新転地はお化け屋敷 第七章 予告

「美味しかったねー。お腹もいっぱいだし、満足満足」
「成美さんは不機嫌そうでしたけどね。大好物の刺身がずらり勢揃いなのに、わざわざワサビを取らなきゃならなかったですから。さぞや面倒だったでしょうね」
「でも大吾くんと上手くいって嬉しそうだったし、プラスマイナスゼロかな？」
「食べ物と一緒にするのはちょっと……まあ、確かに嬉しいのはもちろんでしょうけど」
「でも上手くいかせたのは孝一くんなんだよね～。どう？　キューピッドになった気分は」
「……それってもしかして、遠回しに責めてます？　僕の事」
「え？　どうして？」
「いや、孝治さんに成り代わって……」
「あ、あぁ～。そんなつもりはないよ全然ない。…………えっと、では次回、新転地はお化け屋敷　第七章　短い夜の長い話　です」
「お邪魔します」
「どうぞどうぞ」