人生に喜怒哀楽の感情がなければ味気ないものです。
即ち、喜怒哀楽は人間に与えられた最高の歓びであり、他人と分かち合うべき最高の調味料と言えるのではないでしょうか。
喜び ― 喜びは誰の為にあるのでしょうか。決して自分だけのものとは思えません。すべての喜びは他人と味わう為のものなのです。
怒り ー 怒りは何故起きるのですか。すべて自分を中心にした損得勘定(プライド・名誉・存在価値・物・金など)が起き、それが引金となり、発生するのです。
哀しみ ー 哀しみ、悲しみ、せつなさなどが起きるのは何故でしょうか。大切な人を亡くした時、健康を損ねた時、失敗をした時、信用・信頼を失った時、金や物が無くなった時など事の大小はありますが、とても苦しいものです。
楽しみ ー 楽しみとは自分一人だけのものではありません。親しい人々と共にあり、大切な人々と共にあり、縁ある人々と共にあり、それこそ様々な楽しみが人生には用意されています。
人生は万全でないから面白いのです。
全てのものが満たされてなく、不足があるから、何もないから幸せなのです。