和田慎二先生が…

本日、和田慎二先生の訃報が編集部より届きました。
昨日の5日にご逝去されたとの事です。

愕然としております…。

私が白泉社の第6回アテナ大賞に応募させて頂いた時
有り難い事に私の作品をとても評価して下さいました希有な先生です。
稚拙でへたっぴで訳判らない内容の物をです。
そのレビューが本誌掲載され、拝読させて頂いた時は
もう嬉しくて嬉しくて
それを励みに描いて来たといっても過言ではありません。

パーティー会場では話しかけることなど到底恐れ多く出来る筈もなく…
蔭からそっと窺うばかりでしたけれど
なので当然面識を頂いた訳でもありませんけれど
勝手ながら、私はどこかでご縁を感じさせて頂いておりました。


和田先生が息をお引き取りになられたという昨日は
奇しくも私にとっては誕生日でした。
やはり何かのご縁を感じずにはいられません。
この独特なご縁を、私は私なりに
これからもずっと心に大切にしてゆきます。
大切に大切に抱いてゆきます。


和田先生の作品に流れるあの独特の空気が大好きです。
どんな作品でも、内容がハードな作品でさえ
そのお人柄から滲み出る独特の温かい空気が好きでした。

まだ本当にお若いのに、残念でなりません。
そしてその漫画界への輝かしい御貢献を決して忘れません。


和田慎二先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。