原発ホワイトアウト』 6万5000部


 現役官僚「若杉冽」著の,東電の福島原発事故をテーマ-に,電力会社、政治家、省庁の癒着を描いた『原発ホワイトアウト(講談社)は,発売1カ月で6万5000部と売れている。amazonでは,在庫切れで入庫未定とある。

 作者の名前「若杉冽」は偽名という。プロフィルには、東大法学部卒で「現在、霞が関の省庁に勤務」とある。

  本の中では、電力会社が政治献金や選挙支援によって政治家を操ったり、世論を誘導したりする構図が描かれている。小説という形になっているが、モデルがほ ぼ特定できる登場人物もいる。著者にインタビューしたという朝日新聞の記事によると,「直接見聞きしたことと、間接的に聞いたことが半々」という。

  執筆のきっかけは、昨年末の政権交代。安倍政権になり、「政府、業界、政治が再稼働に向けてひたすら走っていこうとしているのは国民をバカにしている」と 感じ、若杉さんから講談社側にアプローチした。直前に読んでいた村上春樹さんの「1Q84」を参考に、2カ月ほどで一気に書き上げた。

 犯人捜しも始まっているというが、名乗り出るつもりはない。「カミングアウトしてしまえば、そこで終わり。できるだけ長く省内にいて、発信し続けようと思っています」と語っている。

                      source:朝日新聞デジタル 11月2日(土)13時15分配信

 

原発ホワイトアウト
若杉冽著
 ・現役キャリア官僚による
告発の書
 講談社刊

内容紹介


キャリア官僚による、リアル告発ノベル! 『三本の矢』を超える問題作、現る!!

再稼働が着々と進む原発……しかし日本の原発には、国民が知らされていない致命的な欠陥があった!
この事実を知らせようと動き始めた著者に迫り来る、尾行、嫌がらせ、脅迫……包囲網をかいくぐって国民に原発の危険性を知らせるには、ノンフィクション・ノベルを書くしかなかった!


目次


第1章 選挙の深奥部
第2章 幹事長の予行演習
第3章 フクシマの死
第4章 落選議員回り
第5章 官僚と大衆
第6章 ハニー・トラップ
第7章 嵌められた知事
第8章 商工族のドン
第9章 盗聴
第10章 謎の新聞記事
第11章 総理と検事総長
第12章 スクープの裏側
第13章 日本電力連盟広報部
第14章 エネルギー基本計画の罠
第15章 デモ崩し
第16章 知事逮捕
第17章 再稼働
第18章 国家公務員法違反
終章 爆弾低気圧

 

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 安愚楽牧場元幹部ら提訴 「... | トップ | 九州の流通業界いま・これか... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

持続可能な社会づくり」カテゴリの最新記事