喫煙とうつ病とアセチルコリンについて

うつ病について、いろいろと調べているのですが、一つの仮説が成り立ちそうなので、書きとめておきます。あくまで、素人考えなので、もし、これを読まれて、いろいろな意見がもらえたら、それはそれで、嬉しく思います。

さて、うつ病に、ついてこと細かく書くつもりはありませんが、一般的には、セロトニンとかノルアドレナリンとかの減少が、言われ、そのための薬が、処方されている。しかし、いろいろと調べていく中では、もちろん、はっきりと証明されているものではないでしょうし、そもそも、うつ病自体のメカニズム自体が、解明されていないのですから、私が、どんな説を唱えようと勝手なのかもしれませんが…つまり、うつ病を治すには、セロトニンとノルアドレナリンを相手にしているだけでは、ダメだということです。いろいろと関係する脳内神経伝達物質があるのだと思いますが、ここでは、アセチルコリンを取り上げて、話を残しておきたいと思います。難しいことは、他のいろいろなＨＰに書かれていますが、ここでは、私の言葉で書いておきます。

要は、アセチルコリンの減少もうつ病の症状の基となっているということです。頭が、ぼっとしたり、記憶力や思考力が落ちたり、気力が無くなったり…こういうのは、アセチルコリンが減少すると起こる症状のようです。

私は、「アセチルコリン」というと、喫煙を思い出してしまいます。アセチルコリンには、ムスカリン受容体とニコチン受容体と２種類あって、このうち、ニコチンと結びつくという性質から名前が付いたという、ニコチン受容体にニコチンがアセチルコリンに取って代わって作用するということは、もう常識になっていますが。

ここで、ある説があるようですが（もちろん、私の説ではありません。どこかのおえらい学者さんですが）、うつ病患者に、喫煙者が多いこと、禁煙が難しいのは、アセチルコリンの減少、あるいは、受容体が弱っていることに対して、知らず知らずのうちに、ニコチンを利用して自己治癒しているのではないかということです。ニコチンによって、受容体が増えて、機能が回復するということらしいです。あくまでも、説です。しかし、つじつまが合うことでもあります。ただ、もし、そうだとしたら、あくまでも、アセチルコリンが減少しているうつ病患者という限定になりますが、むやみに、禁煙に入るのもどうか？ということになります。もちろん、喫煙は、ニコチンだけでなく、いろいろな有害物質を含んでいるので、やめた方がいいのでしょうが、やめるとしたらせめて、ニコチンくらいは、補助剤でも利用して、補給しておかなければ、うつ症状が悪化するということになるのでしょうね。また、アセチルコリンが減少していない、うつ病患者については、新たに禁煙うつというのが付加されてくるので、安泰というわけでもないのでしょうけれど。

それでは、禁煙うつというのは、どう説明するのでしょうか？これは、やはり、喫煙によって、ニコチンが、アセチルコリンに取って代わって、作用するのが、通常の状態になったがために、禁煙して、ニコチンがなくなったがために、すぐには、アセチルコリンが、作用できず、あるいは、減少していて、うつの症状が出るものなのでしょう。
ただ、うつ病患者とは違って、いわゆる、これに対する健常者の方は、アセチルコリンが増えて、うまく、昔のように作用するようになれば、比較的早期に、抜け出せるのだと思います。

ただ、アセチルコリン系統に、異常があるうつ病患者（あくまで、仮定です）は、何か手を打つ必要はあるのでしょうね。検査も、しようがないのですけどね。

ここまで、考えると、要は、とりあえず脳内のアセチルコリンを増やせばいいんだということになってきます。ただ、アセチルコリンそのものを体内に取り入れても、分子が大きくて、神経細胞に入らないらしいです。そこで、アセチルコリンの原料であるフォスファチジルコリン（卵黄のレシチン）や脳細胞が正常に働くのに重要な働きをもつＰＳ（フォスファチジルセリン）を摂取するのが良いそうです。ＰＳは、脳の老化防止、記憶力・集中力の向上、気分の減退、認知症、うつなどに効果があるようです。あくまで、これらは、食品であって、薬ではありませんが。ただ、ＰＳは、食品で摂取するのは、大変なのでサプリが良いみたいですが。

ということで、喫煙とうつ病について、アセチルコリンにスポットを当てて書き込んでみました。

実際、私は、ＰＳのサプリを今、服用してますし、しばらく続けて様子を見てみたいと思います。どこかのＨＰで実験もされてましたが、１２週間の結果というものでしたから、少なくとも、３ヶ月くらいは続けたいと思います。