受験生のための『世界史Ｂ』―ギリシア[どうしても覚えられない！ もうムリ！]

　ここまでギリシアを長々と解説してまいりましたが。
　
　ぶっちゃけ、無理ゲーですよね。
　
　アリスタルコスとアルキメデス、
　
　エラトステネスとエウクレイデスとエウリピデス、

　違いが言えますか？


　
　ん？



　「エラストテネス」だっけ？



　どっちだっけ。

　
　もう、おれが覚えてないとゆう←

　
　確かに、あれだけ難しい名前（人名・地名含めて）をすべてことごとく覚えるというのは、大変です。
　
　
　でもね、大変だからってあきらめてちゃ、どうにもならないじゃん！！

　
　みんな、大学受かりたいじゃん！！


　大学落ちたくないじゃん！！　
　
　
　じゃあ、がんばって覚えなきゃね。
　
　
　もちろん、ノートに
　「エラトステネスエラトステネスエラトステネスエラトステネスエラトステネス」
　って書きまくるもひとつの手です。
　
　でも、もっとカンタンに記憶する方法があるんですよね。
　
　
　人間の記憶って、どんなものでしょう。

　前、NHKの「ためしてガッテン」で言っていたんですが、
　
　「感情」と結びつくと「記憶」は強化されるそうです。
　
　これを利用しませんか？
　
　
　つまり、ギリシアが題材となった作品（映画・本など）に親しみ、
　
　「おもしれェ！」
　
　とか

　「つまんねェ！」
　
　とか

　「いやらしい！」
　
　というふうに楽しむのです。

　
　その昔、おれは「プラタイアの戦い」と「カイロネイアの戦い」をよくまちがえていました。

　え、だって普通にまちがえんけ？

　「プラタイア」は、ペルシア戦争の最後の決戦であり、
　「カイロネイア」は、マケドニアのフィリッポス２世がギリシアの征服を決定づけた戦いですが。。。
　よくまちがえました。

　
　悩んでいたおれは、思い悩んだ末に……

　気が付くと……

　TSUTAYAにいました。
　
　そして、「３００」というスパルタ軍をテーマにした映画を手に取っていたのです。
　
　借りてみて、漫然と「３００」を観ていると、ラストで登場人物のひとりが叫びました。
　

　「今こそ決着を！（なんかそんな感じのセリフ）


　この、プラタイアの地で！」


　それに続いて、スパルタの重装歩兵たちがどどどーっとペルシアの軍隊に突入していきました。

　

　「カッコよし……！（感動）」



　それ以来、一度もプラタイアとカイロネイアをまちがえたことはありません。



　まあ、そんなふうにやれば覚えられるんじゃないかな。←無責任
　

　では、おもしろそうな映画をいくつか挙げておきます。
　

　・「トロイ」
　ホメロスの「イリアス」から題材を取った映画です。
　本来のギリシア神話からはかなり脱線していることは否めませんが。。。
　でも、映画としてはかなり楽しめるし、傑作です。
　ブラピでてますよ、ブラピ。笑

　・「３００」
　スパルタのレオニダス王が主人公。
　血なまぐさく、筋肉モリモリな男たちのフルＣＧ映画です。
　絵がスゴくキレイですよ。
　R-15なので注意。

　・「アレキサンダー」
　みなさんご存知、大王の映画です。
　ただ、映画のストーリーは冗長で、盛り上がりに欠けるし、正直言ってつまらない。
　でも、世界史Ｂにゆかりのある名前がたくさん登場するので、そういう意味では参考になるかと。
　
　

　これはギリシアに限ったことでなく、世界史全般に言えますけど、
　
　やっぱ興味をもつことがいちばんの世界史攻略の近道っす。
　
　好きこそものの上手なれって言いますしね。