月は東に

Get Out Of That Rut & Savor Life

『キンキーブーツ』@伏見ミリオン座・9/13

2006-09-19 03:16:27 | Movie
小さな女性用の靴を無理やり履いているドラッグクィーンの気持ちがよーくわかるわよ、私は(笑)…と言っても私は女性なので女性用の大きいサイズを探せば済むんですが、身体は男性の構造のままのドラッグクィーン達はそういうわけにはいかないもんね。
私は、身長約170cmで靴のサイズ24.5cm。身長に対する靴のサイズとしてはフツーなんだけど、幅が広めなので丁度いいのを探すのが結構大変です。25cmじゃ大きいんですよ。24.5cmでも同じメーカーでも木型によっては履けたり履けなかったり……。24.75cmっての作ってくれないだろか(笑)

チラシクリックで公式サイトへ飛びます。興味のある方はどぞ。

ありがちなサクセス&ハートフルストーリーで、ネタが“キンキーブーツ”となるとコメディとして出来すぎ感があって通常なら敬遠する作品だけど、実話が基になってるってことで俄然興味が沸きました
もちろん思いっきり脚色されてるだろうけど(実話にはメインキャストのローラのような人物は存在しないそうです/キンキーブーツを注文した男性はいるけど)

大半がフィクションでも、その過程を見ているのは楽しかったです。
このシーンは実際はどうだったのかなって、わくわく気分にさせてくれる素敵な映画でした 結果がわかっていても、ドキドキさせる描き方、過不足なくスムースに進むストーリーとシーンの描き方が上手い。
コメディの部分はもちろんシリアスな部分もしっかりと描かれてます。業界自体の現実的な厳しさや、フィアンセとの行き違いもよくわかりますね。

カリスマドラッグクィーン・ローラ役のキウェテル・イジョフォーがとても良かったです。
立派な体格で、凄いオーラと圧倒的な存在感。そして繊細な表情の演技に拍手
クライマックスのミラノのステージは最高。
その最高のパフォーマンスの後、主人公のチャーリーと工場の従業員ローレンのキスシーンを見つめる、ローラの切ないというか諦めを含んだ安堵というか、なんともいえない表情が印象的。
海辺のスキップのシーンは、冒頭も最後の方も涙腺弱りました

なにより音楽が素敵
ジェームス・ブラウンの〔Man's man's world〕とか〔Yes sir I can boogie〕とか……〔Prettiest Star〕はデイヴィッド・ボウイだったかな?
キンキー・ブーツ・オリジナルサウンドトラック
サントラ買っちゃいそう DVDも出たら買うかも(……また散財


★余話1
靴好きには堪らない映画でした
特にクライマックスのミラノの靴見本市。あと、ローラとローレンとニックが入ったシューズショップ。
ニックの「ジミー・チュウやマノロ」って台詞にも小躍り(2つとも持ってませんがそろそろ欲しい/でも高いんだよねえ)
JIMMY CHOO
MANOLO BLAHNIK


★余話2
ローラを見たとき誰かに似てるなあと思ったら、女装した慎吾ちゃん(笑)
ガタイがよくって、女性に見えない女装ってとこが特に
いくらガタイがよくっても耕史君はアウト。決して女顔じゃないんだけど綺麗な顔立ちだから、今の体型で真剣にメイクして女装すると、ドラッグクィーンより訳わからん物体になりそう
(“訳わからん”というのは比較の表現上使っただけで、決してドラッグクィーンをけなしてるわけではありません、念のため)
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