心療内科で、入院施設がある病院は少ない。
関西でもいくつかあるが、
心療内科の入院診療では、
K大付属病院があり、クオリティも高い。
しかし入院のハードルは高い。
2~3カ月は待たなくてはならない。
心療内科とちがい、
精神科の入院病棟となると、
即日入院なんてのもあるけれど、
そのクオリティはギャンブルだ。
強制入院させられ、
鉄格子のある部屋に閉じ込められていた、
なんて話も聞く。
鉄格子までいかなくても、
逸脱行動のある患者と同じ病棟だと、
他の患者が突然わめいたり叫びだしたり、
暴れだしたり、他人につかみかかったり、
病棟の外へと走って逃げ出したり――
そんな患者たちと同じ病室だったら、
病気がよけいに悪くなってしまう。
患者に拘束具を装着してベッドに縛りつけ、
病院関係者が殴ったり暴力をふるっていた、
なんて事件報道も多い。
普通の入院診療をしてもらえるのかと思ったら、
以下のような事件もある。
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<うつ病新薬治験>
強制入院患者に治療せず続行 大阪・京阪病院(毎日新聞)
大阪府守口市の京阪病院が昨年1月、
患者の50歳代女性に実施したうつ病新薬の臨床試験(治験)で、
うつ状態にそう状態が加わって症状が悪化し、
強制入院(医療保護入院)させた後まで、
そう状態への治療をせず治験を続けていたことが8日、
毎日新聞の調べで分かった。
京阪病院は「治験を続けたのは人道上問題だったかもしれない」と話している。
厚生労働省は「病院の詳しい判断内容を確認する必要がある」と、事情を聴く方針。
同病院は99年10月、塩野義製薬(本社・大阪市中央区)と、
00年3月までに12例の治験を行う契約を結んだ。
期間は1人4週間で、治験は3人に実施し、女性はその1人。
そう状態とうつ状態が交互に表れる症状で同病院に入退院を繰り返し、
治験前はうつ状態のため通院していた。
治験は主治医の副院長が女性から文書で同意を得て、昨年1月14日に始めた。
ところが、外出して深夜にうろつくなど、そう状態を示す症状も表れたため、
同24日に女性の夫の同意を得て医療保護入院させ、保護室に収容した。
しかし、副院長は入院後も治験を続行。
期間半ばの同27日に治験を中止するまで、
そう状態への治療薬を投与しなかった。
女性は昨年3月まで入院した。
西浦信博院長は「医療保護入院となった段階で治験を中止するべきだった。
そう状態とうつ状態を見極めるのが難しい患者だったが、
そうの治療が遅れたかもしれない」。
同製薬によると、
「女性のデータは新薬の副作用かどうかなどを判断する材料に使う」という。
同製薬は
「治験実施計画書に従って行われており、問題なかったと考えている」。
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モルモットにされてたんだ‥‥
医師から手わたされた紹介状の宛て先は、
この病院なんだよな‥‥
役所が発行した医療券 (これがないと生活保護者は受診できない) をもって、
来週、外来受診する予定‥‥