くだらないコトにあえて熱くなろうじゃないか

青春プログレバンド「ナミダロジック」ギター山崎のブログ。

デス・フロント

2006年02月17日 00時01分06秒 | この映画が熱い

デス・フロント」という映画を見ました。だいぶ昔にTUTAYAのモニターで流れていて、すげー怖そうだから見ようとおもっていたのにずっと忘れていたアレだ。

第一次世界大戦時の西部戦線で、イギリス軍の中隊が敵軍・ドイツの塹壕を占拠するが、そこはとんでも無いところだった…という戦場を舞台にしたホラー映画です。

ちなみに塹壕とは地面を掘った通路のようなもので、敵の機関銃の攻撃などを防ぐちょっとした基地のようなものです。戦争映画によく出てくると思います。

塹壕には3人ほどのドイツ軍兵士しかおらず、残りは何故か死体の山。捕虜にしたドイツ軍兵士がホラー映画のお約束のように「ここには邪悪な存在がいる」、「お前らは生きては出られない、仲間同士で殺しあうのさ」と物語を煽り立てます。

おまけについてた監督インタビューのとおり、この映画は戦場を舞台にした「ヘル・ハウス」のような映画です。あと「ポルターガイスト」とかね。要するに舞台そのものがモンスターであり、そこに忍び込んだ登場人物たちが様々な奇妙な体験をするという展開です。様々といってもあんまりバリエーションは無いですけど。

予告編では「生まれてきた事を後悔するほどの恐怖」とかいっていたので、「それはどれほどの恐怖なのかぜひ見せてもらおうじゃないか」とやる気マンマンで見たわけです。「ヘルレイザー」のように死んでからも拷問され続けるような、そんな感じかと思っていたのにアレ?普通にあっさりと死んでいくだけじゃないか!!

基本的にはドイツ軍兵士が言ったようにお互いに殺しはじめたりします。登場人物がだんだん狂っていくあたりは「シャイニング」的ですね。ただシャイニングのような精神的な恐怖はあまり感じません。あとこの映画の一番の見せ場なのでしょうが、生き物のようにうごめく有刺鉄線にグルグル巻きにされたりします。唯一これは痛そうで、予告編に流れていた謳い文句どおりかもしれませんがねぇ、どうなんでしょう。

映画の謳い文句ってのは時として誇大広告過ぎて、実際に作品を見た時に期待はずれ感をもたせてしまう危険があります。まさにこの映画もそんな感じです。この映画は舞台が戦場なだけで、だいたい古典的なホラー映画であって、そこまでセンセーショナルではありません。

エンゼルハート」でも「人間には知ってはならない事がある」とかいうキャッチコピーで、人類全体を脅かすほどの恐ろしい映画なのかとビビッてましたが、実際には非常に個人的なオチでした。(エンゼルハートは好きですが)

色んなジャンルの映画で、既存の映画を超えるセンセーショナルな映画が出てきていますが、ホラー映画の発展は遅れているような気がする。むしろ昔の映画のほうがショッキングだったりする。世間の風当たりは強く、ホラー映画はすぐに色物扱いされてしまうけど本当に面白いホラー映画は芸術だと思います。(名作のフィルムはニューヨーク近代美術館に保管されていたりする)

ただこの映画、塹壕に住む魔物を「サムシング・イービル」、つまり「なんだか知らないけど邪悪な存在」みたいな感じにしてしまって何でもありにしちゃったのがまずいんじゃないかな~。せっかくなら有刺鉄線にマトを絞るとかしたほうが面白かったと思う。ホラー映画でもなんでもそうですが、「何でもアリ」にしちゃうのはあんまり好きじゃないんですよね。ある程度「縛り」をつけてくれないと。

あと怖さもさほどないです。



この手の映画では「TATARI」が結構好きです。

あ、あと同ジャンルとしては前に飲み会で盛り上がった和製スプラッタ・ホラーの先駆け「ハウス」をもう一度見たくて、近所のTUTAYAで探したけど見つからなかった。調べてみたら監督は大林宣彦なんですね。

ああ、見てえ。誰か上映会してくれないかな。最高に気持ち悪い映画だったのだけど、いかんせん見たのが昔すぎて記憶にほとんど残ってないんだ。




本日のBGM
Judas Priest
「ジャギュレイター」

漫画か?

2006年02月16日 16時04分36秒 | この日記が熱い
これってマンマ「こち亀」みたいじゃないすか。

思わず転載してしまいました。



 福岡県筑後市の県警筑後自動車運転免許試験場で1月15日、県交通安全協会筑後センターの男性非常勤講師(68)が、免許更新の講習中に誤ってアダルトビデオを流していたことがわかった。

 約190人の受講者からは一瞬、どよめきの声が上がったが、特に混乱はなかったという。

 県警運転免許試験課によると、この講師は同日午前の違反者講習で、教習用のビデオを流そうとしたところ、冒頭、2、3秒にわたってアダルトビデオのタイトルとわいせつな映像が流れ、教習ビデオに切り替わった。

 この日は月に1度の日曜開講日で、講師は、受講者が殺到して教習ビデオが足りなくなるのに備え、当日朝、私物のテープに試験場内の機材を使ってダビングした。テープにはもともとわいせつな映像が収録されており、完全に重ね撮りができなかったらしい。

 今月14日、外部からの指摘で問題が発覚した。講師は「わずかな時間だったので問題はないと考え、そのままにしていた。申し訳ない」と話しているという。


ボヤッキーやっておしまい

2006年02月15日 00時35分57秒 | この日記が熱い
いや~まいっちゃうな~


気持ちが打ちひしがれた時、誰かに聞いてもらったり言葉にして出すのと頭の中だけで整理するのとでは不思議と違う気がする。言葉にしたほうが圧倒的に治癒力が高いのです。これは経験則ですが、そういう人って多いんじゃないかなと思います。

例えば意中の婦女子にフラレちゃった時とか、意味はないんだけど言葉にしないと気がすまない時がある。

昔、邦画で「バカヤロー」っていうオムニバス映画がシリーズ化されていました。主人公がむかつく事があって、最後にバカヤローって叫ぶっていうアレです。モヤモヤは口に出すと不思議と解消されるのです。



で、滅入っているので実験的にブログでぼやいてみます。


いや~疲れた。ホント疲れた。マジ勘弁してください。

NOTHING ナッシング

2006年02月14日 16時03分32秒 | この映画が熱い

CUBE」や「カンパニーマン」の監督さんヴィンチェンゾ・ナタリの映画「NOTHING」を見ました。


自己中心的で嫌われ者のデイヴ(デイビッド・ヒューレット)と極度の心配性・対人恐怖症で家から一歩も外に出れないアンドリュー(アンドリュー・ミラー)が主人公。社会不適合者の二人は仲良しで一緒に暮らしているが、ある日トラブル続きで世界がなくなってしまえば良いと思ってしまう。すると次の瞬間、二人と家を残して世界がすべて消えてしまう…というお話です。

家の外は永延と真っ白で広大な空間が広がる何もない世界(NOTHING)があるだけ。急にそんなシチュエーションに放り込まれた二人はどうなるんだ?っていうストーリー展開です。何か大きな設定があって、そこからストーリーを展開させるというヴィンチェンゾ・ナタリ節が全開です。

この人の作品というと、やはり「CUBE」のようなダークな雰囲気を想像すると思うんですが、結構コメディータッチです。そこらへんを誤解してみるとガッカリしちゃうので注意が必要です。登場人物ふたりがいかにも外人っぽいアホキャラでしたね。まあしかしこの監督の趣味なのか、シュールな感じなんですけどね。特に最後のほうとか。素直に笑っていいのか、恐れおののいたらいいのかわかりません。この二人、「CUBE」で絶望感マンマンの建築家役、精神病の因数分解野郎役をやってた人達なんですけどね。今回は見事にお馬鹿なキャラを演じきっています。

「CUBE」もそうだったんですが、シチュエーションそのものを主役に映画を見せるのかと思いきや、実は人間ドラマだったりします。そこがこの監督の真意な気がするんですよね。何もない世界にいっちゃってだから何?って思っちゃう人は思っちゃってつまらなくなるんでしょうけど、僕は結構この監督の人間ドラマが好きだったりします。この二人の主人公がただのウザい二人で終わっていないのは、そこらへんを丁寧に深く画いてくれているからなんだろうなと思います。


たぶん普通の人にとってはツマラナイ映画かもしれませんが、一風変わったのが好きな人ならば楽しめると思いますよ。


ちなみにエンドロール後にもオチがあるのでお気をつけください。



本日のBGM
ユニコーン
「おかしな二人」

勤務終了

2006年02月07日 20時26分58秒 | この日記が熱い
今日は時給3万6千円相当のバイトを5分だけやってきました。

なんなんだろうな~



そういや久々にオフィスワーク職にありつけそうな気配が漂ってきました。

肉体労働系と知的労働系では圧倒的に知的労働のほうが給料が良い。

しかも楽。


これ、上手くいくと去年の給料より1.6倍くらいになります。

上手くいくといいな~。

オードムーゲあります

2006年02月05日 23時59分28秒 | この日記が熱い

もう3年くらいになります。

ずっと気になってたんです。



「オードムーゲ」ってなんなんスカ?



お恥ずかしい話、僕はこの「オードムーゲ」ってものが何なのか知りませんでした。

僕とオードムーゲの出会いはちょうど3年前くらいでした。出会いといっても実物はいまだお目にかかった事はありません。家から駅に向かう道に「オードムーゲあります」と、やたらプッシュしてる薬局があるもんですからずっと気になってたんです。でも普段薬局にはあまり行かないし。

僕のこれまでの人生でオードムーゲの名前を一度でも耳にした事はありませんでしたが、この薬局はさも当たり前のように宣伝している。

世間ではオードムーゲが大ブレイク中だと言わんばかりに「オードムーゲあります」と、「オードムーゲはここにあるんだ」と、「皆様のアイドル・オードムーゲ様はこちらにいらっしゃいます」と、訴えているのです。

僕はこの3年間ものすごく不安だったんです。

世の中でオードムーゲを知らないのは僕一人なんじゃないかと。

テレビで日本で戦争があった歴史をしらない高校生とかが映されて「なんて無知なんだ、こいつは」と見下していたのに、実は僕が無知だったんじゃないかと。

もしかして今まで僕は大切な何かを知らずに生きてきたんじゃないかという不安に駆られていたんです。


かと言って薬局に入っていってぶしつけに「オードムーゲってなんですか?」とは聞けません。しかもそんな事聞いて、得体の知れないオードムーゲなるものを買わされでもしたら大変です。元来、ものも買わずに店に入るもの嫌な性格なのでオードムーゲを物色するのも気が引けます。

まわりの人にも聞けませんでした。

「いやいや、オードムーゲ知らないんすか?マジ勘弁してくださいよ、よっちゃんさん」

とか

「え?知らないの?本当に最低ね、あなたって男は」

とか言われたら立ち直れません。

そもそもオードムーゲがイヤラシイ薬とかだったらどうしようとか心配してしまい、そんな事を聞いてセクシャルハラスメントにはなってしまわないのかという懸念がありました。

でも今日もあいかわらずあの旗が目に入ったんですよね。

写真には写ってないけど、これ3本も立ってるんで嫌でも目に付くんです。

そしてついに薬剤師の友達に聞く事にしたんです。




こういう事ってたまにありますよね。結構周りでは当たり前の事を知らないというのは気分の悪いもので、相談も中々できません。

昔、タモリがやってた「世にも奇妙な物語」で「ズンドコベロンチョ」っていう話がありました。流行に敏感な主人公だけが世間で流行っているズンドコベロンチョなるものを知らずに四苦八苦するストーリーです。僕にとってオードムーゲこそがズンドコベロンチョでした。


ちなみに似たような事で、「光化学スモッグ」もなんとなくでしか知りませんでした。子供の頃にニュースで「光化学スモッグ注意報」なるものをやっていて、光化学スモッグに関する説明がまったくなかったので、やはり不安になりました。「リュウの道」という石ノ森章太郎の漫画で、目に見えないモヤのような未知の存在に人々が襲われる話がありましたが、そういう危険な化け物か何かだと思って震え上がった記憶があります。


あ、そういや「リュウの道」がまた読みたくなった。これはムチャクチャ面白いマンガですよ。そのうち紹介するかもしれません。




本日のBGM
Guns N' Roses
「It's So Easy」