暴落を予知できましたか？

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明日の株価を予知したり、予測することは不可能だ、
と前回書きました。

　２７日の中国・上海の株式市場での株価暴落が引き金になって、
その波が世界のマーケットに押し寄せて、２８日には東京市場も
大きな影響を受けました。
　
　先日、６年９ヶ月ぶりに、やっと１８，０００円を回復した
日経平均が、ザラ場で７００以上の下げを記録して、
終値は５００円を超す大幅安です。

　市場参加者のほとんどは、今回の暴落を前日に予想でき
なかったハズです。

　このところ、過熱気味だったので、そろそろ調整があっても
不思議ではない、と感じていた人たちは多かったでしょう。
しかし、何日にいくらくらい下げる、ということまでは
絶対に判らない。

　世界的に膨大な資金量を動かしている、ヘッジファンドの
関係者は、今回、資金を市場から引き上げる、売り浴びせる、
という意志を固め、計画していたのですから、この暴落を
予知していたものと思われます。あるいは、筋書きを書いた
とまでいえるかも知れません。


　さて、３月の相場はどのように動いていくのでしょうか？


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相場を当てることなんてできるんでしょうか？

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相場を当てることって、ほんとにできるんでしょうか？

　私は、相場を当てることは誰にもできないことだと
思います。

　株価は、売りたい人と、買いたい人の力関係で決まって
いくものです。

　売りたい人、買いたい人の、それぞれの強気・弱気。

　これから株価が上がっていくと思う人。下がっていくと
思う人。

　それらの思惑が交錯していって、株価が形成されるんだ
と確信しています。

　その思惑も、時々刻々と変わっていく。

　前の日の夜、寝る前に決めていたことが、朝起きて、
市場に注文を出すときにかわることもあり得ます。

　株式市場に参加している人の、全員の思惑が、
このように、刻々と変化していくのです。

　相場を予見、予測して当てることは不可能です。

　偶然に自分の希望的観測と、株価の結果が当たるって
ことはあるでしょう。まぐれですね。

　科学的に予知できたのではありません。

　ですから、相場を当てようなどと思わない方が無難です。
　
それでは、相場に必要なことは何でしょうか？

　次回に、それを考えてみましょう。



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１００％勝てる投資術ってあるだろうか？

　相場で全戦全勝できるのでしょうか？

　だれに聞いても、どんな本を読んでも、答えは「ノー」です。

　プロのディーラーや、仕手といわれる人たちでさえ、一つも負けない
（損しない）ということはないんだそうです。

　ただ、だれでもがいっている「共通の認識」があります。

　それは「相場の巧みな人、上手な人は、損失を極小にする」ことだそうです。

　ロスカットを平然と行って、負けは負けと割り切れる、ともいわれています。

　私の経験でも、これはなかなか難しいんですねえ。

　将来を自分ひとりで期待して、希望的観測というんでしょうか、
今に回復できるなんて一人で決め込んで、ズルズルと損失を大きくしてしまう。

　プロとシロートの大きな違いなんでしょうね。

　今、テクニカル指標を使って、とにかく設けることよりも損を少なくすること、
に力点を置いてシミュレーションを繰り返しています。

　たしかに、損を抑える、少なくする、という視点は効果があることを、
実感し始めています。

　ネット上で溢れている、「絶対に儲かる株式投資術」とか「必勝の株式」の
タグイは、まあ「ありえなーい」と思っていた方が無難です。

　そのうちに、もし投資成績が良かったら、
ブログ上で公開して皆様のご意見をお聞きしたいと思っています。
そのときはよろしくお願い申し上げます。


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市場参加者全員が儲かる株ってあるの？

　株式マーケットにはいつも、多数のプロ、機関投資家、個人投資家などが参加して、熾烈な戦いを続けています。

　さて、その参加者全員が儲かることってあるんでしょうか？

　あるわけないですよね。

　カジノの博打ならば、店側（親、ディーラー）と客側の戦いですから、店側が負けてお客全員が勝つこともあるでしょう。

　株式市場はそうはいきません。親とか胴元がいないからです。

　市場には「売り手」と「買い手」しかいません。どちらかが勝てば、儲ければ、他方は損をする、負けるのです。

　あなたが株式を買って、利を乗せて売りたいのならば、あなたの買値より高くても買いたいという人が現れない限り、あなたは儲けることができません。

　株で儲けるということは、先ず「負けないこと」「損しないこと」です。相手が損をしようとかまわない。非情の世界ですね。

　これから研究を続けて、成果が出たら、ご報告いたします。

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　前原　ハルオ