PSW研究室

ひょんなことから大学の教員になった精神保健福祉士のブログ

専門職大学院のフォーラム・同窓会・メーリングリスト

2016-07-01 19:13:50 | 専門職大学院

怒涛の日々は続き、もう7月になってしまいました。

この場をお借りして、日本社会事業大学専門職大学院の皆さまにご報告とお知らせです。

 

去る6月26日(日)に「専門職大学院フォーラム2016」を行いました。

日本社会事業大学学内学会の会期中の企画として、急きょ開催されたものです。

公式プログラム印刷にも間に合わず、広報はFacebookだけでしたので、何人にご参加頂けるか不明でした。

それでも、OB・OGの方を中心に56名の方が参加してくださいました。

 

企画運営を担って頂いた鶴岡浩樹さんの進行で「専門職大学院で得られるもの」を語り合いました。

僕は冒頭で少し、専門職大学院入学者のデータなど見て頂きながら、『専門職大学院の今、これから』と題してお話しさせて頂きました。

その後、修了生たちから『専門職大学院で得られたもの、そして今』と題して、以下の方々に報告して頂きました。

高橋賢一さん(医療法人弥生会ひこばえ 施設長)

西倉麻記さん(一般社団法人スターアドバンス アーチケアサービス 管理者)

佐藤香代さん(法律事務所たいとう 弁護士)

沼田裕樹さん(町田市介護人材開発センター 理事)

 

それぞれの方の発題内容を、ここに紹介させて頂く余裕はありません。

それでも、それぞれの方々の専門職大学院の入学体験を通して、専門職が成長するとは、現場を変えるとは、どのようなことかと考えさせられました。

対人支援に携わるミクロな力量の問題から、現場を変革するメゾレベル、社会に発信するマクロレベルのソーシャルワークまで、幅広い議論を含んでいます。

 

鶴岡さんの提案で、短い時間でしたが、グループでの意見交換も行って頂きました。

掲げられたテーマは、次の三つです。

1.専門職修士という学位、意味あるの?

2.専門職大学院、キャリアアップにつながるか?

3.専門職大学院で得られるものは、何だろう?

参加者それぞれの率直な意見を表明し、共有し合いました。

 

2時間20分という短い時間でしたが、わが国唯一の福祉専門職大学院に対する、愛にあふれたエールをたくさん頂きました。

当日コメントされた宮島清さんは「ここは奇跡のような場所」と仰いましたが、確かにそうです。

僕の表現で言えば、中学時代に読んだ水滸伝の「梁山泊のような場所」と言うことになりますが。

研究手法を身につけ論文を書く研究大学院と違い、ここには状況に抗い現場の変革を目指す個性豊かな真摯な実践者たちが集まっています。

この専門職大学院に通う方たちが、それぞれの地域で、領域で、現場で、矛盾と戦い、課題を解決し、資源を開発するソーシャルアクションを起こしていくことを祈っています。

 

 

その夜は、池袋で専門職大学院の有志主催による同窓会が開かれました。

こちらも少ない広報期間でしたが、3期生から13期生まで60名余りが参加してくれました。

同じ領域で働く異なる入学年度生同士が「え?ここ来てたの?」という再会もありました。

各教員のゼミ単位で壇上に上がり、一人ひとり自己紹介がてら近況報告をしてもらいました。

進行を担ってくれた佐藤さん、受付を担当してくれた甲田さん・小谷さんはじめ、企画運営してくれた9期生の皆さんに感謝致します。

 

その後は、皆さん三々五々、ゼミや同期生ごとに西池袋のロマンス通り辺りを徘徊していました。

例年開催しているフォーマルな同窓会は、今年12月23日(金)の夜を予定しています。

昼間、全社協の灘尾ホールで「福祉実践フォーラム2016」を行い、その後の開催となります。

お時間がとれるようでしたら予定に組み入れて頂き、同窓生の皆さま、お誘いあわせの上ご参加ください。

 

 

ところで一つ、この専門職大学院の弱点として、今まで同窓生の組織化が意識的に図られていなかったことがあります。

期を異にする縦のつながりを作りながら、専門職大学院を舞台とする出会いがより強固なものとなるよう、今後務めていきたいと思います。

そのため、専門職大学院の公式メーリングリストを構築していきたいと考えています。

ゼミ担当の教員を窓口に、教務課に管理してもらい、今後のイベント等のご案内を周知させて頂くものです。

各ゼミ担当教員から修了生の皆さんへも、すでにご案内が届いているかも知れませんが、このブログでもご案内させて頂きます。

第一次集約を、7月10日と設定していますので、ご協力のほど宜しくお願い致します。

 

 

日本社会事業大学専門職大学院 関係者各位

 

専門職大学院は2016年度で13期目を迎え、おかげさまで卒業生は600名を超えました。

これを機に専門職大学院のメーリングリストを立ち上げる計画をしています。

関係者の皆様に、研修会、イベント、入試関係のご案内など有益な情報を発信することが目的です。

対象者は院生および修了された皆様、関係した教員です。

ご賛同いただける方は下記の【返信フォーマット】に記入していただき、ゼミ担当教員まで、ご返信いただければ幸いです。

 

==============

【返信フォーマット】

氏名:

メールアドレス:

現所属先:

==============

 

お手数をおかけしますが、ご協力いただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

日本社会事業大学専門職大学院

古屋龍太

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地域福祉学会とこころのバリアフリー研究会

2016-06-11 00:10:10 | イベント告知

昨日、6月から7月にかけて行われる「初夏の学会シーズン」のご案内をさせて頂きました。

改めて、今日から明日の二日間開催される、二つのイベントをご紹介しておきます。

お時間のある方は、どうぞお出掛けください。

 

日本地域福祉学会の第30回大会は、勤務先の日本社会事業大学が会場です。

土曜日ずっと学内にはいるのですが、専門職大学院の授業が重なっていて参加できません。

何もお手伝いできないことも心苦しく、ブログで広報だけさせて頂きます。

 

こころのバリアフリー研究会の総会は、五反田のNTT東日本関東病院で行われます。

日曜日の午前、「地域移行支援」のシンポジウムを行わせて頂きます。

元NHKの町永俊雄さんの流暢な講演もお聞きしたいと思います。

 

以下、それぞれの盛りだくさんなプログラムを載せておきます。

時の流れとともに、テーマや取り上げる事柄、登場人物も変わっていきます。

今、何が課題とされ、何が語られるのか、耳を傾けましょう。

 

 

★日本地域福祉学会第30回記念大会★

6月11日~12日(土・日)

会場:日本社会事業大学清瀬キャンパス

「コミュニティの持続可能性の危機と地域福祉のイノベーションをさぐる」

大会HP⇒http://www.gakkai.ne.jp/jracd2016/index.html

【プログラム】

○基調討論

 6月11日(土)  11:20~12:40

「コミュニティの持続可能性の危機と地域福祉のイノベーションを探る-最前線の現場から-」

コーディネーター:宮城孝(大会実行委員長・法政大学現代福祉学部教授)

発題者:米山惠子(NPO法人フードバンク山梨理事長・全国フードバンク推進協議会代表)

東内京一(和光市保健福祉部部長) 

○セッションⅠ

 6月11日(土) 13:40~17:00

「地域包括ケアシステム形成に向けた地域福祉の視点と役割 -2025 年までに何ができるか?-」

コーディネーター:神山裕美(大正大学)、松永文和(神奈川県社会福祉協議会)

発題者:柴崎光生(NPO鶴ヶ島第二小学校区地域支え合い協議会会長)

山本信也(宝塚市社会福祉協議会地域福祉部地区担当課課長)

平原佐斗司(東京ふれあい医療生活協同組合副理事長)

猪飼周平(一橋大学大学院社会学研究科教授) 

○セッションⅡ

 6月11日(土) 13:40~17:00

「生活困窮者の自立支援とコミュニティソーシャルワーク

コーディネーター:山本美香(東洋大学)、熊田博喜(武蔵野大学)

発題者:朝比奈ミカ(中核地域生活支援センターがじゅまるセンター長)

大山典宏(社会福祉士)

品川卓正(社会福祉法人村山苑理事長)

三浦辰也(NPO法人インクルージョンセンター東京オ レンヂ副理事長) 

○セッションⅢ

 6月11日(土) 13:40~17:00

「社会福祉法人改革と社会開発」

コーディネーター:中島修(文京学院大学)、澤徹之(埼玉県社会福祉協議会事務局次長)

コメンテーター:小林良二(東洋大学)

発題者:浦野正男(社会福祉法人中心会理事長)

谷口郁美(滋賀県社会福祉協議会滋賀の縁創造実践センター所長)

柏木克之(社会福祉法人一麦会執行理事)

忽那ゆみ代(社会福祉法人いずみ保育園理事長)  

○研究委員会シンポジウム

 6月12日(日) 9:30~12:00

「地域福祉実践理論研究の検証その1~三鷹市・都城市・茅野市における調査研究をもとに~」

コーディネーター:市川一宏(ルーテル学院大学)

コメンテーター:牧里毎治(関西学院大学)

報告者:室田信一(首都大学東京)

永田祐(同志社大学)

菱沼幹男(日本社会事業大学)

○自由研究発表・ポスター発表

  6月12日 (日)9:30~

 

★平成28年度こころのバリアフリー研究会総会★

6月11日~12日(土・日)

会場:NTT東日本関東病院(JR五反田駅)

テーマ:「こころのバリアフリーに向けてみんなができること」

総会HP⇒http://www.jsbfm.com/archives/151014s.html

【プログラム】

6月11日(土)

●14:00

開会式・授賞式 カンファレンスルーム

●14:00~14:30

<こころのバリアフリー賞受賞講演>

 「新たなポジションであるピアスタッフの価値と可能性を広げる」

 原田幾世(日本ピアスタッフ協会) カンファレンスルーム

●14:40~16:10

<非自発的入院の現状と課題 2016国連の指摘に対する改善策を見つけるために>

シンポジスト

1.「非自発的入院と現在の急性期治療」加藤史章(体験者)

2.「精神科医となったいま思うこと~障がい者ボランティア活動、当事者活動を経て~」 本妙子・橋誠人・江上剛史・長徹二・森川将行(三重県立こころの医療センター)

3.「訪問型診療所の経験から「非自発入院」を見つめなおす」 岩谷潤(メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ)

4.「非自発的入院の現状と課題-障害者権利条約が目指す21世紀の新しい地平」(仮題) 池原毅和(東京アドヴォカシー法律事務所)

座長:田中増郎(高嶺病院)、本保善樹

●14:40~16:10

 <色んな角度からスティグマを考える>

シンポジスト

1.「自閉スペクトラム症(ASD)当事者からみたstigma」 片岡聡(NPO法人リトルプロフェッサーズ)

2.「学校現場・養護教諭養成の経験から考える」 大沼久美子(女子栄養大学)

3.「大学における学生支援体制構築から考える」 大島紀人(東京大学学生相談ネットワーク本部)

座長:佐々木司(東京大学大学院教育学研究科)

●16:30~18:00

 <就労支援と就労移行~多様な立場からの提言~>

シンポジスト

1.「医療機関におけるIPS型就労支援」松井彩子(慈雲堂病院)

2.「私の働いた4年間、そしてこれから…」齋藤顕一郎(当事者)

3.「働く人に合わせる会社・会社に合わせ働く人 その動機となるもの」 三鴨みちこ(㈲まるみ名刺プリントセンター)

指定発言:秋山剛(NTT東日本関東病院)

座長:岩谷潤(メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ)、芳賀大輔(NPO法人日本学び協会ワンモア豊中)

●16:30~18:00

<各地域におけるアンチスティグマ活動>

シンポジスト

1.「じりつの実践は,コミュニティ創出(まちが元気になる)モデル」岩上洋一(特定非営利活動法人じりつ)

2.「当事者のリカバリーについて~仙台スピーカーズビューロー活動から~」菅原里江(東北福祉大学メンタルヘルスプロモーションセンター)

3.「地域と共に歩んでいく“はんてん木まつり”」小澤宏行・戸村崇宏(医療法人静和会浅井病院)

座長:遠藤謙二(千曲荘病院)

 

6月12日(日)

●9:00~10:30

<長期入院患者の地域移行支援を推し進めるために―実効性のある支援プログラムとは何か>

シンポジスト

1.「地域と病院が協働して実現する退院支援」古明地さおり(医療法人財団青渓会駒木野病院)

2.「地域移行・定着支援における地域の助っ人とは?」中越章乃(神奈川県立保健福祉大学)

3.「地域の受け皿をどのように用意するか」山下眞史(特定非営利活動法人ネオ)

4.「地域移行・地域定着支援の効果をあげるために取り組むプログラム評価」高野悟史(日本社会事業大学)

座長:古屋龍太(日本社会事業大学大学院)

●9:00~10:30

 <一般演題>

シンポジスト

1.「地域とともに創る地域福祉拠点~メンタルヘルス教育普及活動13年を振り返る~」田淵泰子(医療法人万成病院 多機能型事業所ひまわり)

2.「心のバリアフリーは仕事のバリアフリーから」峰松弘子(一般社団法人長崎キャリア支援センター)

3.「精神障害者における就労上のスティグマ問題と対策」吉井初美(東北大学大学院医学系研究科精神看護学分野)

4.「障害を経験する人の就職および就労継続を助長させる環境システム構築へ〜研究計画の紹介〜」Peter Bernick(長崎大学障がい学生支援室)

座長:秋山剛(NTT東日本関東病院)

●10:50~11:50

<基調講演・市民公開講座>

講師:町永俊雄(福祉ジャーナリスト)

「こころのバリアフリーに向けて~自分の問題として考えるために~」

座長:高橋清久((財)精神・神経科学振興財団) 

町永俊雄氏プロフィール

1947年東京都生まれ。1971年NHK入局。青森、岡山などの赴任地を経て、 「おはようジャーナル」「くらしのジャーナル」キャスターとして、家庭、教育、健康、福祉といった生活にかかわる幅広いテーマを担当。 その後、「ETV特集」「金曜アクセスライン」、さらに「ETVワイド」「福祉ネットワーク」などの番組でキャスターを務めた。 現在は、フリーの福祉ジャーナリストとして活動を続けている。

●13:00~14:30

<メンタルヘルスと身体的健康>

シンポジスト

1.「こころと身体の健康はひとつながり」熊倉陽介(東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野)

2.「精神疾患患者のこころとからだと暮らし」黒川常治(当事者・ピアスタッフ)

3.「退院後の生活習慣病対策における管理栄養士の役割~入院から地域へシームレスな食生活指導を目指して~」西宮弘之(公益財団法人積善会 曽我病院 栄養科長)

座長:田尾有樹子(巣立ちの会)

●14:50~16:20

<ピアサポートおよびピアスタッフの可能性と実際>

シンポジスト

1.「日本のピアサポートの状況とピアスタッフ研修の構築に向けて」岩崎香(早稲田大学)

2.「ピアスタッフってなに?~こんなにできる!ピアの力~」櫻田なつみ(株式会社MARS)

3.「私たち、こんな形で“一緒に”働いています~ピアサポーターの専門性を活かすために~」木村尚美(医療法人社団宙麦会ひだクリニック)

4.「スティグマの是正と当事者視点:浦河地区の研究活動を通して」種田綾乃(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)

座長:山口創生(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)

 

※画像は、日本地域福祉学会第30回大会のホームページより、社大の清瀬キャンパスの風景。

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初夏の学会シーズン到来

2016-06-10 09:13:06 | イベント告知

明日から、社大の通信教育科精神保健福祉士短期養成課程のスクーリングが始まります。

スクーリング初日ですので、夜には懇親会もあります。

今年はどんな逸材がご参加されているのか、新しい出会いに期待しています。

授業科目としては、例年通り「精神保健福祉の制度とサービス」を担当させて頂きます。

知識の習得もさることながら、歴史を踏まえた上での「価値」は大切にしたいと思います。

社大の通信課程がこだわってきた「PSWの魂」が、少しでも伝えられればと願います。

 

 

例年この6月から7月は、学会・協会シーズンです。

実は、明日と明後日も関係する学会があり、本務の授業とも重複し、トリプルブッキング状態です。

こんなに集中させなくてもいいのにと思うくらい、矢継ぎ早に大会・総会・研修会がずっと毎週続きます。

紫陽花や花菖蒲の綺麗な季節ですが、どこも週末のお出掛けは人込みで大変でしょう。

いっそ、この機会にじっくり他者の言葉に耳を傾け、お勉強をしてみようかという方は、以下をご参照ください。

精神保健福祉やソーシャルワークに関連する学会・協会の、開催期日と会場・テーマです。

いずれも非会員でも当日受付でも参加はOKですので、お近くでしたらお出掛け下さい。

どこかでお会いできる方も、いらっしゃるかも知れませんね。

詳しいプログラム等は、それぞれのホームページにアクセスしてご確認ください。

 

●6月2日~4日⇒終了しました

第112回日本精神神経学会学術総会(幕張メッセ)

 

●6月5日(土)⇒終了しました

東京精神保健福祉士協会総会(井之頭病院)

神奈川精神保健福祉士協会総会(神奈川県立保健福祉大学)

 

●6月11日~12日(土・日)

日本地域福祉学会第30回記念大会

(日本社会事業大学)

テーマ:「コミュニティの持続可能性の危機と地域福祉のイノベーションをさぐる」

大会HP⇒http://www.gakkai.ne.jp/jracd2016/index.html

 

●6月11日~12日(土・日)

平成28年度こころのバリアフリー研究会総会

(NTT東日本関東病院)

テーマ:「こころのバリアフリーに向けてみんなができること」

総会HP⇒http://www.jsbfm.com/archives/151014s.html

 

●6月16日(木)~18日(土)

第52回公益社団法人日本精神保健福祉士協会全国大会

第15回日本精神保健福祉士学会学術集会

海峡メッセ下関(山口県国際総合センター)

テーマ:「時の流れを超えて、今問う~精神保健福祉士の資性・姿勢・至誠」

大会HP⇒http://www.japsw.or.jp/taikai/2016/index.html

 

●6月19日(日)

2016年度日本臨床心理学会定期総会

十条「スタジオ街なか」

13:30~17:00 定期総会・裁判報告

学会HP⇒http://nichirinshin.info/

 

●6月24日(金)

一般社団法人 日本精神保健福祉学会2016年度第5回学術研究集会(沖縄大会)

(沖縄大学)

テーマ: 「精神保健福祉医療を地域の社会・歴史から考える―チャースガナマカラ(これからどうする)―」

学会HP⇒http://www.jassmhsw.jp/syukai/syukai.html

 

●6月25日~26日(土・日)

一般社団法人 日本精神保健福祉士養成校協会 2016(平成 28)年度全国研修会

(沖縄大学)

テーマ:「メンタルヘルスの課題に対応した実践力の開発に向けて―精神保健福祉士養成におけるクリティカルな思考を促す教育法―」

協会HP⇒http://www.jascpsw.jp/index.htm

 

●6月25日~26日(土・日)

創立70周年記念第55回日本社会事業大学社会福祉研究大会

福祉の未来を拓く社大福祉フォーラム2016

(日本社会事業大学)

テーマ「変革する力 力量あるソーシャルワーカーへの途―生活困窮者自立支援を問う」

大学HP⇒http://www.jcsw.ac.jp/research/gakunaigakkai/gakkai/

 

●7月2日~3日(土・日)

第24回 日本社会福祉士会全国大会・社会福祉士学会(愛媛大会)

(松山市・ひめぎんホール) 

テーマ:「生きる」を支える~社会福祉士の可能性~

大会HP⇒http://jacsw.or.jp/09_zenkokutaikai/index.html

 

●7月8日~9日(金・土)

特定非営利活動法人 全国精神障害者地域生活支援協議会

第20回全国大会in東京

(日本赤十字看護大学 広尾キャンパス)

テーマ:ámix〜ひろがる、つながる、できること〜

大会HP⇒http://www.ami.or.jp/taikai/276

 

●7月9日~10日(土・日)

第16回日本外来精神医療学会

(横浜市開港記念会館)

テーマ:「外来精神医療の透明化と標準化」

大会HP⇒http://www.jaaps.jp/16th/index.html

 

●7月9日~10日(土・日)

日本ソーシャルワーク学会第33回大会

(同志社大学今出川キャンパス)

テーマ:「ソーシャルワークの『グローカル』な展開をめざして―ますます世界的に、あくまで日本的に―」

大会HP⇒http://www.jsssw.org/annual-meeting/post-210.html

 

●7月18日(月・海の日)

ソーシャルワーカーデー2016中央集会

(大正大学礼拝堂)

テーマ:「ソーシャルワークの楽しさ・こわさ・醍醐味~人びとの尊厳と価値の促進~」

集会HP⇒http://www.sw-day.jp/

 

※画像は、箱根彫刻の森にて。

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信州安曇野のこと、むさしの会のこと

2016-03-27 15:21:14 | 日々の雑記

ちょうど1か月前の、先月27日には誕生日を迎えました。

フェイスブックを通じて、多くの方々からお祝いのメッセージを頂戴しました。

暖かい応援のメッセージを、ありがとうございました。

本来であれば、お一人おひとりに返信のメッセージをお届けしなければならないのですが。

今は、本務の業務や数多の宿題も含めて、日々まるで余裕がありません。

もう1ヶ月過ぎてしまいましたが、日頃の非礼をお詫びするとともに、この場でひとことお礼を述べさせていただきます。

皆さま、本当にありがとうございました。

 

 

その誕生日の日は、安曇野のスイス村にいました。

長野県精神科病院協会の職員研修会でした。

午前中から各病院の演題報告をお聞きしていました。

午後のシンポジウムの後、最後の特別講演でお話をさせて頂きました。

講演の冒頭で「本日が誕生日」と自己紹介すると、皆さん笑顔で拍手をして下さいました。

130人の方の拍手で誕生日を迎えられるなど、なかなかない体験で恐縮ものです。

 

講演テーマは「精神科病院の未来を考える~地域移行支援から見えてきたもの」としました。

患者さんを「退院できない人」にさせているのは、精神科病院のスタッフであること。

精神科病院が、現在の病床を温存したままの未来など、今後あり得ないこと。

埋まらない空床がどんどん増えて、廃院にいたる精神科病院が増えていること。

空床を埋めるために患者を長期入院化させている病院は、今後自然淘汰されること。

各地で、病床縮小化と並行した、新しい精神科医療像の追求が行われていること。

今後はダウンサイジングを前提として、人員と資源を、地域に移行する必要があること。

多くの病院が経営に四苦八苦しているが、2018年にもっと大波が来ること。

診療報酬・障害報酬・介護報酬の同時改定で、医療・福祉・介護の方向が決まること。

各病院が、既存の枠組みに捉われず、新しい医療・福祉像をイメージする必要があること。

そのために、自病院の未来像を率直に語りあうプロジェクトを立ち上げる必要があること。

 

地域移行支援を通して、概ねそんなことを述べさせて頂きました。

招いて頂いた立場ですが、精神科病院の従事者向けにしては、少し辛口であったと思います。

それでも、会場の多職種の皆さんは、真剣に聞いてくださいました。

 

今回の機会を頂戴した、飯田病院の小宮山徳太郎副院長にお礼を申し上げます。

国立精神・神経センター病院のアルコール・薬物依存病棟で、ご一緒していました。

昨年7月に、飯田病院の精神科公開ゼミナールでお話をさせて頂きました。

この時のテーマは「精神科病院と地域移行・地域包括支援をつなぐもの」でした。

今年4月に、南信州渓流フォーラムin飯田にもお邪魔させて頂くことになっています。

今度のテーマは「統合失調症をもつ人の支援環境の未来像」となっています。

毎回、難しいお題を頂戴しますが、これまでのご縁を大切にしたいと思います。

篠田看護部長やPSWの皆さんにも、またお世話になりますが、よろしくお願い致します。

 

 

昨日26日は久しぶりに、古巣の病院に行ってきました。

小平市にある国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センターです。

この病院の家族会「むさしの会」例会で、お話しする機会を頂いたためです。

社大の博士後期課程に通う当事者、澤田優美子さんとご一緒でした。

題して「当事者が地域で豊かに生活していくために~精神保健・医療・福祉よもやま話~」。

一方的な講演ではつまらないので、二人で掛け合いトークのスタイルを取りました。

 

まずは、精神病床転換型居住系施設の話から、地域移行支援型ホームの話で滑り出し、

今度は地域の相談支援体制の話から、澤田さんがかかわる青梅や清瀬のピア活動の話へ、

さらに、澤田さんが構成員でもある「これからの精神保健医療福祉のあり方検討会」の話し、

その後、オープンダイアローグの話から、話題の「暴力リーフレット」問題に及び、

参加者も含めて、当事者側の暴力被害、強制入院制度をめぐる家族と当事者の葛藤の話し、

親なき後に向けた自立の試みや、単身在宅生活の工夫、病とのつきあい方まで。

精神医療については、当事者や家族は、制度・政策の中で苦渋の選択をしてしか生きられない現実や、

国の政策が抜本的に変わらない現実が語られ、精神医療国賠訴訟が提起されようとしていることまで、話が及びました。

予定を変更して、途中の休憩を含めると、結局3時間半のやりとりになりました。

 

参加者は約70名ほどでしたが、今回は当事者の方も10名近くいらしたでしょうか。

懐かしい家族会の方々や、かつて関わらせて頂いたご家族と再会することができました。

アルコール病棟で入院されていた方たち3人も、わざわざ駆けつけて下さいました。

「もう断酒して25年になりますよ」とお聞きして、時の流れを感じました。

当事者の方の涙まじりの訴えや、ご家族の置かれた厳しい状況の質問などもありました。

講師が答えるというより、会場の皆さんが真剣に聞き入り、受け止めて応じて下さいました。

この包容力、支え合い、体験の伝えあいが、やはり家族会の原点だなと思い知らされました。

 

最後には、この「むさしの会」創立の陰の立役者とのことで、花束まで頂戴しました。

一昨年の『15年誌』にも書かせて頂きましたが、立ち上げまでには紆余曲折ありました。

病院PSWとして、ご家族の方々と話し合いながら、少しずつ準備を進めました。

時として、PSWはご家族と病院職員の板挟みになることもしばしばありました。

病院トップであった、高橋清久院長(その後、総長)に助けて頂いたことも多々ありました。

1998年11月の「第1回家族の集い」を開き、翌年5月に総会を開いて以降、毎月開催されています。

今回の準備・企画・進行の様子を拝見して、この自助組織の新陳代謝と成長を実感しました。

島本さん、本城さん、住本さんと会長が引き継がれる中で、新しい役員の方々の力量を感じます。

住本会長ほか役員の皆さん、連絡調整の労をお取り頂いた原さん、ありがとうございました。

用意したパワポは結局3分の1しか話せませんでしたが、それだけ充実した時間でした。

18年目に入ったこの「むさしの会」が、更に継続して発展することを心より祈ります。

 

 

毎年のことですが、2月以降、スギ花粉症に苦しめられています。

特にこの3月は、目は痛痒く、くしゃみは止まらず、鼻水は流れ、辛い日々でした。

目を開いているのも辛いし、薬のせいもあり頭が働かず、色々な仕事が滞ってしまいました。

もともとそんなに性能のよくない自身のCPUですが、実感としては、30~40%くらいしか稼働していない感じです。

 

まだ、年度内に仕上げなければならない報告書作成等の仕事も残ってはいるのですが。

それでも、ほんの少しだけ、息継ぎができるようになってきました。

あと5日ほどで新年度も始まりますので、またバタバタの日々が予想されます。

今度はいつ記事を更新できるかわかりませんが、皆さん、どうぞお元気で。

 

 

※画像は、国立精神・神経医療研究センターの桜。

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あの日から5年

2016-03-11 13:24:04 | 日々の雑記

あの日から、5年が経ちました。

 

2011年3月11日、午後2時46分。

大学の研究室で仕事をしていたら、書棚がギシギシと揺れ、本が降ってきました。

かつて体験したことのない揺れに、ただごとではないことは分かりました。

廊下や中庭では、女子学生たちが座り込み、悲鳴を上げていました。

 

少しずつ、各地の映像がネットやテレビで目に飛び込んできました。

不気味に押し寄せる波に、街が呑み込まれていく風景を見ました。

波間に浮かぶ小さな箱が、逃げる人が乗っている車だと理解した時、愕然としました。

すべて現実に起きていることだとは、にわかには信じられませんでした。

 

東京では公共交通機関が止まって、家に帰れなくなったくらいでしたが。

夜中、渋滞が続く国道をとぼとぼ歩きながら、どこまでも続く赤いテールランプにくらくらしました。

翌日の卒業旅行は中止、院生たちと歩いている時に、福島第一原発の第一報が入りました。

とんでもないことが、この国で起きてしまったと実感しました。

 

2011年3月11日。

 

あの日から約1か月後、このブログは炎上しました。

「心理カウンセラーお断り」の記事を掲載したことで、多くの批判を浴びました。

今から考えれば、誰もが言葉を呑み込み、ナーバスになっていたのだと思います。

ディスカッションというよりは、ネガティブでアグレッシブな他罰的な言葉が、ネットを席捲しました。

 

あの日からの2ヵ月で、大きく自分の人生も変わりました。

24年間の結婚生活にピリオドを打ち、離婚をし、家庭を失いました。

住み慣れた土地を離れ、新しい住まいで、時の流れに身を委ねていました。

痩せて表情の乏しくなった自分を、身近な同僚の教員たちが心配してくれました。

 

あの日からの半年は、今から考えれば相当抑うつ的であったのは確かです。

6月の学会や、7月の国際会議開催もありましたから、忙しく立ち働いてはいましたが。

仕事の宿題が溜まっていても、頭がまとまらず、原稿が書けませんでした。

新年度に入ってから教科書が出版されるという、前代未聞の事態も招いてしまいました。

 

あの日から1年半後、自分を奮い立たせ、一念発起して博士論文を書き始めました。

大学院に通っての課程博士ではなく、一発審査の論文博士にチャレンジすることにしました。

何も自分は書き記していない、何も残せていないという感覚が、背中を押しました。

生き残った者として、何か今、書かなければ、死者たちに申し訳ないと思いました。

 

あの日から3年後、何回も書き直した論文を認めて頂き、博士号を取得しました。

その後1年かけて、さらに論文を再構成して、昨年ようやく2冊の本を出すことができました。

とても時間がかかりましたが、自身にとっては死者への贖罪と感謝の日々でありました。

そして今年は、多くの仲間たちと「精神医療国賠訴訟」を提起しようとしています。

 

2011年3月11日。

あの日から、5年が経ちました。

 

宮戸島への訪問を皮切りに、翌年から始まった、専門職大学院のフクシマ・バスツアー。

多くの方のご協力を頂いて、今年も現地の方との交流は続けて行きたいと思います。

もうすぐ卒業の、あるいは入学してくる専門職大学院生とともに、また8月に行きます。

今もフクシマで生活する人々と一緒に、この5年間の意味を考えてみたいと思います。

 

あの日、「最低の政府、最高の国民」と言われた、この国で。

あの日、原発はもうゴメンだと多くの人が思った、この国で。

あの日、国土の半分が人が住めなくなるところだった、この国で。

自分が生きている間に何ができるのか、語られなかった死者の想いに、考えを巡らせてみたいと思います。

 

あの日から、5年が経ちました。

まもなく、午後2時46分ですね。

死者に頭を垂れましょう。

合掌

 

※画像は、未だ帰宅困難地域となっている浪江町の請戸小学校の校舎にて。

他の校舎の時計は、津波到達時刻と思われる15時38分で止まっていました。

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