LOVE AND GLORY

-サイキックの眼-

ガンジガラメの平和

2015-09-17 08:54:22 | サイキックの眼

     

ガンジガラメの平和


平和とは・・・

「誰からも喰われることなく、
そして、誰をも喰ってはならない。」

この決まり、協定を互いに結び合い、維持することにある。

喰わないかわりに、あなたがたも喰ってはなりません。
喰われたら痛いし苦しいし、なにより死んでしまう。
だからあなたも喰ってはならない。
喰いあうなんて野蛮ですから。

でも自然の本質は違う。
いつ喰われてしまうか?
そして、今!喰いたい。

ネットの動画サイトにアップされている動物・ペット動画ですが。
ネコがアヒルのヒナを育てている映像などがあったり、水族館で調教されているイルカやシャチが、水槽プールサイドに飛来してきたカモメにエサをあげている行為など目にします。
これは、自然の本質である「自分が喰われる…」というコトが無い為に、喰うコトもしなくなるのでしょう。

つまり、人が与える『エサ』 という「平和システム」です。
だって、動物園に行くと…動物がみんな幸せそうに見え感じるのですから不思議。
自然の本質の脅威から人間に守られて、上げ膳据え膳で悠々自適?を与えられて、それを眺めて楽しむ。
最高級の特別養護老人ホームと同じ…。(失礼)
もう、虎でいる必要もなく、象でいる必要もなく、キリンでも・・イルカでも・・ペンギンでもなく。
何をしていいのか解らなくなるでしょうね。
動物園の動物達も、特別養護老人ホームでも、これからは「平和システム」においてクーデターが多発することは間違いありません。
なぜなら、自然の本質の血が騒ぎ、細胞が騒ぐからです。
狂暴?とか、スグにキレる?とか、そんな結果的理由ではなく…
『生きたい!』からです。
自然の本質の中で生きているかぎり、『生きたい!』からです。
それは、自然と本質の脅威ですが、それでも『生きたい!』という本能が勝るのです。
それは、止められないし…留まらないモノである。
 
『エサ』という「平和システム」に馴らされた社会。
日本は敗戦後、これを戦勝国から受け入れた。
もちろん戦前までだって国内にあったろうし、なにより大陸にエサをバラ撒こうともしてきた。
それが失敗し、逆にエサを受け入れる側になり、馴らされてしまったわけ。
それがまた、戦後に働いてきた者は、老後にと国から配給されてきた多量のエサを貯め込んできている。
そしてまた次は、その貯めこんだエサに馴らされて骨抜きになってしまった子供らが、そのエサ欲しさに家庭内クーデターを起こし…命にかかわる取り返しのつかない結果となり…命の破綻。
連日の朝ニュースに目にしない日はありません。
( 僕は子供の頃から、未来にこういう時が来ると思い苦しんできました。相当疲れます)

つまり、「平和システム」から得た『エサ』の奪い合いです。
争いの無い?平和?!
その為には必要以上の平等な配給が必要です!っと。
エサに馴らされた親は、子供にもエサを与えます。
子供はエサしか知りませんから、もっとエサをくれ!としか言いません。
実力に伴った努力をしてきた人は、子や他人にエサを与えることはしません。

でも今となっては、社会に実力が必要ない状態で。
「平和システム」の維持管理の為に働く人材が求められ、それは…少ないエサを与える仕事であり、その報酬もまた少量のエサなのです。
資本主義なんだか?共産主義なんだか?わやくちゃでおま。

エサを与えられているものは、エサを与えたくなる。
これが 『 ガンジガラメの平和 』 です。


※ ここからは未来への警告です。

動物園の動物は、自然の本質には戻れません。
これと同じことが、人間にも大いに起こります。
生きる為の実力が無いのです。
体力さえあれば良いと思うのは違います。
まだ健康なのに、精神的に生きていけなくなるのが一番辛いことです。
「エサを得る平和」「エサを与える平和」しか知らない人生ですから、それ以外のコトには何も対応できないのです。
エサがあった!嬉しいとか
無かった!悲しいとか
足りない!不服だとか
エサにゴミが混入してたゾ!許さん!とか
反応出来る日常ゴトはこれくらい。

自分は何が出来るのか?
自分の実力は何なのか?
どの程度で、どんな価値を見い出せるのか?
自分はどんな人間なのか?
どんな人間で在りたいか。

それを模索し続け、見つけ出せて構築できるものか考え、その人生の中で長い時間を費やす精神力があるかどうか。そしてその為には何が必要か?と、常に自分自身と向き合い続ける姿勢。
これが『自然の本質』であります。そう思います。

これからの時代、もう『自然の本質』には戻れない人が溢れる世の中になるでしょう。
「平和システム製のエサ」を貰うしか出来ない世代が徘徊する。
エサをバラ撒く側のペテンも増える。
それを貰いに行く体力はあっても、それをやめられぬ精神力が全く無いのです。
自分の実力の経験が無いので、想像もつかない感覚です。

警告と記したのは、一刻も早く「自分自身を構築する」ことに取り組んでほしいと思うからです。
緊急事態の時、又はチャンスと出会った時、経験と実力が無ければどうしようもありません。
チャンスが巡ってきますように~!ウフフ
なんてパワースポットやら占いやらに行っても、もう時すでに遅しです。
実力と経験を積んでいた方が有利でしょう?

楽してエサが手に入る「平和システム」は続きます、終わらないでしょう。
だけど、それに負けないでほしい。
『自然の本質』と共に生きていることを忘れず乗り越える。
忘れず乗り越える為に必要なモノは、「自然の脅威」「本質の深さ」、この恐ろしさと向き合い続ける精神力です。
なぜなら、自然の生物のすべては進化をし続け、この脅威と深さに対応する精神力と卓越し優れた身体を備えてきたのですから。

私達にも必要だったはずです。
 


サイキックの眼  ヤマモト・コージ