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キリスト教講座④【『教会の信仰』とは】

2006-10-01 20:21:43 | キリスト教講座
■教会の信仰 
 最後に、先に挙げていました「~私の信仰?教会の信仰?~」についてですけれども、こういうことを見ていきますと、信仰というのは個人的なものというよりも、信仰共同体である教会の重要性というものが見えてきます。古くから礼拝式文の中で「わたしたちの罪ではなく、教会の信仰をかえりみ・・・」という祈りが捧げられることが定められ用いられてきました。また現在もカトリック教会のミサ式文にはそれが受け継がれております。
わたしたちの信仰は皆それぞれに小さなものであったり、また自分が弱り果てたとき、信仰を失ってしまったと見えるような事すらあります。自分の信仰はもうないから、これで終わりだ。などとなりかねません。しかし聖書は「教会の信仰」ということを言います。私たちの罪ではなく、教会の信仰をかえりみて下さい。と、祈るのが私たちの祈りです。自分たちの信仰は教会の信仰の中に支えられ、守られているとも言えますでしょう。自分には信仰がなくなったと思えるときも教会の信仰の中に守られている。だから礼拝を捧げ続けるし、祈り続けるのです。
教会に結ばれたわたしたちの信仰ということを考えて頂ければよろしいかと思います。


■まとめ
教会に結ばれたわたしたちだから、何もしなくていい、大船に乗ったつもりで自由にしたいことをして、元気にやりましょう。と言うことではありません。教会に結ばれた信仰であるからこそ、一人一人は教会の枝であり、肢体であり、それぞれに委ねられた働きがあります。組み合わされ、建て上げられていくという教会の理解もあります。教会に結ばれた信仰であるからこそ、教会のために、牧師、聖職のために、そして同じキリストの体に結ばれている兄弟姉妹のためにお祈り頂きたいのです。

(日本基督教団聖ヶ丘教会・壮年会例会でのキリスト教講話 2006.10.1.sun)

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