旅の途中。~乳がん編~

H17年34歳で体験した乳がんの記録。

ごあいさつ。

2015年10月20日 | Weblog
  このブログは、2005年に34歳で乳がんになった私の治療の経過や、 乳がんになって気づいた事などを綴っています。 ここに書いた内容はあくまでも私個人の情報であり、 私個人の意見ですが、誰かとシェアできたら嬉しいです。^^   ひとりでも多くの方に、 自分のからだは自分で守らなければならないということ、 自分を大切にするということを、 真剣に考えてみてもらい . . . 本文を読む

なぜ私はがんになったのか。

2007年07月24日 | Weblog
がんの原因は「不明」。 保険会社に提出する診断書にもそう書かれていました。 喫煙とか、食生活の欧米化が原因などと言われていますが、私は断然ストレスだと思う。 私ががんになった原因はストレス。 そして、ストレッサーは自己否定感だと思っています。 “正直者は馬鹿をみる” “念ずれば願いは叶うなんて妄想。世の中そんなに甘くない” “みんな自分の利益のために平気で嘘をつき、善人の顔をして人を騙し利用 . . . 本文を読む

しこり発見。

2007年07月24日 | Weblog
34歳の誕生日を迎えた8月下旬の、蒸し暑い夜でした。 シャワーを浴びた後、私はすっぽんぽんのままベッドにごろんと大の字に寝転がり、体をぽりぽり掻いていました。(オヤジみたい…(^^ゞ) その時右胸の内側に、枝豆程の大きさの堅くてころんとしたモノに触れました。 今思えば、そんな発見のしかたって私くらいだと思うし、ある意味奇蹟だと思います。 でもその時は、 “あれ?なんかある…” と思っただけで、さほ . . . 本文を読む

乳腺クリニック受診。

2007年07月24日 | Weblog
しこり発見から1ヵ月後の9月の末、やっとクリニックを受診する時間がとれた私は、この日を逃したらまたしばらく行けないと、気合を入れてクリニックに向かいました。 気合が入りすぎて興奮していたのか、もしもがんだったらどうしようという不安からか、前の晩はほとんど眠れませんでした。 クリニックに着ついたのはちょうど9時頃。 玄関にある靴の多さに驚き、待合室に溢れる患者さんの数にさらに驚きました。 うわ! . . . 本文を読む

告知。

2007年07月24日 | Weblog
クリニックを受診した翌々日。 細胞診の結果を聞くために、指定された時間に自宅からクリニックに電話をかけました。 それまでの2日間は何をしてもそわそわ落ち着かず、地に足が着いていない感じでした。  最初に受付の女の人が電話にでて、「先生に代わりますので少々お待ちください」と言われ、ややしばらく待たされました。 ドキドキドキドキ。。。 心臓の鼓動がやたら大きく感じました。 「お待たせしました」 先生 . . . 本文を読む

入院準備。

2007年07月24日 | Weblog
乳がんの告知から約1週間後、骨シンチとMRI検査のため、主治医が手配してくれた病院に行きました。 予約をしていたため待たされる事なく、スムーズに済みました。 検査の説明をしてくれた医師も看護師さんも技師さんも、みんなとても親切で、初めての検査でしたが、不安に思うことも嫌な思いをすることもなく終える事ができました。 検査着を着て、点滴をして大そうな検査を受けている自分がなんだか不思議で、「病人みたい . . . 本文を読む

入院。

2007年07月24日 | Weblog
10月半ば、人生初の入院生活がスタートしました。 病室は4人部屋。 ひとりひとりのスペースがゆったりとってあって、窮屈感がまったくなくて開放的。 日当たりも抜群で明るい感じの病室でした。 ベッドサイドに収入がたくさんあるのも嬉しい配慮でした。 共同の洗面所もトイレもバスルームも、思った以上にとっても綺麗。 2台ずつある洗濯機も乾燥機も廊下にある鍵付の冷蔵庫も、嬉しいことになんと無料! なによりも . . . 本文を読む

手術。

2007年07月24日 | Weblog
手術当日の朝、6時過ぎに目が覚めました。 同室のお二方が前前日に手術を受けていて、驚くほど元気な様子を見ていたので、あまり恐怖は感じませんでした。 なんと2人とも、手術の翌日に自分で洗濯をしていたのです! 「大丈夫だよ、全然痛くないから。 麻酔で眠ってるうちに、あっという間に終わっちゃうからね。 ただ術後は思うように体が動かせないから、一晩はちょっとつらいけどね」 手術の先輩たちは口々にそう言い . . . 本文を読む

術後の経過。

2007年07月24日 | Weblog
手術の翌朝、尿管が外されました。 ベットから起き上がって歩けるようになり、軟禁状態(笑)から解放されて、気分的にずいぶん楽になりました。 とは言えずっと点滴しっぱなしなので、どこにいくにもお友達(点滴を吊るしている台)を連れていかなければならないのがあずましくありませんでした。 夜中に点滴の液が漏れてしまい、腕がぱんぱんに腫れたので、手の甲に針を刺していたので(ほんとに無知とは恐ろしいもので、液 . . . 本文を読む

病理の結果。

2007年07月24日 | Weblog
手術から約10日後、運命の病理検査の結果が主治医から伝えられました。 回診の時、手術痕の消毒の後、 「病理の結果きてるかな?」 とカルテを確認した先生の表情から、私は良くない結果だったのだと悟りました。 私の主治医は顔が正直なんです。 「リンパへの転移はありませんでした」 硬い表情でそう言った先生に、私は無言で頷きました。 「ホルモンレセプターが2種類とも陰性なので、ホルモン剤は使えません」 「 . . . 本文を読む

放射線治療。

2007年07月24日 | Weblog
翌年の1月4日、私は放射線治療のため、某大学病院に入院しました。 時期的に通院は大変だと考え、入院して治療を受けることに決めたのです。 その年は記録的な大雪となり、JRの大幅な遅れや運休が相次いだので、私の判断は大正解だったと思います。 それに、大学病院なんて滅多にお世話になることがないだろうから、この機会に入院してみようという好奇心もありました。(^^ゞ 主治医には術後1ヶ月以内に治療を始めるの . . . 本文を読む

退院後の日々。

2007年07月24日 | Weblog
これからはもう絶対に無理はしない。 固くそう決意した私は、退院後、かけもちしていた仕事のひとつ、フェイスエステの仕事をついに辞めました。 このうえない開放感を感じました。 本当はずっと前から辞めたいと思っていたのです。 電話オペレーターの仕事は、予定を少し早めて、退院4日後に復帰しました。 「3月からって言ってなかったっけ?もっとゆっくり休んでいいんだよ」 と、ありがたい言葉をいただいたのですが . . . 本文を読む

虹色のギフト。

2007年07月24日 | Weblog
34歳独身で乳がんになった私は“不幸”ですか?“かわいそう”ですか? 答えはNOです。 本人はまったくそう思っていません。 だって乳がんになったおかげで、とても大切な事を思い出すことができたのですから。 乳がんになる前よりも、“今”のほうが断然健康だし、断然しあわせです。^^ 乳がんになって、私の意識は大きく変わりました。 まず、体調管理に気を使うようになりました。 外出から戻った時は必ず手洗い . . . 本文を読む

乳がん患者に100の質問

2007年07月22日 | Weblog
■プロフィール編■ 001 お名前(HN)は?   >Akasha(H19.5.24より*rainbow*に変更) 002 生息地はどこですか?   >北海道。 003 原産地はどこですか?   >北海道。 004 生年月日は?   >S46.8.2 005 星座は?   >獅子座。 006 血液型は?   >A型。 007 身長は?   >162cm 008 体重は?   >ナイ . . . 本文を読む