美味!な日々

近藤史恵:天使はモップを持って

近藤史恵さんの作品は今回初めて読みました。うん、よかったです。

本格物などとは違って死体は一切出てこず、どちらかというと日常的な謎を扱った作品です。若いのに天才的な清掃員キリコが清掃員ならではの洞察力で解決する短編集。主人公はキリコが清掃している会社の社員で、キリコとの恋物語もいい感じ。会社内の女性同士の会話や関係性の描写もリアルでひき込まれました(さすが女性作家!)。

私は家事の中でも掃除はあんまり好きじゃありません。でもこの本を読むと、週末はがんばって掃除しちゃおうかなぁと思わせてくれちゃいます。それくらいキリコの掃除っぷりはすんばらしいです。もちろん、謎解きっぷりも素晴らしいです。うれしいことにシリーズ化されているらしいので、次作文庫化待ちですネ!

天使はモップを持って (文春文庫)
近藤 史恵
文藝春秋

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