ひこうき雲

「真っ青な空に、真っ白なひこうき雲が走っていたんだ。これをテーマにちょっと短編小説を書いてごらん。」

忍者番組のときもそうだったが、父は一体、この先私にどうなっていってほしいのだろう？

かつて父が専門書を制作した際、文章を添削したことがある。
以来、父は私の文章力を買ってくれているようだ。
それはそれで大変ありがたいことだと思う。

刷り上がった参考書を父は私に謹呈してくれた。
それもあるから、本当にこのテーマで何か書いて父に渡したいと思っている。