先月、8歳を迎えたリキですが
ちょうど同じ時期にリキの体に変化が現れました。
体というより、以前検査したことのある左頬の腫れが大きくなってきたのです。
同じ場所というよりも少し位置がずれているのですが
9月に入り急に腫れが目立ってきた為、かかりつけの病院へ。
コチラでは、もしかしたら口の奥の唾液腺の炎症からきているのかも?
と、抗生物質と消炎剤を1週間処方してもらいました。
しかし、処方された薬を飲んでも腫れは引くこともなく・・・。
そこで
以前詳しく診察してもらった病院で診てもらうことになりました。
10/5(金)、下記の検査を行いました。
◎CT検査
◎組織検査
この日は検査のみで、検査結果は1週間後。
麻酔をかけての検査の為、
本当は1日入院するところ、リキの性格を考慮して、日帰りにすることに。
夜、迎えに行ったリキを見てびっくり!!
おなかがパンパンに膨らんでいるのです。
通常であれば入院して点滴を受けなければならないのに日帰りの為
スポーツドリンクのようなものが入っているとのこと。
「この膨らみは1日で治まるので心配はいりません」と言われホッとしました。
病院をあとにして、車に乗って家に帰るまでは全然元気なリキだったのですが
数時間ほどすると、麻酔がまだ醒めきっていなかったのか
それともお腹の膨らみの重さに耐えられなかったのか
後脚に力が入らず立ち上がれなくなってしまいました。
旦那が夜帰ってきた時も、立ち上がろうとするけど、立ち上がれず、
とても悲しそうな切ない声をあげて鳴いてました。
体がだるいらしく、すぐに横になって休むリキ。
撫でていると、口の中が冷たくなっているのに気付き
毛布を引っ張り出して保温をして就寝。
朝になるとリキの元気も徐々に復活し
午後にはほぼいつも通りのリキに。
あとはリキの検査の結果を待つのみ。
10/11(木)
仕事が終わってから、検査の結果を聞きに行きました。
結果は線維肉腫。
いわゆる、良性のものではなく、癌でした。
線維肉腫の症例はあまり例がないそうです。(年に1~2件程度)
原因は分からず、以前のものが癌化したのか
それとも、たまたま近い場所に新しい癌が発症したのか・・・。
リンパと肺も診てもらいましたが
転移は見られないとのこと。
線維肉腫というのは、転移はしにくいそうです。
転移しにくい代わりに、その場所だけがどんどん大きくなっていく、、、と。
完治するのは難しいと言われましたが
治療方法としては、積極的治療か緩和的治療の二者択一。
◎積極的治療:放射線治療のみ
外科的治療⇒除去できる場所ではない為、無理。
抗がん剤治療⇒線維肉腫には効果なし。
◎緩和的治療:痛みの軽減(薬等)
食事療法
担当の先生に勧められたのは、放射線治療でした。
リキの場合、まだ、放射線治療が期待できる大きさであるとのこと。
放射線治療も無理な大きさであれば、選択肢にはあげない、と。
ただ、費用はかなり高額になり、1ヶ月間入院して治療に専念することになると。
しかも、場所は関東圏内ではなく、三重県になってしまうとのこと。
(川崎と藤沢に設備はあることはあるが、今までそちらに紹介した例はなく
三重県の病院だと、設備だけでなく、信頼もできるとのこと。)
そんな1ヶ月も一人で治療させるなんて可哀想過ぎる、、、となると思います。
緩和的治療でいいじゃないか?!と。
「緩和的」と文字だけを見るとこっちが自然の摂理にも適っているように思えますが
先生が言うには
このままの状態にしておくと
どんどん線維肉腫は大きくなってしまうこと。
(食事を採っても、肉腫が栄養をとり、体に栄養がいかず、体は痩せていく)
体は元気なのに、顔だけ痛々しい状態になってしまうこと。
顔が2つあるほどの大きさにもなってしまうかもしれないこと。
外側に腫れが大きくなるだけでなく
内側にも大きくなってしまったら、眼球を圧迫して痛みを伴うとのこと。
今は痛みはなくても腫れが大きくなれば痛みも出てきて
食事も採れなくなってしまうとのこと。
緩和的治療を選んだ飼い主さん達は
その子の様子を見ているのが辛くなって
最終的に安楽死を選択する方が多いとのこと・・・。
まだ迷いはありますが
一番の前向きな治療は放射線治療だと弟にも言われ
放射線治療を受けることを選択するつもりです。
放射線治療もその1ヶ月間に、
その子が一生に受けられる放射線量を考慮して行う為、
もう、次に放射線治療をすることは絶対にないということ。
今、出来る限りの前向きな治療と考えリキにも頑張ってほしい。
放射線治療を受けても、リキの場合完治することはないそうです。
線維肉腫を完治させるには除去することが1番の方法。
その方法が出来ないので、放射線治療で出来るだけ小さくしていく、
という選択です。
放射線を顔の左側に浴びる訳ですから、リスクはあります。
照射部分付近の左目が白内障になる副作用が後々出てくるでしょうとも言われました。
片目の視力を失う可能性がありますが
先生は片方はちゃんと視力があるので慣れれば支障はなくなるでしょう、と。
そして、放射線治療後の2週間くらいは皮膚がやけどの様な状態になるので
家に戻ってからも絶対に触らせないように、カラー生活。
また、放射線治療を行う度に
麻酔もかけなければならないので
腎臓の数値も悪くなり、療法食や定期的な点滴が必要になるかもしれない、とも。
そして、遠方で治療を行うということの最大のリスクは
治療中にもし何かあっても、すぐに駆けつけてあげられないということ。
最悪の場合を考えたらとても怖くて
今、元気なリキを入院させてもいいのか?
寿命を縮めてしまうかも??と頭の中がぐちゃぐちゃです。
ただ、何もしないで後悔するよりも
出来る治療方法があるのなら出来る限りやっていきたいと思います。
リキにはひとりで1ヶ月間の治療を受けてもらわなくてはならず
とても辛く寂しい思いをさせてしまうと思いますが
これはリキにとっても前向きな治療と信じています。。。
正直、私の気持ちも日々揺れています。
放射線治療がいいのか?
それとも緩和的治療の方がいいのか・・・??
その時その時によって、考えも不安定な状態ではあります。
結果が出て1週間が経ち、なんとか文章にまとめてみましたが、
まとまりのない、長文になってしまいました。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。