ドアの向こう

日々のメモ書き 

初雪

2010-02-02 | 自然や花など

 

  
     雪よ  青ざめた夜のめまいよ…    (ルイ・アラゴン)
   

    …… 。

  眠るまえカーテン越しに見あげると しきりと降っていたけれど、 
  起きてみれば積雪 2,3㎝。 たったこれだけでも 記念に写した。
    うちのロウバイは咲き忘れている。

 

     蝋燭のうすき匂ひや窓の雪     惟然

 はっきりと ことばにはできないけれど  イメージはなつかしく浮かんだ。 
 鼻先に、 ロウソクの匂いは残っている。 雪あかりや炎の色も。 

 

   

      雪の下短かき歌をくり返す     綾子

  閉ざされてドラマがうまれた  卒業式の雪の思い出

      春遠し…   まだ幾度か降るのでしょう
  

    メトロポチャーン美術館で 雪持松 展示中です

 

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2 コメント

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雪の朝 (ふくら雀)
2010-02-02 16:59:02
予報どおりに雪が積もったのですね。
蝋梅の雪の雫が美しいですね。総てを覆い隠して清浄の世界に変える力を敬います。
見慣れた世界が一変するかすかな興奮を懐かしいものに思います。
雪が比較的多かったこの冬ですが、もう雪持松は見られないようで、雨の日が続いています。”春”が待たれることです。
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清浄の世界 ()
2010-02-02 21:44:50
 雪国の方には申し訳ないですが、少しでも積もるとウキウキしますね。後がたいへんですけれど。降っている最中も風に飛ばされるのを見ていて飽きません。句にあるように彼方此方と眼が遊ぶ。

「見慣れた世界は一変し、清浄の世界」… 冬の寂しい庭も一気に花が咲いたよう。空からの手紙に興奮します。
 九州は雪が多かったのですね。メトロポチャーンの「雪持松」を忘れません。
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