雪よ 青ざめた夜のめまいよ… (ルイ・アラゴン)
…… 。
眠るまえカーテン越しに見あげると しきりと降っていたけれど、
起きてみれば積雪 2,3㎝。 たったこれだけでも 記念に写した。
うちのロウバイは咲き忘れている。
蝋燭のうすき匂ひや窓の雪 惟然
はっきりと ことばにはできないけれど イメージはなつかしく浮かんだ。
鼻先に、 ロウソクの匂いは残っている。 雪あかりや炎の色も。
雪の下短かき歌をくり返す 綾子
閉ざされてドラマがうまれた 卒業式の雪の思い出
春遠し… まだ幾度か降るのでしょう
メトロポチャーン美術館で 雪持松 展示中です
蝋梅の雪の雫が美しいですね。総てを覆い隠して清浄の世界に変える力を敬います。
見慣れた世界が一変するかすかな興奮を懐かしいものに思います。
雪が比較的多かったこの冬ですが、もう雪持松は見られないようで、雨の日が続いています。”春”が待たれることです。
「見慣れた世界は一変し、清浄の世界」… 冬の寂しい庭も一気に花が咲いたよう。空からの手紙に興奮します。
九州は雪が多かったのですね。メトロポチャーンの「雪持松」を忘れません。