Tabbed  YUGA

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読売新聞 インタビュー

2000-09-09 | スポーツ報知 読売新聞
 ◇幼い日の思い出胸に舞台の夢ふくらます◇
 工事用の白い囲いを突き抜け、高層ビルの骨格が姿を見せ始めている。首都の心臓部にほど近い有楽町。都会のけん騒に紛れつつも確かなつち音が響いていた。

 「早いですね。あと1年と少しで新しい劇場ができるなんて」。トレーナーに白のパンツという気取らないファッションが若さを引き立てる。

 公演前のひと時。1年半前まで、東京宝塚劇場が威容を誇っていた建築現場に立つ。大空を仰ぎながら、「何か不思議な感じ」と繰り返す。

 初めてここに来たのは小学4年の時。「母と知り合いに誘われて」の宝塚観劇だった。楽屋口で出演俳優を見送る“出待ち”も同時に体験した。「女の人が大勢並んでいるのにまずびっくり。格好いいスーツに着替えたスターさんが現れるとフラッシュがたかれて人が動く。一体これは何なんだろうって思いました」

 2年後、驚きはあこがれに変わった。「ショーがとってもパワフルですてきで。人の前で何かやるのは苦手でしたが、あんな風に踊ってみたいという気持ちで一杯になった」。早速、バレエや声楽の勉強を開始。中学卒業と共に宝塚音楽学校に合格した。

 受験時代は一心にレッスンに打ち込んでいたから、劇場に度々は通えなかった。それだけに、劇場に出掛ける時は何日も前から指折り数えて楽しみにしていた。

 入団後も、「ここは私にとって、足を運ぶだけでうれしい、建物を見るだけで幸せっていう特別な場所。その原点を忘れてはいけないっていつも自分に言い聞かせてます」。

 入団早々、「天海祐希の再来」と注目され、スター街道を歩んで5年になる。「プレッシャーは常に感じてます。でもそれをいい方向に持っていかないと」。両ほおのえくぼに、天性の伸びやかな資質がのぞく。今は少年ぽさが魅力の一つだが、「いずれは内面がにじみ出るような渋い大人の役柄を」と夢を語る。

 21世紀と共に始まる新劇場の歴史。「その舞台にも立てるなんて幸せ」。大きな期待を担った若木は、今日も悠々と歩み続ける。(桂)

          ◇

 東京生まれ。1995年初舞台。入団3年目から毎年、宝塚バウホール公演で主役を務める若手男役のホープ。27日まで有楽町・1000days劇場での公演「螺旋のオルフェ」「ノバ・ボサ・ノバ」に出演中。

 [ガイド] 千代田区有楽町。一昨年、64年間にわたる歴史に幕を下ろした東京宝塚劇場は、2001年1月1日の新ビル(17階建て)オープンを目指し、建築工事の真っただ中。完成すれば劇場部分(1~6階)は歌劇団専用となる。



(9月9日13:41)

(*データが変更になっている場合もありますので、お出かけの際は事前にお確かめください。)


有楽町 劇場前の写真があるはず。

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