野暮用のあとはお楽しみ、 三越で
「原安三郎秘蔵コレクション 北斎と広重展」を見た。
氏のおかげで肉筆画も含め、約240点を堪能できました。風景画が主で、細やかな描写、粋な構図など、逸品ぞろいです。
広重に注目。 なかでも雨に惹かれ
東海道五十三次より 「大磯 虎ケ雨」
虎ケ雨…夏の季語 陰暦五月二八日に降る雨。曾我十郎の忌日、愛妾だった遊女虎御前の涙が雨となって降るという。曾我の雨。虎が涙。
「四日市 三重川」では強風に笠が飛ばされ、庄野宿では夕立(白雨)となった。
「大はしあたけの夕立」に、ゴッホもならぶ。
広重の雨はスピード感と、つよいが繊細、糸のような線が交差して、ほんとに美しい。
梅雨もまた楽し。 これから雨の軌跡をたどりたい。
作品の多さ、人の多さにめまいさえ覚えた。二時間の鑑賞。 小さな絵のなかに細密な人物描写。丹念にみつめると、パソコン疲れの目が、しょぼしょぼしました。
夜の音は恨むに似たり虎が雨 夏目成美
ことしも降るだろうか?
写真は 葛飾北斎 滝見巡礼(肉筆画)
チラシより。スキャナーの都合で上下が少し欠けています。北斎氏に申し訳なくて…
詳しくはこちらのサイトでご覧になれます
コメント&TBありがとうございました。
「滝見巡礼」
回り込みで良い感じに記事として
まとまっていますね。
上手いです!!
もう少しゆっくり見られたら良かったですね。数が多いので詳細まで追えません。人の表情などみると、話しも聞こえてきそうで。楽しみながら描いただろうなと、想像するだけでも面白い。
BLUE HEAVEN本館も魅力いっぱいですね。これから是非、拝見します。