きらきらな目

威哥王:http://www.okkanpo.com/Product/8.html

恋人はサンタクロース~愛する人へ~

2017-12-26 14:43:13 | 日記
「僕もあなたを愛していました。
四年間、気違いのように、思いつづけていたのです。
この部屋で、四年前あなたが訪ねてこられた日から気違いのようなものでした。
いわばそれから、あなたのことばかり思いつめていたようなものです」
私がこう言い終るとあの人がスックと立ち上ったように思ったが実際は、あの人が顔を上げたゞけなのだ。
坂口安吾「三十歳」虫草鹿鞭
引用の最後の2行の表現に魅了された。
何も言えず原文のまま本題へ。
優子と別行動になるんだったら、Xマスプレゼントをアマゾンじゃなくて自分の目で選びたかったな。
先週の土曜日にそう思った。
サンタさんっていつまで信じてた?
ジョージ(息子)と優子(娘)が覚醒した時の話を。
ジョージ中学1年生の12月に「サンタって母でしょ?」って言ってきた。
抗わずに、どこで気づいた?って問うた。
「ボール頼んだのにリュックついてきたから」
ジョージ小学5年生の時。
バスケのマイボールを欲していた。
でも私はミニバス用のリュックを推した。
当時使っているものは小さかった。
ジョージがミニバス中にスポーツデポへ。
そこでボールが入れられる仕様でボール付き大きめリュックを発見!
即購入。
25日の朝、ジョージが言った。
「サンタさん、オプション付きで気前がイイネ」
それから2年間ずっとあれ?って思っていたのだろうか。
私はこう告げた。
サンタさんの正体を知った人は本来プレゼントをもらえない。
でも、優子が気づくまではジョージにもプレゼントをする。
何が欲しい?
リクに応じるから優子の夢を壊さないであげてね。
後日ジョージのプレゼントを一緒に選びに行った。
そうして向かえたXマスの朝、優子は喜んだ。
ジョージはプレゼントを今始めて見たかの演技をした。
「ワーイ コレ ホシカッタンダーアシックスノ ロンTトッテモ ウレシイナー」
その日の夜に優子が言ってきた。
「サンタは母だよね?」って。
どこで気づいたと聞くまでもない。
大根役者のジョージのせいだ。
さすがエロ女医がまともに演じられなかった優の息子だ。
優子にも同じ事を告げた。
優子はクリスマスの夜に落胆した。
しかしながら、あれから10年我が家にサンタさんは来続けている。
私目線で選んだプレゼントを24日の深夜に家のどこかに隠しておく。
本当にささやかなXマスプレゼント
母ちゃんはサンタクロ~ス♪
背の高いサンタクロ~ス♪
でも、ある年から母の隠しサンタの影響で優子も遊びだした。
私へのプレゼントのピアスを私よりも無理難題な場所に隠した。
冷蔵庫の中とか。
靴の中とか。福潤宝カプセル
観葉植物がピアスをしていたり大掃除したらカーテンボックスの上にあったとか。
ある年はジュエリーボックスに入っていた事も。
最も敗北感を感じた隠し場所。
さっき優子に、「今年も母のとこにサンタさん来るのかな?」って聞いた。
財政難でムリって即答(涙)
今朝洗濯物を干していて驚いた。
あれから10年ジョージはまだあのロンTシャツを着ていた。