つとむ君のブログ

季節の花・風景・行事、美味しかった食べ物の写真を載せたいと思います。

折り紙風生き物

2012-07-19 22:10:32 | シェイプアート
夏の砂浜を背景に折り紙風の生き物たちを描いてみました。
梅雨も明け、これからが本格的な夏の始まりですね、
生き物たちは喜んでいるようです。
潮が引いた後、砂浜や磯に置き去りにされていったような水溜りのことを忘れ潮というそうです。
潮溜まりともいいますが、こちらは海水が溜まった場所を、忘れ潮の方は残っている海水の方を指すそうです。
小魚が泳いでいたり、カニやヒトデ、貝がいたり・・・・
忘れ潮と一緒に取り残された生き物に出会える場所なのですね、
私たち人間も、時代の流れの中で、いろいろなものを置き去りにしてきました。
もしかしたら、忘れられて行くものの中に大切なヒントが隠されているのかもしれませんね、
忘れ潮を覗き込むように、時々、遠い記憶を呼び戻してみるのもいいのではないでしょうか。


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蛍狩り

2012-07-13 19:45:52 | シェイプアート
~もの思えば 沢の蛍も 我が身より あくがれ出(い)ずる 魂(たま)かとぞみる~(和泉式部

蛍は「火垂」(ほたり)、または「火照」(ほてり)の変化だといわれています。
淡い黄色の光が闇の中を点滅しながら舞い飛ぶ姿は、いかにも幻想的で、和泉式部は自分の魂が抜け出してさまよっているのかと思ったそうです。
蛍は美しい川でしか育つことがでないそうです。
蛍狩りができる場所も、少なくなりましたね。
一生の大部分を水の中で過ごし、成虫になればわずか数日の生命だという蛍、その間は水以外は何も摂らずに光り続けるそうです。
闇の中に、ひたすら、自分たちの生命の軌跡を描こうとするかのように・・・・。



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七夕

2012-07-07 16:22:54 | シェイプアート
今日は七夕ですが、織姫と彦星がどのようにして天の川を渡るかご存知ですか、
7月7日の夜は鵲(かささぎ)がどこからともたくさん飛んできて、翼を広げて橋を作ってくれるそうです。
鵲が翼を広げて作ってくれる橋なんて・・・・天の川にふさわしい橋ですね、
そこから男女の仲を取り持つものを「鵲の橋」(かささぎのはし)と呼ぶようになったそうです。
鵲は日本版の恋のキューピットなんですね、

彦星の行合を待つかささぎのと渡る橋をわれにかさなん\菅原道真

梅田の橋をかささぎのはしとちぎりていつ迄も我とそなたは女夫(めおと)星\人形浄瑠璃『曾根崎心中』近松門左衛門


ところで、今の鵲は昔の鵲とは違うようです。
昔は今でいう青鷺(あおさぎ)のことを指したそうです。
青鷺は翼を広げると日本にいる鷺の中では一番大きい鳥ですから、きっと素敵な橋ができるでしょうね。

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浜茄子

2012-07-03 12:27:22 | シェイプアート
浜茄子(ハマナス)と聴くと知床旅情の歌詞を思い浮かべますね・・・

知床の岬に はまなすの咲くころ
思い出しておくれ 俺たちのことを
飲んで騒いで 丘にのぼれば
遥か国後に 白夜は明ける

浜茄子は小さな棘のあるバラ科の植物です。
初夏には紅紫の花(まれに白い花)を咲かせ、清楚で可憐な野バラの香りが漂います。
根は染料に、花はお茶に、果実はローズヒップとして食用にも使われています。
日本では、北海道から茨城県の太平洋側と鳥取県より北の日本海側の海岸に生息しています。
純朴、野生的で力強く、花の色が鮮烈、葉も美しく、生命力も強い・・・ことから北海道の花に指定されています。
「ハマナス」の名は、海岸の浜(砂地)に生え、果実がナシに似た形をしていることから「ハマナシ」という名が付けられ、それが訛ったものといわれています。

初夏になると浜辺を美しく彩る花たちですが、厳寒にも耐える逞しさを備えているのですね。




キラキラ動画ソフトblingeeで加工してみました。

楽しいですよ

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