RF2200のブログ

BCL・アマチュア無線・その他気が向いた時に書きます。

ICF-5900(ニコイチ)5

2016年01月12日 05時38分53秒 | BCL関係


この連休でR-300の修理をしようかと思ってたんですが、部品が届かない(T_T)。
仕方が無いので、鬼門となってるICF-5900のメーターの修理をしました。
修理といっても、似たようなメーターに換装したものです。
こんな感じになりました。↓








以前やろうとして失敗したヤツのリベンジです(笑)。
この代替えメーターは、感度が良すぎるので調整抵抗を入れました。
このメーター、お安かったので何個か同時に買ってあります。
残りの5900にも換装する予定です。

R-300(1)

2016年01月10日 03時35分37秒 | BCL関係

TRIO(KENWOOD)のR-300です。
中学、高校と私がBCLに熱中していた時、YAESU FRG-7と双璧をなしていた通信型受信機です。
以前オークションで落札して、FRG-7と併用して使ってたんですが、最近常に「ジャー」というノイズが
入るようになったので修理です。
元々、「ケンクラフトQR-666」というキットとして発売されていたのを完成品として発売したモノです。
基板とかはハンダごてを使わずに外せるので、メンテナンスは楽ですね。









取り敢えず、アマチュア無線業界では「劣化が激しい」で有名な日立製「2SC460」が使われているので、無条件で交換します。
この頃のTORIO製品にこぞって使われていました。まさか40年後まで使われるなんて誰も考えなかったと思います(笑)。
BCLラジオ界では、劣化が激しいといえば三菱製「2SC710」三洋製「2SC930」ですね。
2SC710はSONY製品に使われています。BCLラジオのみならず、CF-1980とかのラジカセにも使われています。
2SC930は三洋製「RP-8700」で使われています。私が修理したヤツでも、ほぼ全滅に近いくらい劣化してました。
他にもSONY製の「ICF-6800」とかにも使われています。6800で調子が悪いのは大抵これが原因です。
ちなみに2SC930は、始めはICF-5900でも使われている2SC668と同じ半球型でしたが、途中で一般的なTO-92型に形が変わっています。
RP-8700でも、半球型だけの機種と、TO-92型だけの機種とあります。



マーカー基板です。(これは交換後です)









足が真っ黒です。









写真の左のヤツ。
hfe = 11 死亡確認。









右のヤツ。
これはかろうじて生きていますが、規定値下限ギリギリです。









RF、IF基板です。









IF基板のヤツ。
hfe=16。死亡確認。









RF基板のヤツ。なんとか生きてますが、ギリギリ。









交換して取り付けたのは、2SC460Cで4つともこの位の値です。









左がTO-92型の2SC460C、右が外した旧型の2SC460Bです。途中で左に形が変わりました。
現在もT0-92型は販売されているらしいのですが、旧取引メーカー向けで、新規の販売はされてないようです。
ですから個々の販売店での入手は、右のが殆どで、hfeも低下しているのが多いです。
私はたまたまTO-92型が残っている店があったので試しに入手しました。その販売店もあと数個しか残ってません。
TO-92型の2SC460が入手出来ない、有っても旧型の場合は互換品を使った方が無難です。
アマチュア無線業界では2SC1675Lが互換品としてよく使われています。









なお、旧型の2SC460はTO-92型の2SC460とは『足の配置が逆』です。
というか、旧型は「C460」と書かれてる面は『裏側』です。
TO-92型の2SC460を取り付ける時は、旧型の2SC460の配置に対して裏返して取り付けます。
丁度2SC710と同じですね。

この面で、両方とも左から「ECB」になります。↓









RF基板には、2SK19GRも使われています。
外したヤツの値。










手持ちに2SK19GRがあったので、交換しました。
その値。









RF基板のこんな場所にあったので、取り付けに苦労しました(笑)。









交換後、元に戻して電源を入れてみたのですが、「ジャーー」というノイズは治りませんでした。
となると、3つ使われている「3SK35-GR」かしら?入手が難しいので、なんとか探してみま~す。


ACアダプター

2016年01月05日 12時25分01秒 | BCL関係

少し前に家電店で買ってみました。が、
これ、『使えね~~~~~~』というか、『使ったらダメ。機器が壊れる』レベルでした・・・・・・orz。

何がダメかと言えば、
1.電圧の切り替えが有るけど、機能してない(切り替わらない( ̄□ ̄;)!!)
2.電圧が高すぎる。
です。
12Vに対して、「17.3V」が出てます。
確かに電圧降下に対応して、多少大きめに出力する事は必要ですが、高すぎます!!!
(SONYのICF-5900用のACアダプター「AC-9」は、これと同じ300mAですが、4.5Vに対して5V前後です)
トランス式のACアダプターは、ノイズがあまり出ないのでラジオ用には適してますので買ってみましたが、
これはあまりにヒドイですね。(スイッチングジェネレータ式はノイズが出ます)









1980円とお安かったので買ってみましたが、「安物買いの銭失い」でした(爆)。

ICF-5900(ニコイチ)4

2016年01月04日 16時25分01秒 | BCL関係

お正月休みも本日でおしまい。
正月休みは3日間駅伝三昧でした。以前書いたリラックマやフリーザ様も健在でした(笑)。

ICF-5900なんですが、
使われてる2SC710はこんな感じで、足が真っ黒になってます。
こうなるとどうしようもないですね。









何台か交換して解ったのですが、RF系の電流が常に変化する所に使われているモノは劣化が激しいです。
メーターアンプに2SC634とかが使われてるんですが、それも足が真っ黒。
同じ2SC634とかでも、音響系や電源系とかに使われてるモノは黒くなってません。


5900のライトをLED化してみました。









使ったのは「超高照度」「電球色」「8400mcd」「φ5」のモノです。
順方向電圧3.1V(20mA時)最大電流30mAだそうです。
ライト用ですので30mAも流す必要ないので半分の15mAで計算すると

(4.5-3)÷0.015=100Ω

です。100Ωを直列につないで、熱収縮チューブをかぶせました。
最近の熱収縮チューブはヘアドライヤー(1000W)でも収縮してくれます。
LEDにしたら電球の時より少し広範囲を照らしてくれるようになりました。