心理学の本(仮題)

【職場に】心理学書編集研究会(略称:心編研)による臨床心理学・精神医学関連書籍のブックレヴュー【内緒♪】

さいぱぶカンタービレ ジオコーソ カプリチオーソ

2006-02-02 22:06:36 | 基礎心理
 いやあイイよね『のだめ』は。オモシロい! 天才! マジオススメ,マジハマリコスメランキングですよ実際。くぉら,誰だ! 千秋の解釈が「ロマン派」過ぎるって言ったのは! え? 誰も言ってない? まんすーまんすー,怒んなって。え? ア○ドみたい? 失敬だな,君は! え? 言ってない? いやどうも最近早とちりが多くてね,妻ともうまくいってなくてね(注:フィクションです)。
 ま,そんなことはどうでもいいんですが,しかしまだ先のこととはいえ,最後はどうなるんだろう? のだめと千秋,誰の協奏曲で競演するんだろう? やっぱ1巻の伏線で,ラフマニノフ2番かな。バルトークなんてどうだろう? ベタにチャイコフとかモツァルトとかベトベンとか? 宮沢りえはキムタクとタムマサどっちを選ぶ?(古いし関係ない),とかね,まあそういうこと妄想したりなんかして,正しいハマリっぷりを見せてるわけですな。



のだめカンタービレ(15) 限定版のだめカンタービレ(15) 限定版
二ノ宮 知子

講談社 2006-06-09
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 それでこの15巻,早く読みたいのだが,限定版にはこのマングースが付いてくるそうな。「ぎゃぼー」と鳴くそうな。ファンにはたまらんけど,ファン以外には意味わからんね。野暮な説明なんてしないけど,欲しいか欲しくないかって言われたら,そら欲しいわな,ファンだからね,僕はね。
 とにかくこの漫画,クラシック好きは必ずハマる。細かいところに文句をつけようとも,全体的には圧倒的に面白いもん。その証拠に,クラシックなんて別に好きでもない人も読んで面白いというしね。ま,この作者,天才なんですよ。天才はなんであれ,人を魅了するもんですよ。『平成よっぱらい研究所―完全版』とかね,これももう完全にアレね。神はいってるね。だいたいやね~だめんずがどうしたとかじゃんけんがどうしたとかさ,小せえんだよな。そういう輩とは一線を画し,高みに昇天ですよ。レッツゴー。
 さて,世の中には,ガーシュウィンを吹けるマングースもいれば,医療統計を学ぶシマリスもいるわけで,つうわけで多少強引やが,この本を紹介しときましょうか。



宇宙怪人しまりす医療統計を学ぶ宇宙怪人しまりす医療統計を学ぶ
佐藤 俊哉

岩波書店 2005-12
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 これね。構成力あるいは物語力という意味では,『マンガでわかる統計学』には及ばないけど,なんていうかな,統計的というより数学的な考え方というものが結構分かりやすくしてくれてるのが,意外と好感度高かったりします。しょっぱなに「比」と「割合」と「率」の違いを説明してますが,これはなるほど知らなかった。まあ,これ1冊で体系的に教える教科書では全然なく,あくまで統計読み物って感じだけど。Dialogue形式で,まあ読ませます。いわゆる「岩波読者」は怒りそうだけど,さりとてレベルが低いわけじゃないから無問題ス。
 ちなみに,宇宙怪人しまりす,身長160cm体重60kg。デカイ。ライチュウ(ピカチュウの進化形)ぐらいはありそうだ。コワイ。なんでも統計苦手な奥様(生命科学の研究者でもあられるそうです)が考えつかれたそうです。したがって,イラストも奥様のもの。意外と自分のタッチがあるようで,トーンとかも貼ってあって,ぜんぜん許せる水準です。
 ただし,水先案内人としての機能は「ルイルイ」の方が上かな。ルイルイは訳分かんなくなると,フライングガッツマン&ツッコマンしてくれるけど,しまりすはいかんせん常道行為にはしる傾向にあるからなあ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿