LOVE AND GLORY

-サイキックの眼-

愛がバロメーター

2014-09-29 03:30:35 | サイキックの眼

     
       
愛がバロメーター
     
     
僕は、《透視》によるカウンセリングをおこなう上で、
大事に見つめていく視点のヒトツとして・・
   
自分という『器』の「大きさ」「カタチ」「容量」「成分」「性質」
そして、その容量が足りているのかどうか?
今まで足りて来たのかどうか?
成分の配合や比率が合っているのか?どうか。
そして、『器』の製造者(親)は、どのような『器』の種類か。
     
それらを視て、依頼者の方に自分自身の「成分・品質」を知ってもらう。
     
別に・・モノではないので(失礼!笑)
このような表現は適切ではないようにも思えますが、
人間も物質の中のヒトツです。
そして個人もまた、一個人という物質のヒトツなのです。
なので僕は、個人という物質の成分表を解読するのです。
   
或いは、グーグルマップに住所を入力して検索をクリックすると、
地図上にピンポイントに個人の現住所がピックアップされる。
一般的なイメージでは、ちょうどそのような感覚。
そしてそのピックアップされた個人のポイントが、どのような関係性の上に現世が成り立っているのかを《透視》していくのです。
     
       
今回のテーマは、「愛がバロメーター」です。
     
先程の表現で言いますと、『愛情』の「成分」と「容量」の数値。
      
数値 ・・・・・・。
     
数値で解れば苦労しませんね・・苦笑。
    
「あなたの愛情の数値は足りていません!
    数値を上げるよう心がけましょう。」
     
数値を上げる?って・・どうしたらいいのん?
どこにあるの?
どこに行けば売ってるの?
いくらで売ってるの?
誰が持ってるの?
それってどんな成分でできてるの・・。
    
「これであなたも!もう安心!!」
     
こんなゴシップの商品コマーシャルは、いつも絶えません。
なにが安心なのでしょう。
何に対して?安心なのでしょう。
このような安心成分がイッパイ詰まった商品が無ければ、
どのような不安になるのでしょう・・・。
    
不安⇒安心になりたい
そうなるにはどうしたらいい?
どれぐらい働けばいい?
あとどれくらい頑張ればいいの?
あとなにが足りてないの?
    
どうしたら満たされるの?
どうして満たされないの?
   
大きさもまぁまぁと思う
カタチも整えた
研究者がはじき出した健康数値もクリアする努力も欠かしてない
    
あ゛ぁ~~もぅ イライラする!!怒
なんで!?
どーうしてイライラするの!!悲
     
 
数値では測れない・・苛立ち
なにが測れないのか
またそれは他人に測られると腹が立つ!!
その数値は測られたくない!
そしてそれは・・自分自身がいちばん知りたくない。
     
『愛の容量』
      
     
サンタクロースのプレゼントではないが、
誰しも持ちあわせ手にする権利があるモノ・・でしょうか。
プレゼントを入れる為の靴下、
こんな靴下のような「器」が、誰の中にも有るんです。
    
つまり私達はみな誰しも、
       
『愛情を受け入れる為の「器」を持って産まれて来ているのです』
     
それを・・その器の中身をいっぱいに出来る人は、親にしか出来ないコトなのです。
そして子供は、その器の中をいっぱいにしてくれる相手は、親じゃなきゃイヤなんです。
     
どうしたらその器の中身をいっぱいに出来るのか?
どうすればその器の中がいっぱいになるのか。
   
それは・・なにか?法則などではなく、
問題定義のクリアだけで数値が上がるモノでもありません。
世間のしきたりめいたコトで気がおさまるワケでも。
働いて働いて
我慢して我慢して
その先に達成するものでもありません。
       
それは 『人をひとりの人として認め見つめる深く強い気持ち』 です。
     
この気持ちを子供が親から受け継ぐコトが、最深の愛情です。
      
社会や自然の中で生きて行く為の怖さ
社会や自然の中で生きて行く為の強さ
社会や自然の中で生きて行く為の賢さ
これを乗り越えていく精神
     
この心構えの中で見つめる深く強い気持ち、感情、意識、視線が、
『人をひとりの人として認め見つめる「愛情」』です。
    
それは、どこかで売っているモノでは代用はできません。
経験でしか、成り得ないものです。
経験がない人、経験を避ける人、経験を無視する人は、
愛情をも避け・・無視し続ける人生になり、
ニセの代用品にしがみついていかなければ、
イライラと恐怖で身がもたなくなるでしょう・・・。
     
世間で頻発してしまっている重大な人的事件、
その原因の根底理由の殆どがこれでしょう。
麻薬系や依存症になる人も、「器」が底ついてしまっていて、
生きていく恐怖に精神が耐えられなくなるからです。
      
自然の動物が子供を見つめる眼差しは、
恐怖と強さと賢さを踏まえた精神で出来た愛情。
    
それとは正反対に人間社会では、うわべの「みんな仲良く」・・のみ。
これ“だけ”では生きていけません。
      
どんなに高度な数学でもっても測れ(量れ・計れ・図れ)ないモノがある。
「愛のバロメーター」は、何らかの代用品で足し算や掛け算をして数値が上がるものではありません。
それは、恐怖と強さと賢さを踏まえた精神で成り立つ、「愛情」とその「感情」。
高度な数値でも計り知れないのが「感情」です。
本当の感情。
本当の気持ち。
     
『人をひとりの人として認め合う気持ちと感情』
      
この中には、数値では計りしえない無二の「愛情」があるのです。
そしてそれを埋め合わせる代用品は存在しません。
 
 
サイキックの眼  ヤマモト・コージ