ナダルの過去と未来

ラファ、TMS準優勝おめでとう！
来るクレイシーズンにこの２人の対戦が実現したら、今度はラファが勝つ番？

決勝戦関連記事はたくさん出ると思うのですが、それはちょっと置いといて過去にタイムスリップ！


２００３年。４月にモンテカルロで前年度全仏優勝者コスタ、そして５月にはハンブルグで当時５位だったモヤを下したナダル（その後すぐガトにコテンパンにやられましたが)。練習中にネットを飛び越えようとして失敗したとかで全仏は欠場したものの、ウィンブルドンでは１回戦でアンチッチ、２回戦で英国のチャイルズを下し、３回戦でスリチャパンに敗れるという活躍。この頃テニス界のあちこちでラファの将来について色々な予測が飛び交い、また多くの記事に取り上げられました。
（ラファについて誰がどんなことを言ったかについてはファン・サイトのThe Buzz参照。）

中には早くもラファを歴代のスーパースターたちと比較する記事も。
英国のファイナンシャル・タイムズ紙："Young Nadal is one they'll want to avoid"「誰もが当たりたくないナダル」（リンク切れ）"では、フォアハンドはロッド・レーバー(年間グランドスラムを２回達成している唯一の選手)、バックハンドはアガシ、試合に臨む態度はヒューイット、先天的戦術はケン・ローズウォール（１９歳から２０年近くトップ選手として活躍）を思い起こさせる、とあります。

しかし、その後華々しい活躍がないまま２００３年が終わります。関係者の間ではしばらくチャレンジャーに戻った方がいいのでは・・・という声もありました。

そして２００４年。デ杯１回戦(対チェコ)で国内トップ選手モヤ・ＪＣを欠いた【BABY TEAM】の一員として準々決勝進出がかかった最終試合に出場。見事その重責を果たす。自分が出場する最終戦まで勝負がもつれれば絶対に勝つという自信があったそうで、１－２でリードされて迎えた最終日、先発するフェリに「勝って２－２にしてくれ。そしたら僕がスペインを勝利に導くから」と言ったというのは有名な話。

このデ杯直後、Elmundo El Dia紙："Lo tiene todo para ser número uno"「彼はナンバー１になるためのすべてを備えている」でコナーズ、ムスター、リオス、ビラスと比べられています。


さて、ラファはここに出てきた選手達と肩を並べるような偉大な業績を残せるでしょうか。未来を覗きたいのはヤマヤマですが、結果を知ってしまったのではお楽しみが減ってしまうのでやめましょう。代わりに更に過去にさかのぼって子供時代のラファをご覧下さい。


モヤとラファ＠ナイキ・ジュニア何とかの表彰式だったかな？：

この２人、今では先輩・後輩というよりは「プレステ仲間」だとか。

ロナルドと：








趣味は釣り：


以上の写真はすべて私がスペインのテニス雑誌Tenis a fondoからスキャンしてVamosRafael.comに投稿したもの。


そして、スペイン版ヴォーグ２００４年４月号に載ったラファ。
「将来のナンバー１」という短い記事：

（私がスキャンしてVamosRafael.comにアップしたもの）




＜このブログ過去の関連記事＞
ＣＭタイム 　ラファがどんなＣＭに出ているかご存知ですか？
ラファのパンツ　
ナダル、強さの秘密
ナダル、あれから２年




＜マイアミ決勝記事＞
テニスウィーク：”Federer Holds Off Nadal To Capture Key Biscayne Crown”
The Australian紙："Federer wins Miami thriller"

ロイター："Federer comes back from the brink to win Nasdaq"
ロイター："Miami comeback win ranks among best, says Federer"
「逆転勝ちはまた格別だね」ということでしょうか。

ナダル　インタビュー
フェデラー　インタビュー
タイムズ紙："Federer stages classic fightback"
サンデータイムズ紙："Big-hitter Nadal aims for an upset"（試合前の記事)