ミルクディッパー日和

ミルクディッパーの日々の活動を、ちょこちょこ、書いてゆきます。

プライベートワークショップ⑧

2016-08-31 05:38:22 | 日記
おはようございます。里村です

先週末は、月一WSの日。
今回は4名参加。
やっぱり3人と4人じゃ全然違う(笑)


今回の課題映画はこちら。



『太陽がいっぱい』
1960年 イタリア・フランス合作
主演:アラン・ドロン

すごく、すごく面白かったです

まず音楽が秀逸。
繰り返し流れるメインテーマが、綺麗で静かな曲にも聞こえるし、しっかりサスペンス調にも聞こえる。
曲がかかるだけで、ちょっとわくわくしました。

そして、何といってもアラン・ドロンの美しさ
市場を歩くシーンはPVみたいで、ちょっと笑ってしまったけれど(笑)
美しくて、陰がある。まさにはまり役

初めて観たときは、主役二人がどういう友人関係なのか、いまいちよく分からず。
なので、淀川長治さんを始め、幾人かの映画評を読んでみました。
そしたら何とこれは、「ホモセクシャルの映画」だとする見解が一般的なんですね。

ものすご〜〜く、納得しました

もちろん、あからさまな描かれ方はしていないので、あくまで「そういう見方も出来る」ということ。
でもそれをふまえてもう一度観てみると、初見では気付かなかった、目線や仕草や台詞がたくさん。
より面白く、より深く、作品を捉えることが出来たように思います。

そして、この映画の舞台は街並みもおしゃれ
映画館の大きなスクリーンで観たら、自分もその国にいるような気分になるんじゃないか、という話にもなり。
映画館で観たかった作品の一つになりました。




さて続いて朗読のお稽古。

今回は一般公募の短いエッセイを三本。(碧田は演出なので3人分)
裏返してランダムに選んでもらったのに、見事、それぞれにぴったりの題材を引き当てました(笑)

内容や文章がそもそも面白いものを読むのはとても難しく、今回も苦戦。
どこまで色を着けて、どこまで冷静に読めばいいのか。
私はいつも無難な感じにやってしまうので、攻めの人間になりたいものです……。




そして台本稽古。

まずは、男女一人ずつの二人芝居を。
参加者が男性一人と女性二人(と、碧田)だったので、私ともう一人の女子は交互に、男性は出ずっぱり。
当然人によって本の解釈が違っていて、それに合わせなきゃいけないので、彼は大変そうでした

同じ本でも、演じる人によって全然違うものに見えて、すごく面白かったです。


最後に女性二人芝居を。

その場の状況や登場人物の背景などを話してみると、自分が思いもしなかったことを彼女は考えていて、なるほどな〜と思うことが多々ありました。
ミルクディッパーの普段の稽古では、役者同士で話すことはあまりしないので、良い経験になったのではないかと思います。




さて。
ここからしばらく、月一WSはお休み。
来月からは、ごくごく内輪だけの発表会に向けて、稽古に入ります。

こちらもどうなることやら〜。
楽しみ

プライベートワークショップ⑦

2016-08-06 09:13:20 | 日記
おそーい梅雨明けを迎え、関東も本格的な夏になりましたね。
皆さまお元気ですか?里村は、もう……夏いらない。




さて遅くなりましたが、先週末は月一WSの日でした。
今回は参加者少なめの、三人(笑)
でも、なかなかに良い時間だったのです


今回の課題映画はこちら。



『グッバイ、レーニン!』

ドイツ映画。ベルリンの壁が崩壊する前後のお話。
ドイツの歴史や社会的背景をほとんど知らない私でも、十分楽しめる作品でした。
それはやはり、家族の物語だから。
息子が母親を想う気持ちが、分かりやすく、時にコミカルに描かれています。
個人的には、母親役と、別れた父親役と、父親の今の奥さん役の演技が印象的でした。

母親が、いつ息子の嘘に気付いたのか、父親と再会した時に何を話したのか、など、大事な部分をサラッと流しているのも良い!想像が膨らみます。

食べ物、ファッション、ライブイベント、インテリア、音響効果など…ドイツ人のセンスがよく分からないところも多かったですが(笑)
初めてのドイツ映画、とても面白かったです




そして。

今回も朗読と台本をやる予定だったのですが、映画の話と、そこから派生した色々な話が止まらなくなってしまって、あっという間に終了時間に

でもそれはそれで、実りある時間でした




では、また来月〜。あ、今月か