goo blog サービス終了のお知らせ 

彩賀の徒然なるままに…

徒然なるままに,種々様々な事を記す控帳(TB&Comenntは表紙1番目の記事をご参照を。)

【妖奇士】説十四 「胡蝶舞」

2007-01-14 19:28:00 | アニメーション

今週の『天保異聞 妖奇士』第十四話。

さて今回は改めて,前回した登場した河鍋狂斎(こと,甲斐周三郎)の紹介篇という位置付けのようですが,彼も又「異界」を見てしまった人間という位置付け(これが,後の妖怪絵を描くバックボーンという位置付け)になっているようです。

そのため,彼が創作のネタとして入り浸っている吉原を舞台にしたエピソードですが,狂斎少年を演じているのが『名探偵コナン』の江戸川コナンを演じている高山みなみさんという事もあり,

  妖夷が人を殺害する目的を巡っての,推理小説風な描き方

をしているように思えてしまいます。

その一方で,同じくとある理由で吉原に住む事になったアトルとの交流(というよりカップリング化?)が描かれたり,狂斎が興味を持った奇士達との交流も加えられるなど,徐々に物語に加わっていく―という感じがします。

ただ,彼は往壓と同じ様なキャラクターの為(冷静で客観的なものの見方とか,どこか斜に構えている性格とか)か,一方で往壓の出番を少なくしているようにも思えてしまいます。
(外見上などから,彼は武士の嫡男であっても,自由奔放に生きている往壓の少年時代といった感じ。もし彼が異界を覗かなかったこういう感じになっていたであろう,if の世界のキャラという位置付けなのかもしれません。)

その一方では,火付盗賊改方の市野(演じるのはてらそままさき氏=『仮面ライダーBLACK』のシャドームーンの声 など。近年では吹き替え等で活躍している為,アビ役の小山力也氏と同じ過程を踏んでいるのが面白いです)のある遊女との過去を思われる”暗いもの”を感じさせるなど,そのエピソードでのゲストキャラに何かを思わせるものを感じます。

『妖奇士』の場合,数話で一エピソードが完結するため,キャラクターの行動理由が後になって明かされるなど,ちょっとした事も見ておかなければ中々判り難い場合もあってちょっと書き難いのですが,折角の時代劇アニメなのでヘンな方向に物語が転ばなければまず大丈夫だと思っています。

ただその為に中々感想が書きにくい―というデメリットもあるのですが。

現段階では蝶の彫り物をしていた遊女が妖夷に殺害されるというのがわかっているので,これが妖夷が人を喰らう原因とどう繋がるのか,ちょっと興味を持っています。

詳しい事は次回に明かされる―ことになるんでしょう,たぶん。


最新の画像もっと見る